JBM / 検察と医療
Posted by guideboard on 2007/09/05/Wed
検事の方々には血みどろの現場をご覧になって頂きたい。
毎日新聞 2007.9.4
医療事故:検事が現場学ぶ研修制度本格化
医療事故を巡る刑事事件の捜査や公判に役立てようと、検事が大学病院に出向いて医療現場を学ぶ研修制度が本格化している。一昨年から始まった試みだが、今年は研修生を大幅に増員し、7月上旬、全国から検事20人が二つの大学病院での研修に参加した。法務・検察幹部は「医療現場の感覚を取り入れて真相の解明に生かしたい」と期待を寄せる。
検事の方々は医療の現場の何をご覧になられるのだろうか。高校生の社会見学みたいに、ぞろぞろ列をなして歩いて見て回るだけのようにも思えるが。
夜通し押し掛けてくる救急患者に孤軍奮闘する不法就労状態の当直医の姿を見学するのだろうか。医療事故の原因の一つを目の当たりにして何を思われるだろう。別の見方で申せば、現在進行中の触法状態を看過されるのか。
CPC ( clinical pathological conference ) を見学するのだろうか。病因や死因、医療をその結果である「死」から検証する場で、様々な疑問点や反省点が挙げられていく。あのときこうしていれば予後が変わった可能性がある ….. ひょっとしたら業務上過失になるものがあるかもしれない、医学医療のいたらなさの数々を目の当たりにして、その場で直ちに法を執行するべき立場にいらっしゃるのではなかろうか。
せっかく研修されるのなら、血みどろの医療の現場に投げ込まれて頂きたいが、逮捕者続出になってしまうかもしれない。そうすると、医師が血みどろの刑事訴追の場に投げ込まれることになって、お互いによい経験ができる ….. というのは冗談だが、医師、科学者の思考と、それらの現実の世界での実践が、様々な揺らぎや渦を引き起こしながら成り立っているのを、ご覧下さるだけでも大変なご苦労だろうが、できるなら感じて頂きたい。
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検察トップは次のようにコメントしたことがある。
asahi.com 2006.9.13
「被害者の心情に配慮した科刑を」 但木検事総長
但木敬一検事総長は13日、全国8高検の検事長や50地検の検事正が集まる検察長官会同のあいさつで、「山口県光市母子殺人事件に関する最高裁判決の趣旨に十分留意していただきたい」と述べ、検察官に厳しい求刑を促す姿勢を示した。
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但木総長は「遺族を含む犯罪被害者の心情に十分配慮した厳正な処分や科刑の実現により、治安回復の目的を達成しなければならない」と強調した。
但木検事総長の談話については、その真意に重要な意味があるようだ。元検弁護士のつぶやき http://www.yabelab.net/blog/の2006.9.13 検察庁の重罰化 ( 重要な追記あり ) http://www.yabelab.net/blog/2006/09/13-193440.php を参照。
参考資料