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日本医師会 / 執行部の頭脳 2 CM

Posted by guideboard on 2007/09/25/Tue

本記事の原典は、2006 年 10 月 9 日、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/10/post_9194.html にアップされた。原典は削除された。


キーワード
日医、日本医師会、広報、宣伝、情報戦略、中川俊男常任理事

一昨年だったかの忠臣蔵での単発 TV CM に続いて TV CM の第二弾。

日医がいくら日本の医療のためを思って活動し発言しても、新聞記者上がりの評論家に、「日医の主張と反対の事が正しい事」等と言われてしまう。日医の活動と発言、全てが正しいとは言わないが、医療は社会保障であるという基本的な線を守るための活動と主張である事は、日医のウェブサイト ( http://www.med.or.jp/ ) を見れば分かる。

しかしながら、日本中から嫌われている日医。理屈ではない嫌悪感の方が多いだろう。

共同通信 2006.10.5
大手広告会社が実施した調査では、日医について「あまり好きでない」「嫌い」が計35%、「どちらとも言えない」も61%あるなど否定的なイメージを持っている人が多かった。

これだけ多くの人が、知識と理屈で日医を否定的に見ているわけではない。イメージなのだ。そのイメージは、保険医総辞退の頃から、政府とマスコミによって、長い年月をかけて、醸成されてきた。

ならば、日医の主張が受容されるためには、まずは生理的な嫌悪感を持たれない様にする所から始めるべきだ。人と人の間、特に男女の間を見れば分かる。何事もまずは第一印象、ぱっと見が大事なのだ。それで TV CM を打つ。マスコミのスポンサーになる事も意義の一つなのだろうが、ぱっと見を良くする事が最大の意義ではないだろうか。

私は以前から、今のご時世では、日医や医師の団体が TV CM を打つ事が必要であると考え、そのように発言してきた。日医はやっとそのレベルにまで考え方が成長したようだが …..

TV CM とは何だろうか。その第一義はイメージ作りにあるのではないか。

昨年の新聞の意見広告でもそうだが、忠臣蔵の TV CM、そして今回のシリーズでの CM、いずれもイメージ作りにはほど遠い。

asahi.com 2006.10.4
日本医師会、CMでイメージアップ 「脱圧力団体狙う」
CMは3パターンあり、予算は約4億円。
「素人に話しても時間の無駄」「あんた何歳まで生きれば気が済むの」……。診察室や病院の廊下などの映像に、医師による言葉の暴力がテロップで流れる。その後に「私たちはあえて問題にしたい。日本医師会です」とのアナウンスが入る。
「おじいちゃん」と声を掛けられた認知症のお年寄りは孫と気付かず、「こんにちは」とあいさつ。孫が驚くCMでは「これからの日本に欠かせない高齢者医療を支えます」。学校が舞台のいじめ・虐待編では「いじめや虐待を見逃さない。それも大事な医療の一つです」と訴える。

医師の悪いイメージが映像化され、それを言葉で否定しようにもそのようになっていない。医師に対するイメージをさらに貶めるだけではないか。

日医の広報担当は中川俊男常任理事だ。それに元電通社員が広報のアドバイスをしている。中川俊男常任理事がこの CM の原案を作った、あるいは OK を出したのなら、はっきり言って辞めて頂きたい。元電通社員が本気で日医のことを考えて CM を考えたのかも疑わしい。元電通社員が日医の方を向いているか、元居た業界の意を汲んでいるか、その思想を洗い直した方がよい。

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郵政解散衆議院総選挙のとき、自民党も民主党も、広告代理店を使った宣伝戦を行った。民主党が頼ったのは米国系 PR 会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパンだった。米国政財界が郵政民営化を推進する小泉政権に賛成か反対か、それを考えたら、米国の広告代理店を使った時点で負けだ。

以下のブログなどでよく分析されている。

ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 : 広告代理店というのは、「国民洗脳産業」である。2006.3.26

http://amesei.exblog.jp/2879210/

電通、プラップ・ジャパン、I&S/BBDO、フライシュマン・ヒラードといった主立ったPR会社が、「アメリカの金融資本のための郵政民営化」を実現するために、大がかりなチームを組んでいて、その総責任者がアメリカの金融資本の命令を受けて動いている、ローゼンシャイン会長であったということだ。

民主党「日本をあきらめない」の謎。2005.8.28

http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2005/08/post_4dee.html

このキャッチフレーズのために民主党は議席のいくつかを失うかもしれないと思うからである。
普通、キャッチフレーズは終了部分が否定で終わるより、肯定で終わる方が印象が良い。例えばである、決勝戦を前にした高校野球のチームがあって、
「僕たちは優勝をあきらめない」
「僕たちは絶対優勝する」
と言った場合、どちらに勢いを感じるだろうか。
…..
キャッチフレーズの場合にも主語を意識し(日本語は敢えて言わない場合が多いので)、誰に対する呼びかけで、終りは肯定形で終わっているのか、否定形で終わっているのかを意識する必要がある。

日医は、元電通社員などという頼りない人材を使うのは止めたらどうか。それと、自民党、世耕弘成参議院議員を見習ってはどうか。小泉政権の情報戦、宣伝戦を勝利に導いた 44 歳の元 NTT 社員だ。

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中川俊男日本医師会常任理事 : 54 歳 ( 2006 年 4 月就任時 、脳神経外科医、北海道医師会常任理事、新さっぽろ脳神経外科病院 ( http://www.snh.or.jp/index.html ) 院長。

参考資料

日本医師会 / 執行部の頭脳 2 CM 資料

第 1 弾 認知症老人編 QuickTime movie 62 sec. 2.3MB 480 × 360 pixels
第 2 弾 学校いじめ編 QuickTime movie 62 sec. 2.2MB 480 × 360 pixels
第 3 弾 医師暴言編 QuickTime movie 62 sec. 2MB 480 × 360 pixels

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