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大淀事件 15 資料 / 毎日新聞 2006.10.26

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 15 ( 20061027 / 09:49 )

毎日新聞 2006.10.26

緊急搬送体制に不安の声 医療現場の疲弊へ指摘も
奈良・妊婦転送死亡:緊急搬送体制に不安の声 医療現場の疲弊へ指摘も—-読者から

◇読者から反響

奈良県大淀町立大淀病院で意識不明となった妊婦が搬送先の大阪府内の病院で死亡した問題を毎日新聞が特報してから1週間が過ぎた。25日までに、読者から手紙やメール、電話などで約50件の反響があった。「母体・胎児の緊急搬送体制を早急に整えるべきだ」という意見のほか、「問題の背景には疲弊した医療現場の現状がある」との指摘もあった。

【今西拓人】

妊婦は今年8月、分娩(ぶんべん)中に意識不明になった。緊急搬送先を探したが、計19病院で受け入れられず、急変から約6時間後、国立循環器病センター(同府吹田市)に搬送。男児は生まれたが、妊婦は8日後に亡くなった。

緊急搬送体制の不備への不安の声は多く、奈良県の女性は「(打診され、受け入れなかった)各病院か、大淀病院か、奈良県のシステムか、どこに問題があるのか、はっきり知りたい」。一方、「医療が貧困な県に住むと、助かるはずが助からない事態に遭遇するのでは、と不安になる」(奈良市の読者)と、医療の地域格差があってはならないとの指摘もあった。

■責任の所在について

妊婦は脳内出血を起こしていたが、大淀病院は分娩中にけいれんを起こす「子癇(しかん)発作」と判断。原育史・同病院長は会見で「判断ミスがあった」と認めた。72歳の主婦は「その時の医者の出会いで寿命が決まるのは、ふびん」とメールに記した。一方、滋賀県の医師は「問題は、母子救急が満床になり、受け入れ不可能になってしまう状況だ」と訴える。

■問題の背景

ある読者は「産科医療の問題の根源は、産科医不足にある」と指摘する。大学の研究者は、今回の問題について「行政による経済的裏付け、病床数などのハード面と医師や看護師らのソフト面が十分でなく、現場が疲弊しきっている中で起きた」とし、医療現場の改善が急務だと訴える。

ある産婦人科医は「だれが出産は安全と、決めつけたのか」と疑問を投げかけた。この医師は「幸せな面ばかり強調しているが、一定の確率で合併症は起こりうる」と主張している。

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◇情報お寄せください

産科医療や医療全般に関する情報、意見をお寄せください。〒530-8251 毎日新聞社会部(住所不要)、ファクス06・6346・8187、メール o.shakaibu@mbx.mainichi.co.jp

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毎日新聞 2006.10.26

周産期医療拡充、奈良県知事に緊急要請 3団体が文書提出
奈良・妊婦転送死亡:周産期医療拡充、知事に緊急要請 3団体が文書提出 /奈良

大淀町立大淀病院で妊婦の搬送先がなかなか見つからず、大阪府の病院で死亡した問題で、県母親大会連絡会(山田トシエ会長)など3団体が25日、再発防止や周産期医療体制の拡充を求める緊急要請の文書を、柿本善也知事に提出した。

他の2団体は、新日本婦人の会県本部(田中千賀子会長)、県商工団体連合会婦人部協議会(岡本寿美子会長)。文書では、分娩が可能な施設が県北西部に集中している点や、母体・胎児の集中管理治療室(MFICU)が不足している現状を指摘し、県側の対応を強く求めている。

【中村敦茂】

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