JBM / ガリレオ裁判 3 資料
Posted by guideboard on 2007/10/07/Sun
第 13 回日本アレルギー学会春季臨床大会
会期 : 2001 年 5 月 10 日 ( 木 )、11日 ( 金 )、12 日 ( 土 )
会場 : パシフィコ横浜
http://square.umin.ac.jp/allergy-2001s/
一般演題
O-250 テオフィリン中毒で死亡した1喘息剖検例
井上 明 桝沢政広 金子教宏 本島新司
( 亀田総合病院総合内科 / 呼吸器内科 )
Abstract
250 テオフィリン中毒で死亡した1喘息剖検例
通常とは異なった経過をたどったテオフィリン中毒による喘息症例を呈示する。
症例 17歳男性。2歳発症のアトピー型喘息。2000年に入ってから不安定になり発作にて何回か入院を繰り返していたが、2000/12/28に退院。2001/1/1早朝嘔 気にて来院。血清テオフィリン濃度が103μg/mlあったため活性炭を内服させるとともに、活性炭による血液吸着を行うことにした。腎臓内科の協力にて吸着を開始したが 、途中で活性炭カラム内が2回凝血したので通常の血液透析をの準備を行っているうちに痙攣が発症した。経鼻的に気管内挿管し呼吸器を装着したが、この時点から採血直後に凝 血する現象が始まり、次いで著明な肉眼的血尿とともに採血部位からの持続出血が始まった。この時点でAPTT 73.2秒と延長、FDP 39.6 μg/mlと上昇が認められたが血小板数は35万/μlあった。その後貧血が進行、大量の輸血を行うも死亡した。剖検では後腹膜腔への出血と肺鬱血が目立つ所見であり大血 管内の血栓は存在しなかった。2000/12/28の血液中のテオフィリンは検出限界以下であった。臨床的にはDICが急激に誘発され肺鬱血が生じたとの解釈は可能である が、その誘因として低酸素血症、活性炭カラムの可能性も考えられた。血栓形成傾向を示す先天性疾患は否定的であった。このような例は稀であると思われるので報告した。