三重県立病院と野村ホールディングス
Posted by guideboard on 2007/09/16/Sun
日本で病院経営は、それ単独では経営環境が悪すぎる、投資効率が悪すぎる。日本では国民皆保険、すなわち社会資本、公共財として社会主義的な医療財政が採られていて、しかも国の低医療費政策によって医療の現場は締め付けられ、荒廃しているからである。
では、何故セコムは全国で病院を傘下に持っているのだろうか。オリックスは高知県で PFI による病院事業に乗り出したし、神戸製鋼・伊藤忠商事グループは神戸市の市立病院事業に手を挙げた。何故か。
そして野村証券である。
中日新聞 2007.9.13
自治体病院の経営支援 野村ホールディングス
証券最大手の野村ホールディングスが、赤字に苦しむ地方の自治体病院の経営改善を手助けする事業に乗り出したことが13日、分かった。コスト削減の遅れや人口減少などにより全国的に厳しさを増す自治体病院は経営の効率化を迫られている。野村は、経営への助言や資産証券化を通じた資金調達の協力などで、グループの総合力を生かした事業展開を目指す。
医学教育でのひとりごと:三重県立病院を経営支援 野村が正式発表
http://nakaikeiji.livedoor.biz/archives/51071884.html
のコメント欄にも記載したが、ここで資料とともに保存しておく。
野村ホールディングスには、外資がかなり入っているようである。http://www.trend-review.net/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=96710 によると、外国人持ち株比率が 40% を超えているという。
証券会社は慈善事業ではないし、証券会社が入ったら医療点数が上がるというわけでもない。
バックグラウンドを考えると、米国保険金融財閥の対日本戦略の一環だと思われる。
保険会社が病院も持って、そして皆保険制度が無くなるか著しく縮小したらどうなるか、米国の通りになる。医療保険を売り、医療サービスも売る。人の生命や健康に好きな値段をつけて商売ができるのだ。これをアメリカ型医療崩壊と呼ぶ。
参考資料