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大淀事件 25 ( 20061125 / 12:45 )

Posted by guideboard on 2007/07/14/Sat

本記事は、2006 年 11 月 25 日、午后 0 時 45 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件 20 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀町立大淀病院、産婦人科、産科、妊婦、転送、搬送、受け入れ拒否、死亡、私感、脳内出血、脳出血、CT

毎日新聞根本毅記者は、なにか根本的な理解が足りないのではないだろうか。

厚生省研究班が、妊婦の意識障害に対して、CT を速やかに撮影すべしと言うガイドラインを出しているのではない。以下の署名記事では、タイトルと報道の内容が全く正反対に乖離している。

妊婦の脳出血は、子癇より遥かに低い頻度であり、それをすべて CT で検出するための、有用性と危険性のバランス、検査の感受性や特異性については思い至っていないのだ。子癇の危険性は、これまでの本件を扱った種々のインターネット上の検討で示されているように、母児共に死に至るリスクがあるものである。お母さんが震えているだけではないのだ

毎日新聞 2006.11.21
「CTに有用性」 脳内出血死、9年前の提言生かせず 奈良・妊婦転送死亡で
診断について「頭痛や血圧上昇、意識消失があると、産婦人科医の多くは妊娠中毒症や子癇(しかん)発作と考え、その治療を優先させる。これは現時点では正しい」とした。その上で、CT(コンピューター断層撮影)の有用性に触れ、「どの症状なら脳出血を疑い、画像診断(CT)すべきかガイドラインを示す必要がある」と提言した。

いまだ、医学では、この問題をクリアできていないのだ。「どの症状なら脳出血を疑い、CT を撮像するすべきかのガイドライン。」

これがあれば、大淀病院の産婦人科医は、もっと迷うことがなかっただろう。子癇だったら CT の輪の中で母児ともに失われるかもしれない ….. その危険を犯して CT を撮像して、それにかかる時間は 1 時間では済まない。首尾よく脳出血と分かった。では、搬送先をあたる条件はより厳しいものになっていたはずだ。ますます受け入れ先を見つけるのが困難にならないか。

奈良県の大淀病院という医療供給の制限がついたところで、しかも分娩室と CT 検査室が離れているところで、オンコールの技師で撮像しなければならない体制、これらの諸条件を考えなければならないのに、その考察を怠った報道を続けて来たのだ。

誤報と呼んでもよい、毎日新聞の一連の報道を正当化するためのこじつけが、この記事のタイトルなのだ。

この記事でもう一点、気になるところがある。記事の最後の次の一文である。

—– 以下引用 —–

「9年前と変わらず、全身管理の専門家や設備がほとんどない状態で大多数の分娩が扱われていることが最大の問題。こんな危険な環境での分娩は、日本ぐらいなものだ」

—– 以上引用 —–

この報道の長屋医師は、本当にこういうことを言ったのだろうか。日本以外の多くの国では、ほとんど全ての出産が高度な医療機関で行われているというのだろうか。ちょっと想像を働かせてみよう。

———-

リンク

CTは死のトンネル

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以下、参考資料

大淀事件 25 資料 | 旧 奈良産科転送事件 20 資料

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