大淀事件 16 ( 20061027 / 13:55 )
Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun
本記事は、2006 年 10 月 27 日、午后 1 時 55 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 12 ) がアップされたものである。原典は削除された。
キーワード
毎日新聞、奈良支局、奈良県、大淀町立大淀病院、産科、妊婦、転送、搬送、受け入れ拒否、死亡、脳内出血、行政、システム
毎日新聞奈良支局からの続報である。産經新聞とは反対の方向への、これも豹変ぶりだ。
産經新聞の場合
大淀事件 09 ( 20061023 / 13:51 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 6
産經新聞 2006.10.22
「判断、処置ミスない」
奈良県産婦人科医会が声明
問題の深さ浮き彫り
大淀病院の原育史院長 ( 63 ) が 17 日の会見で産科医の判断ミスを認めたが、奈良県医師会の産婦人科医会は 19 日の臨時理事会で「主治医の判断や処置にミスはなかった」との結論をまとめた。搬送先がすぐにみつかれば助かったのではないか -。遺族が医療ミスを疑うのも、ある意味当然のことだろう。しかし、現場の医師の抱える現状や診断の難しさを考慮に入れると、問題の深さが浮き彫りになってくる。
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大淀事件 09-2 ( 20061024 / 22:33 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 6-2
産經新聞 主張 2006.10.24
【主張】病院たらい回し 患者本位の基本忘れるな
重体の患者を引き受け、面倒な医療訴訟を起こされる事態を避けたがる受け入れ側の病院の体質もあるだろう。厚労省によると、周産期医療は訴訟が多く、医療ミスや医療事故の12%は、産婦人科医が当事者だという。
妊婦が最初に入院した大淀病院の誤診の問題も、忘れてはならない。大淀病院は容体の急変後、妊娠中毒症の妊婦が分娩中に痙攣(けいれん)を引き起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、痙攣を抑える薬を投与した。当直医が脳の異常の可能性を指摘し、CT(コンピューター断層撮影法)の必要性を主張したが、受け入れられなかった。
脳内出血と正確に診断されていれば、搬送先の幅が広がり、早く受け入れ先が決まっていた可能性は高い。
産經新聞は、このように転落した。
毎日新聞奈良支局の場合。
大淀事件 / 毎日新聞 | 旧 奈良産科転送事件 / 毎日新聞
毎日新聞 奈良県版 2006.10.22
支局長からの手紙:遺族と医師の間で /奈良
今年8月、大淀町立大淀病院に入院した五條市の高崎実香さん(32)が容体急変後、搬送先探しに手間取り大阪府内の転送先で男児を出産後、脳内出血のため亡くなりました。
結果的には本紙のスクープになったのですが、第一報の原稿を本社に放した後、背筋を伸ばされるような思いに駆られました。
「もし遺族に会えてなかったら……」
というのは、今回の一件はほとんど手掛かりがないところから取材を始め、かなり時間を費やして事のあらましをどうにかつかみました。当然ながら関係した病院のガードは固く、医師の口は重い。何度足を運んでもミスや責任を認めるコメントは取れませんでした。なにより肝心の遺族の氏名や所在が分からない。
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毎日新聞 2006.10.26
記者の目:「次の実香さん」出さぬように=青木絵美(奈良支局)
◇「人と予算」伴った対策を−−医師だけを問責するな
奈良県大淀町立大淀病院で今年8月8日、分娩(ぶんべん)中に意識不明になった高崎実香さん(32)が、19病院から搬送を断られた後、大阪府吹田市の国立循環器病センターで男児を出産し、8日後に亡くなった。私は取材を通じ、出産前後の医療システムについて考えさせられた。「財政難」を理由にその整備を怠ってきた奈良県と、深刻な医師不足で激務を強いられている医療現場双方が、「次の実香さん」を出さないよう、今こそ「人と予算」の伴った対策をとるべきだと言いたい。
医療現場は、現状でできるだけの事をしたのだ。これ以上の負担は、さらに医療の質を落とすことになる。医師のやる気を失わさせたら、医師の数、すなわち医療の供給の量も減る。毎日新聞をはじめ、マスコミ各社は、医療の整備をと言いつつ、医師個人を非難する。言っている事とやっている事が違うではないか。
小泉改革で、医療にかける公的負担は削減された。安倍新政権はさらに医療費抑制政策を採ると言っている。
毎日新聞は、医療現場にシステムをどうこうせよと言うのではなく、総理大臣、厚生労働大臣、奈良県知事を指弾すべきではないか。
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