米国自動車会社のヘルスコスト
Posted by guideboard on 2007/10/22/Mon
米国では、企業による社員の医療保険への福利厚生費の支出は、従業員の定年後の面倒を生涯見るという制度をとっているところが多いという。米国の自動車会社もこれによる多額の福利厚生費でコストがかさみ、トヨタの前に敗れ去ろうとしている。
その危機感からか、全米自動車労組も大幅な労働コストのカットに同意した。
しかし、そのカットされる労働コストを見てみると、賃金以外の部分がものすごく多いことに気付く ( 一人当たり賃金が $28 / 時間、労務費全体が $78 / 時間 )。米国では,所得税は源泉徴収などではなく、申告納税なので、賃金以外の労務コストの大部分が福利厚生費なのだろう。
また GM が抱えている福利厚生費の債務の大きさにも驚く。米国での福利厚生のコストは、国庫からのも企業からのも多額であるのに、社会保障としては日本の方がまだましのようだ。医療にしても、これだけのコストをかけた医療保険で受けることができる医療は、所得水準が高くない階層向けのものでしかないだろう。
NIKKEI NET 2007.10.15
http://car.nikkei.co.jp/news/business/index2.cfm?i=2007101510148c0
GM、医療費債務を分離・5兆5000億円、低賃金体系も導入米ゼネラル・モーターズ(GM)は15日、467億ドル(約5兆5000億円)の医療費債務を分離すると発表した。
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新規採用者向けに導入する低賃金体系では、1時間当たり賃金が14—15.3ドル(現在は約28ドル)にする。医療費など福利厚生を含む従業員1人あたりの労務費は約78ドル(1時間換算)だったが、新賃金体系では3分の1にあたる約26ドルに減る。
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TIME 2007.5
GM $ 1,600
フォード $ 1,200
クライスラー $ 1,500
トヨタ $ 350
日産 $ 250
本田 $ 350
参考資料