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大淀事件 20 ( 20061105 / 23:53 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 11 月 5 日、午后 11 時 53 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 16 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀町立大淀病院、妊婦、転送、搬送、受け入れ拒否、たらい回し、脳出血、死亡、MBS

このテレビ報道では、医師の判断ミスと簡単に断定している。そしてそのインタビューに答えた医師たちのコメント。

2006.11.2 MBS ( 大阪毎日放送 ) 特集 妊婦の命は救えなかったのか

末原則幸大阪府立母子保健総合医療センター産科部長
脳出血であれば大学で脳外科のある病院や救命救急センターを中心にさがしますのでもう少し早く見つかった可能性はあります。

打出喜義金沢大学産科婦人科学講師
産婦人科の病棟が満床でも病院全体の中で少しどこかに空きがあったらやはり … その … 引き受ける … というか … ことはできたんじゃないかなって思いますけど。

大阪毎日放送には、ミスという言葉を、その本来の意味からは超越した次元で用いて事象を表現する能力を備えているか、ミスと判断できる神懸かり的な能力を持った報道記者がいらっしゃるのだろう。

脳出血というさらに厳しい条件がつけば、さらに受け入れる敷居が高くなるのではないだろうか。

満床とは、ベッドが空いているいないの物質的な状態だけを指しているのではない。満床の入院患者さんの診療に対応するスタッフが手一杯という事も同時に存在しているのだ。特に ICU、NICU では、一人患者さんが定床をオーバーするだけでスタッフへの負担は何割か増え、全ての患者さん危険度が増す。

( 以下、参考までに。病床数に対する医師や看護師の定数は、現在の日本の法定数でみると、現実的には足りないマンパワー、すなわち日本の病院は、先進諸国より、病床一床あたり、少ないマンパワーである。そこへ夜間緊急でハイリスク分娩の患者さんが入って来たら、既に病床にいる患者さんも搬入されようとするハイリスク分娩の患者さんも、より危険度が増す。)

本件では、複数の産科医、複数の脳神経外科医、麻酔科医、小児科医が待機していて、手術室をすぐに稼働できる設備と手術室スタッフと、ICU、NICU の物理的な空床と、さらにそこへ重篤な患者さん二名 ( 母児 ) を受け入れることができる ICU、NICU のスタッフが必要なのだ。廊下の隅で処置をして、というレベルは、たとえその時、患者さんやそのご家族が希望されたとしても、決して許されるものではないだろう。

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参考リンク

2006-11-02 「マスコミたらい回し」とは? (その30) 大阪のMBS、今日になっても「医療ミス」を主張 大淀病院産婦死亡事例の資料集(ビデオキャプチャ画像→クリックすると拡大します) →追記あり

以下、参考資料

大淀事件 20 資料 / MBS 20061102
2006.11.2 MBS ( 大阪毎日放送 ) 特集 妊婦の命は救えなかったのか ( LIVEJOURNAL )

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