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JBM / 厳罰主義 2 資料

Posted by guideboard on 2007/10/06/Sat

» JBM / 厳罰主義 2

医療過誤に対する警察の積極的な踏み込みへの期待 http://www.oyako-net.com/medicine_info/column_111.html
小学館 子育ての医学情報 http://www.oyako-net.com/medicine_info/index.html

記事ナンバー 111(2003.10.10より掲載)
医療過誤に対する警察の積極的な踏み込みへの期待
文・恵志泰成 監修・中原英臣 イラスト・山本正子

●6名書類送検という異例の措置

2003年9月、東京慈恵会医科大学付属青戸病院の医師3名が手術ミスによる業務上過失致死の容疑で逮捕されたことは、社会に大きな波紋を投げかけています。

この事件は、2002年11月に前立腺がん摘出のため「腹腔鏡手術」を受けた60歳の男性が、1カ月後に死亡したもので、先端医療だけに難度が高く、熟練した技術が求められるにもかかわらず、手術チームのリーダーが、助手として同様の手術に数回立ち会っただけで、他の2名の経験は皆無。しかも、この腹腔鏡手術の実施に際しては、大学の倫理委員会と青戸病院内の部会での承認を得ることが内規で定められていましたが、手術チームは、この手続きを踏んでいませんでした。

事故を重く見た警視庁は、2003年6月ごろから、病院関係者から事情聴取した結果、この手術には医師6人がかかわり、内3名の責任が重いとして、逮捕に踏み切りましたが、手術を許可した泌尿器科の診療部長と手術に参加した麻酔科医2名も書類送検されました。

この事件は、医師の教育という役割も持つ大学病院という医療機関で、患者が、実験台になったという点をはじめ、さまざまな側面を持っていますが、注目されているのは、医療事故の容疑で3名が逮捕され、6名が書類送検されたという事実です。

2002年、東京女子医大病院で、手術ミスの容疑で2名の医師が逮捕されましたが、これは担当した医師たちが証拠隠滅を図ったために、逮捕せざるをえなかったものとされます。青戸病院の場合には、警察は、より積極的に医療事故に踏み込む姿勢を見せています 。

●送検数減少が示す医療過誤のむずかしさ

警察庁の調べによると、2002年1年間に全国の警察が「医療過誤」として届け出た医療事故・事件は、2001年より7割以上増え、合計183件に上っています。この医療事故の発覚数は、医療ミスに対する社会的批判が強まっていることに呼応して、内部告発の増加などが背景にあると考えられており、1997年に21件だった届け出件数は、年々増加して、5年間で9倍にまで増加したわけです。

ただし、医療過誤に関して、警察が業務上過失致死傷容疑などで医療機関の関係者を逮捕、送検した件数は2000年の59件をピークに減少し、2002年には、183件中わずか16件という低い比率です。

医療事故は、医療関係者のみの立ち会う手術室という「密室」で起こるために、その全容を捜査で把握するのは非常にむずかしく、警察は、医療事故には及び腰であるといわれます。立件までの証拠を確保するためには、捜査員にも高度な医療知識が必要で、特に死因を特定したり、医師の行為で患者さんが死亡したかを判断するためには、専門医の鑑定が必要で、鑑定には非常に時間がかかり、捜査は長期化せざるをえません。また、医師の過失で起こったことが確かでも、医療に「完全」はありえず、技術が高い医師なら助かったケースで、医師の技術が低いことで発生した事故の場合、それが、犯罪性を持っていることを立証するのは、非常にむずかしいわけです。医師の間でも意見は分かれ、専門性が高い分野であれば、さらに判断はむずかしくなります。

非常に悪質とされる東京女子医大のケースでも、公判で、逮捕された医師は、容疑を全面否認しており、青戸病院の場合も、院長は「大学病院の医師が技能を高めるために新しい技術に挑戦しなければならない」といった見解を表明しています。警察が、どれだけ犯罪性を追及できるかは未知数なのです。

●求められる警察の医療事故への積極姿勢

しかし、犯罪性を追及することがむずかしいという警察の認識が変わらなければ、医療過誤は、後を絶ちません。医師としても、失敗を前提として医療を行っているわけではありませんが、「失敗しても何とかなる」のか「失敗したら医師としての生命を絶たれる」という緊張感を持つのかは、結果に大きく影響するわけです。

警察庁は、2004年度予算で、医療過誤事件の専従捜査員の増員要求などを図ることなどを検討しており、医療過誤に積極的に踏み込む姿勢を見せています。これは、非常に価値のある挑戦といえます。そして、私たち一般市民も、周辺で見聞きする事例の中に医療過誤がないか、注意深く見守る必要があります。医療を医師だけに任せていいれば、医療過誤による犠牲者は後を絶たず、事件のもみ消しも、これまでどおり横行するからです。

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共同通信 2006.3.2

医師3人を書類送検 医療過誤で茨城県警

茨城県警は2日、胃がんで手術を受けた男性患者が麻酔や術後管理の誤りで死亡したとして、業務上過失致死容疑で同県つくば市、元筑波メディカルセンター病院外科医(39)、同市、つくばセントラル病院外科医(42)の医師2人を、業務上過失傷害容疑で同市、元筑波メディカルセンター病院麻酔科医(35)をそれぞれ書類送検した。

調べによると医師らは、2002年12月26日に早期の胃がんで手術を受けた同県土浦市の会社員=(47)=を麻酔の際のミスで下肢まひにし、術後管理の誤りで死亡させた疑い。

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asahi.com マイタウン茨城 2006.3.3

2医師、医療過誤容疑で書類送検

病院間の医師の引き継ぎが悪く、転院した土浦市の胃がんの男性会社員(当時47)を03年1月に腹膜炎で死亡させたとして、県警捜査1課は2日、「筑波メディカルセンター病院」(つくば市天久保)に当時勤務していた男性外科医(39)と、「つくばセントラル病院」(牛久市柏田町)の女性外科医(42)を業務上過失致死の疑いで書類送検したと発表した。2人は容疑を否認しているという。

また、県警は同日、メディカルセンターに当時勤務していた男性麻酔科医(35)を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。麻酔科医は、手術前に麻酔をする際、針で脊髄(せき・ずい)などを損傷させ、会社員の下肢をマヒさせた疑い。会社員は下肢マヒの治療のため、メディカルセンターからセントラル病院に転院することになったという。

調べでは、メディカルセンターで早期の胃がんの手術が行われたのは02年12月26日。縫合が不完全だったため、手術後の血液検査で腹膜炎を疑わせるような結果が出ていた。会社員は同30日にセントラル病院に転院したが、執刀した男性外科医は「術後の経過は良好」と検査結果とは異なる情報を同病院に引き継いだという。

さらにセントラル病院では、女性外科医が転院の際に必要な血液検査などを怠ったうえ、脈が通常より速いなど会社員に腹膜炎の症状が見られたにもかかわらず、03年1月3日から食事を出すなどして腹膜炎を悪化させ、同6日に会社員を死亡させた疑い。

調べに、男性外科医は「(引き継ぐのを)忘れた」と話し、女性外科医は「(男性外科医を)信用していた」と話しているという。

会社員の死亡に疑いを持った家族が女性外科医と話し合い、女性外科医が竜ケ崎署に連絡した。

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毎日新聞 2006.3.4

川崎市立川崎病院の医療過誤:業過致死容疑で医師2人を書類送検

川崎市立川崎病院(川崎市川崎区)で03年12月、心臓のカテーテル検査後に女性が腹部の出血で死亡した医療事故で、神奈川県警川崎署は3日、手術を担当した同病院の内科医長(43)と研修医(31)=肩書はいずれも当時=の医師2人を業務上過失致死容疑で横浜地検川崎支部に書類送検した。

調べでは、2人は03年11月30日午前11時半ごろ、胸の痛みを訴えて同院に救急搬送されてきた市内の無職女性(当時70歳)を心筋梗塞(こうそく)と診断。心臓の検査と血管を広げる手術のためカテーテルを挿入する際、右足の付け根から差し込んだプラスチック製チューブ(直径2ミリ)の操作を誤り、先端部で小腸近くの動脈を傷つけ、出血性ショックによる多臓器不全で翌月14日に死亡させた疑い。2人は「よく注意していなかった」と認めているという。

同病院の秋月哲史(さとし)院長は「治療と死亡の関連性については司法の手に委ねる」とのコメントを発表した。

【山衛守剛】
毎日新聞 2006年3月4日 東京朝刊

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共同通信 2006.3.16

誤診で外科医を書類送検 肝臓の出血で患者死亡

茨城県警は15日、業務上過失致死容疑で、つくばセントラル病院(同県つくば市)外科部長の女性医師(42)を書類送検した。

調べでは、医師は2003年4月5日、同県牛久市の男性会社員=当時(63)=の胆のう摘出手術で肝臓を傷付け、止血に手間取るなどした。翌6日、肝臓の再出血を示す症状が出たのに、痛みによる過呼吸と誤診。精神安定剤を注射して出血を促進させ、男性を失血死させた疑い。

医師は02年12月、転院してきた別の男性患者に必要な検査を怠り、症状を悪化させ死亡させたとして、今月2日に業務上過失致死容疑で書類送検されている。

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共同通信 2006.3.16

業過致死で医師を書類送検 ヘルニア手術で女性死亡

石川県警大聖寺署は16日、椎間板(ついかんばん)ヘルニアの手術で誤って血管を傷つけ、患者を死亡させたとして、業務上過失致死容疑で、同県加賀市の山中温泉医療センターの男性外科医(48)=金沢市=を書類送検した。

調べでは、男性外科医は昨年4月28日、加賀市内の無職女性=当時(58)=のヘルニア摘出手術をした際、手術用器具で腹部の血管を傷つけ、転送先の福井大病院で同月29日、失血性ショックで女性を死亡させた疑い。

外科医は「自分に全責任がある」と供述、容疑を認めているという。

福井大病院から連絡を受けた大聖寺署が関係者から事情を聴いていた。

山中温泉医療センターは医療過誤と認めた上で、「ご遺族におわび申し上げたい」と謝罪した。

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時事通信 2006.3.14

監視義務怠り点滴、男児死亡=女性医師ら書類送検−鹿児島県警

鹿児島県薩摩川内市の済生会川内病院(馬場泰忠院長、244床)で2001年4月、看護師任せにして点滴に立ち会わず、薬の過剰投与で入院中の男児を死亡させたとして、県警川内署は16日、業務上過失致死の疑いで、当時勤務していた女性医師(40)=鹿児島市紫原=と女性看護師(28)=同市新照院町=を鹿児島地検に書類送検した。

医師と看護師は、自分のミスと男児死亡との因果関係を認めているという。

調べでは、医師と看護師は4月30日、ぜんそくなどで入院していた鹿児島市の男児=当時(5つ)=に抗不整脈剤キシロカインを点滴。製薬会社は投与時の医師監視を義務付けていたが、医師は他の患者の診療に回り、看護師が誤って通常の16倍の速さで投与、男児を心肺停止状態にさせた疑い。 

(時事通信) – 3月16日19時1分更新

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毎日新聞 2006.3.14
栃木ニュース

医療過誤:業過致死容疑、県立がんセンターの研修医を書類送検 /栃木

◇動脈に傷、患者死亡

宇都宮南署は13日、業務上過失致死容疑で県立がんセンター(宇都宮市陽南)に勤務する外科の男性研修医(29)を宇都宮地検に書類送検した。

調べでは、研修医は昨年8月9日、すい臓がんで入院中の同市内の男性患者(当時73歳)に静脈カテーテルを挿入した際、誤って右鎖骨下動脈を傷つけ、同23日、多臓器不全で死亡させた疑い。

同署は同10日、センターから届け出を受けて捜査していた。調べに対し、研修医は「不注意で死亡させてしまい、反省している」と話し、容疑を認めているという。

県立がんセンターは、「今回の事故を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に全力で取り組んでいきたい」と話している。
【関東晋慈】

3月14日朝刊

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