JBM / 安全のためには 1 / 航空機事故調査委員会 2
Posted by guideboard on 2007/10/06/Sat
本記事の原典は、2006 年 3 月 21 日、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/03/_2_da1d.html にアップされた。原典は削除された。
キーワード
医療、航空、航空機、鉄道、船舶、海難、海運、海事、事故、安全、再発防止
2006.3.20、東京地裁から、重要な判決が出た。2001 年 1 月の日航機ニアミス事故で、起訴されていた二人の管制官に無罪が言い渡された。
その裁判官の次の言葉が重要だ。
「管制官や機長個人に、刑事責任を追及することは相当でない」
土本教授のコメント ( 資料参照 ) は、刑法学の専門家である故のものだろうが、以下の部分が気になる。
「百名の負傷者を出した事故に誰も責任を負わないという結論で国民は納得するだろうか。」
結局、今の日本人の「民度」、「処罰感情」を無視できないのだろう。それでは事故再発防止に何も資することはできないのだが。
また、事故調査・再発防止と個人の刑事過失責任は別次元、と述べているのが、科学の前での司法の限界なのだろう。
本件のような、複雑な要因が絡まった事件で、高度な、専門的な判断の部分を問われる場合、個人の責任追及は何も良い結果を生まないことを考えて欲しい。検察は控訴するのだろうが、高裁、最高裁でも無罪になって欲しい。
参考資料
JBM / 安全のためには 1 / 航空機事故調査委員会 2 資料