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医療崩壊 / 逃散 2 / 検証医師不足第 2 部 (4)

Posted by guideboard on 2007/10/09/Tue

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デーリー東北新聞
(4) 必修化の功罪 研修医取り込みに躍起 2006.3.27

三月五日、仙台市で開かれた東北地方の臨床研修指定病院の合同説明会。
八十七病院のうち、実に八十一病院が参加する盛況ぶりで、担当者は来場した医学生を自分の病院に呼び込むため、熱烈な“ラブコール”を送った。
二〇〇四年度から必修化となった医師臨床研修制度。大学卒業後の新人医師に総合医療が可能な基本的診察能力を備えるため、研修病院で二年間の勤務を義務付けた。
これにより医師は自由に勤務先を選択できるようなったが、病院間、地域間の“格差”が拡大。以前から問題視された「大学離れ」にも拍車が掛かった。

■さらば大学病院

六十、四十九、五十三—。
この数字は過去三年間の医学生と県内研修病院のマッチング(組み合わせ)結果だ。再募集や国家試験の合否などの関係で、実際の研修医数とは多少異なるが、初年度以降は県全体の募集定員の半数を下回る厳しい状況だ。
特に深刻なのは東北地方の大学病院。〇五年は全六病院でマッチ率が五割を切った。
弘前大医学部付属病院も例外ではなく、募集定員四十七人に対し、〇四年は十人、〇五年の九人と、結果は“お寒い”状況。
同病院総務課は「残念だが、大学以外の違う環境、特に都会で働きたいと考える医学生が多いことを示している」と指摘する。
佐藤敬医学部長は「弘大付属病院は高度医療も行うが、広範囲の診療はほかの研修病院に引けを取らない」とアピール。「制度が存在する以上はその中で努力していく」との決意を示す。

■地方にも勝機

先述の合同説明会に参加したむつ総合病院の小川克弘院長は「来年から研修医の受け入れを六人から八人に拡大する。下北全体をカバーする病院として、今後も力を入れる」と強調する。
医学生は「一人前の医師となるために、しっかりと指導してもらえる病院に行きたい」と病院選びには慎重だ。
主催した東北厚生局の佐久間敦医事課長は「指導医の充実や症例数の豊富さなどの環境で地方にも勝機がある」と話し、魅力ある病院づくりの必要性を訴える。
今月で必修化後の“一期生”が二年間の臨床研修を終える。
県内にとどまるか、県外に流出してしまうのか。動向が注目される。

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