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国民皆保険 6 / 家を売ってでも

Posted by guideboard on 2007/10/08/Mon

本記事の原典は、2006 年 6 月 9 日、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/06/_7_670c.html にアップされた。原典は削除された。


キーワード
国民皆保険、医療、保険、米国、アメリカ、金融、混合診療、株式会社、営利

もう間もなく、日本人の生命、健康を米国保険金融財閥に売り飛ばす法律が成立する。

私は日本共産党のシンパではないが、これだけの危機感を今の日本人は理解できないだろう。

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医療改悪法/社会的連帯ではね返そう
窓口負担増、保険料引き上げ、病院追いだし …
70歳以上の窓口負担を2割、3割に引き上げる。高齢者の保険料は年金から「天引き」にする。重症患者の治療費は、老いも若きも負担増。そのうえ長期入院用のベッドをなくし、病院から高齢者を追いだす計画まで…。“お金の切れ目が、命の切れ目だ”といわんばかりの医療改悪です。

「混合診療」導入
「保険証1枚あれば、必要な医療はすべて受けられる」が、日本の医療制度です。だから、人工透析、眼内レンズ、臓器移植など、最初は保険のきかない高額の医療であっても、やがて保険のなかにくみこまれてきました。
政府が導入をねらう「混合診療」は、このしくみをこわそうというものです。「よりよい医療技術や新薬は保険の対象外に。うけるためには高額の治療費が必要」「お金のない人は保険のきく範囲で」──こんな「混合診療」が導入されたら、保険証だけで病気を治すことができなくなってしまいます。

日米の保険会社のもうけのために
アメリカ系保険会社は、早くも、「のしかかる自己負担」「公的保険適用外の治療費への備えも必要」などをうたい文句に、保険加入を大宣伝しています。

医療費の抑制 – 企業の保険料負担だけが軽くなる
政府や財界は、このまま医療費が増大すれば、経済も財政も破たんすると国民を脅しています。しかし、日本の医療費はGDP比で7.9%と、アメリカの14.6%、ドイツ10.9%、フランス9.7%などと比べても低い水準です(経済開発協力機構の調査)。一方、公的医療保険における窓口負担割合は、イギリス2.0%、ドイツ6.0%、フランス11.2%などに対し日本は16.1%と、患者の窓口負担が突出しているのです。
それなのに、財界は自分たちの保険料負担だけは軽減したいという欲望で、患者負担増を要求(右欄に抜粋)し、小泉内閣はこれを進めようとしているのです。
医療費の患者負担割合を増やせば、医療保険から給付される額が減ります。窓口・保険料負担をあわせた国民負担は増え、企業や国の負担は軽くなるしかけです。

しんぶん赤旗
医療 「しんぶん赤旗」の関連記事一覧
厚労省がデータ“改ざん” 療養病床削る根拠なし 2006.6.2
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医療改悪法案 住江保団連会長の陳述 参院委 2006.6.4
治療の格差 無制限に 2006.6.7
医療改悪法案 看護師不足に拍車 2006.6.7

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オリックス証券、宮内義彦ジャーナルに掲載されていた週刊東洋経済/2002.1.26号の記事

金持ち優遇だと批判されますが、金持ちでなくとも、高度医療を受けたければ、家を売ってでも受けるという選択をする人もいるでしょう。

強欲極まれり。

参考資料

国民皆保険 6 / 家を売ってでも資料


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医療危機への解決策を結構あれこれこねくり回した挙句、悲観的な結論を5/18のエントリーにしています。簡単にまとめるとこのままではどうしようもない。流れは悪い方に加速する一方で、具体的な改善案は、私だけではなく多くの心ある医師がネットでも発表していますが、その… [続きを読む]

受信: 2006/06/14 12:15:46


コメント

オリックスの宮内オーナーの言葉は凄いですね。たぶんこれでも幾分の謙遜をしていて、本音は「家を担保にオリックスから金を借りろ」を我慢してのものに思われます。小泉政権下で増長慢を募らせている経済人の政治支配を減らすには選挙でしょうね。

民主党にどれだけ期待をもてるかは問題ですが、少なくとも政権が変われば自民党政権下で我がもの顔に歩いていた連中は少しは遠ざけられるでしょうから、流れが変わることぐらいは期待できます。そういう目で日医も動くぐらいの姿勢が無いものでしょうか。劣勢に立っている民主党を支援すれば恩を売れますし、政権を奪えば影響力が出ます。自民党なんかいくら支援しても、とうの昔に梯子は外されている事にエエ加減気がついても良さそうですが。

投稿 Yosyan | 2006/06/09 19:04:13

Yosyan 先生侍史
こんにちは、またはこんばんは

コメント有り難うございます。

日医は植松前会長のときに、自民党と距離を置き、是々非々路線で臨みましたが、小泉の医師会改革政策、すなわち会長選挙への介入により、また自民党追従路線に戻ってしまいました。医療改革関連法案強行採決はその証明書みたいなものです。

対決路線でも、追従路線でも、日医の政治力はほとんど無くなってしまいました。そこで日医の存在感を増すための方策として、民主党との政策での連携は検討すべきと思います。

ただ、民主党支持に鞍替えしましたら、何年もの雌伏の年月を経なければならないかもしれませんし、自治労をはじめとした労働組合、健保連との力学で、民主党支持層の中で冷遇される恐れがあります。

また、政権政党から離れると、政府内での様々な委員会への参加、中医協にしても、医療機能評価機構での医療事故の検証システムの制度化にしても、政策に関与していくチャンスが大幅に失われます。

それらのことを踏まえて、崩壊しつつある医療の現状は、今の自民党政府に引っ付いているだけでは防げないだろう、ならばいったん崩壊させて、対立する政権ができて再建に取り組む、とするしかないのかもしれないとも思います。スクラップアンドビルド、これは甘いささやきで、ついそっちに走ってしまいそうになりますが、現実にはそれはできないでしょう。

私は、政権内での政治力を回復するよい手段が日医に残っていない現在、政策、候補者ごとの是々非々路線と、世論を味方につける広報戦略が必要かと思います。

投稿 道標主人 | 2006/06/10 22:42:24

道標主人様。非常に現実的な意見だと私は思います。政治力は衰微したとは言え、政権内にいるメリットは捨てがたいのはご指摘の通りかと思います。民主党が政権を奪取してのスクラップアンドビルドにどれほどの期待が持てるかと問われれば決してバラ色とは思えないからです。

ただ政権内での影響力の保持の観点から見ると微妙なものがあります。前回総選挙の結果は自民圧勝で間違いありませんが、投票率で見るとかなりの僅少差です。オセロゲーム的な結果であり、次回は民主党に僅差が傾く可能性があります。何が言いたいかですが、これまでのように自民永久政権の前提がどれほど信頼できるかです。民主党の動向をどう評価するかで変わりますが、本当に二大政党時代がくる可能性があります。

二大政党が政権を奪取しあう時代が来れば、自民党支持一辺倒では民主党政権時代には冷飯となります。そのため取るべきスタンスとしては2つ考えられます。一つはどちらかの政党に肩入れして冷飯時代を甘受する。もう一つは時の政権与党に擦り寄っていく。どちらにしても難しい選択を迫られる時代だと思います。

投稿 Yosyan | 2006/06/11 17:16:59

Yosyan 先生侍史

重ねてご教示有り難うございます。

日医は、今の自民党政権の中では、どれほどのこともできなくなってしまっています。

ポスト小泉をにらんで、二階、古賀、津島各氏らが動いているようですが、これらの動きが、次の自民党内での力関係につながってくるのかもしれません。安倍氏が総裁になっても、小泉首相ほどの独裁は難しいでしょうかね。

そうしましても、自民党内の派閥力学、人脈で政策実現を目指す、旧来の日医のやり方も使えるでしょうか。それは多少は機能しても、かつてのような政治力で診療報酬増額改定などは無理。財務省、規制改革会議などをバックにした大臣、議員の力の方が勝っているだろうと思います。

また、小沢民主党が力を付けてきて、次期参議院選挙で自民党を凌駕するようになりましたら、先生がおっしゃるとおり、二大政党制につながっていくかもしれません。経済界でも、規制改革会議 – 米国財界利権につながろうとする勢力もあれば、小沢氏を支持する人たちも結構いるらしいです。

私は日本医師連盟には入っていません。自民党べったりではだめだと考えるからです。

これらをふまえて、私は、
1. 日医が国民に好意的にとらえられること
2. 日医は政策ごとに、是々非々で各政党と対峙すること
この二つが同時に成り立てば、政治力がアップするのではないかと思っています。

政策に是々非々で対応することは、国民の支持を得る基本でもありましょう。ぶれない軸で医療と社会保障を守る、という態度に出るのです。1,700 万署名を一瞬にして反古にするような、衆議院厚生労働委員会での参考人発言は、切腹ものです。

電通の人を引き抜いて座らせているようですが、なんか全然だめっぽいですね。日医の対外広報をもっと強力なものに改善しなければなりません。

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民主党は、党員、サポーターがまだ少ないらしいので、日医が民主党支持に鞍替えして、日医連の加入医師が全員民主党党員になってしまえば、民主党内での大勢力になるかもしれませんね。

投稿 道標主人 | 2006/06/12 22:25:49

道標主人様、有益な意見交換が出来たと感謝しています。

日医は現在非常に難しい時期にあると思います。自民に擦り寄っても扱いは冷たいですし、民主に擦り寄ってもどう扱われるか未知数です。そのうえ政権の行方自体が二大政党時代にでも移行されたら、政権内部での影響力行使は今よりさらに難しい舵取りが予想されます。

そんな先行きでの道標主人様のこれからの日医のあり方は卓見かと存じます。自民でもなく民主でもなく、少なくとも医療問題においては日医は第3極の立場を取るという考えに賛同します。また第3極の立脚する地として国民の支持を広く集めるという意見にも賛成です。

大変申し訳ありませんが、この意見交換をベースにして当方ブログで日医のあり方をエントリーさせて頂きます。よろしく御了承くだされば幸いに存じます。

投稿 Yosyan | 2006/06/14 12:14:53

Yosyan 先生侍史

こちらこそ、有り難うございました。

> よろしく御了承くだされば幸いに存じます。
はい。またお邪魔させてください。

日医の在り方について、少し勉強して考えたことなどもあります。また資料を整理してここに載せていこうと思います。

投稿 道標主人 | 2006/06/14 15:05:06

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