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医療崩壊 / 逃散 2 / 検証医師不足第 1 部 (5)

Posted by guideboard on 2007/10/09/Tue

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デーリー東北新聞
(5) 家族のきずな 夫らにのしかかる負担 2006.1.6

昨年十一月三日、青森市のアウガ。「ゆっくりとお湯に入れてくださいね」。助産師の指導に従い、若い夫婦が赤ちゃんの人形を使用して沐浴(もくよく)を体験していた。この日は「1103」の数字にちなみ「いいお産の日」。主催の青森県看護協会は毎年、妊婦や家族を対象に、県内各地で育児支援のイベントを開いている。
「思ったより難しいなぁ」「これからパパになるんでしょ」。会場では夫婦の幸せそうな会話が弾む。同協会助産師職能理事の山田順子さんは「市内はまだ大きな病院や開業医があるが、いない地域の妊婦さんや家族は大変でしょうね」と心配そうな表情を浮かべた。

■全員でサポート

産科医不足は妊婦だけでなく、支えるその家族にとっても大きな負担となっている。
十和田市の下田多香子さん(23)=仮名=は妊娠八カ月。同市内は十和田中央病院の産科が休診しており、出産に対応できるのは個人の診療所のみ。だが、下田さんは八戸市の個人の診療所に通院している。
普段は自分で車を運転して通院するが、体調が悪いときは実家の姉や母の静江さん(54)=仮名=に交代してもらった。「おなかが大きくなってくると往復二時間の運転はきつい。本当に助かる」と家族のぬくもりを実感する。
家族も遠くに通院する多香子さんのことが気掛かりだ。静江さんは「一人目は心配はなかったが、今回は事情が違うので家族全員でサポートしたい」と笑顔で話した。

■二人三脚

昨年七月に八戸市立市民病院で男の子を出産した十和田市の西山美由紀さん(24)は、夫の繁さん(25)=ともに仮名=との“二人三脚”で初めての出産を乗り切った。
繁さんは十和田市内の建設会社に勤務。平日は仕事だが、美由紀さんに無理をさせたくないため、休みを取って病院まで送り迎えをしていた。
出産直前の六月中旬。予定日を過ぎても赤ちゃんが生まれず、美由紀さんは入院。繁さんは出産までの約二週間、仕事が終わるとその足で毎日病院に向かった。
「仕事で疲れていたが、妻が心配だった。同じ境遇の夫はほかにもたくさんいると思う」と繁さん。医師不足の不便さを感じながらも、夫婦のきずなをより確かなものにした。

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