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Archive for July 8th, 2007

大淀事件 20 ( 20061105 / 23:53 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 11 月 5 日、午后 11 時 53 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 16 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀町立大淀病院、妊婦、転送、搬送、受け入れ拒否、たらい回し、脳出血、死亡、MBS

このテレビ報道では、医師の判断ミスと簡単に断定している。そしてそのインタビューに答えた医師たちのコメント。

2006.11.2 MBS ( 大阪毎日放送 ) 特集 妊婦の命は救えなかったのか

末原則幸大阪府立母子保健総合医療センター産科部長
脳出血であれば大学で脳外科のある病院や救命救急センターを中心にさがしますのでもう少し早く見つかった可能性はあります。

打出喜義金沢大学産科婦人科学講師
産婦人科の病棟が満床でも病院全体の中で少しどこかに空きがあったらやはり … その … 引き受ける … というか … ことはできたんじゃないかなって思いますけど。

大阪毎日放送には、ミスという言葉を、その本来の意味からは超越した次元で用いて事象を表現する能力を備えているか、ミスと判断できる神懸かり的な能力を持った報道記者がいらっしゃるのだろう。

脳出血というさらに厳しい条件がつけば、さらに受け入れる敷居が高くなるのではないだろうか。

満床とは、ベッドが空いているいないの物質的な状態だけを指しているのではない。満床の入院患者さんの診療に対応するスタッフが手一杯という事も同時に存在しているのだ。特に ICU、NICU では、一人患者さんが定床をオーバーするだけでスタッフへの負担は何割か増え、全ての患者さん危険度が増す。

( 以下、参考までに。病床数に対する医師や看護師の定数は、現在の日本の法定数でみると、現実的には足りないマンパワー、すなわち日本の病院は、先進諸国より、病床一床あたり、少ないマンパワーである。そこへ夜間緊急でハイリスク分娩の患者さんが入って来たら、既に病床にいる患者さんも搬入されようとするハイリスク分娩の患者さんも、より危険度が増す。)

本件では、複数の産科医、複数の脳神経外科医、麻酔科医、小児科医が待機していて、手術室をすぐに稼働できる設備と手術室スタッフと、ICU、NICU の物理的な空床と、さらにそこへ重篤な患者さん二名 ( 母児 ) を受け入れることができる ICU、NICU のスタッフが必要なのだ。廊下の隅で処置をして、というレベルは、たとえその時、患者さんやそのご家族が希望されたとしても、決して許されるものではないだろう。

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参考リンク

2006-11-02 「マスコミたらい回し」とは? (その30) 大阪のMBS、今日になっても「医療ミス」を主張 大淀病院産婦死亡事例の資料集(ビデオキャプチャ画像→クリックすると拡大します) →追記あり

以下、参考資料

大淀事件 20 資料 / MBS 20061102
2006.11.2 MBS ( 大阪毎日放送 ) 特集 妊婦の命は救えなかったのか ( LIVEJOURNAL )

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大淀事件 19 資料 / 神戸新聞・共同通信 20061030

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 19 ( 20061030 / 20:49 )


神戸新聞 2006.10.30 朝刊
この下に紹介する共同通信のものとほぼ同じ。この記事は共同通信配信のものであることが分かる。

危うい「安全な出産」
奈良の妊婦転送拒否、死亡
病院連携や情報に不備

奈良県の大淀町立大淀病院で分娩中に意識不明になった高崎実香さん ( 32 ) が、約 20 の病院に受け入れを断られ、その後死亡した。産科医不足の中、病院のネットワークが不十分で、安全な出産を支える仕組みが危うい現実を浮き彫
りにしている。

「バイタル安定」

「頭痛と血圧上昇。子癇発作がある。バイタルサインは安定」。八月八日午前二時半ごろ、大淀病院からの依頼を受けた奈良県の中核病院、県立医大病院から、大阪府立母子保健総合医療センターに患者受け入れ打診の電話が入った。

子癇発作は、けいれんが起き高血圧などの症状がある重い妊娠中毒症。

大阪の基幹病院で百床のベッドがある同センターも満床のため受け入れられなかった。最終的に国立循環器病センターに転送されたのは午前六時すぎ。高崎さんは「脳内出血」と診断され、手術を受けて男児を出産したが、意識不明のまま八月十六日に死亡した。

ベッドとスタッフ

問い合わせを受けた病院のうち、少なくとも八病院は満床だった。

大阪市立総合医療センターは、九床の新生児集中治療室 ( NICU ) が満床で、重症の新生児がいたため、さらに予備ベッドも使っていた。「常に七、八床埋まっている状態」という。

堺市のベルランド総合病院は高リスクの一人を含む三人が分娩予定で、さらに帝王切開の妊婦も入院したため、当直医のほか産科部長も呼び出されていた。「医療スタッフにこれ以上余裕はなかった」。ベッド、スタッフ。対応できる病院はなかなか、なかった。

重複して打診

大淀病院の担当医は脳内出血を疑わず、CT 検査をしていなかった。脳内出血をうかがわせる情報はなく、「容体は安定」という情報が伝わっていた。

ある病院の医師は、満床を理由に断ったが「子癇発作なのに容体が安定しているという情報は不自然だった。意識消失と聞いたが、一時間以上続いているとは分からず、状態が具体的ではなかった」と指摘する。

同時に病院を探した県立医大病院は十九、府立母子保健総合医療センターは八の病院に患者受け入れを打診、どちらも「最終的に循環器病センターから了解を得た」と説明する。重複して打診があった病院もある。受け入れ先をもっと早く見つけることはできなかったのか。奈良県が調査する予定はない。

遺族「真実知りたい」

死亡した高崎奥書さんの遺影の前で長男を抱く夫の晋輔さん = 奈良県三郷町

「死が無駄にならないよう、こうしたことが二度と起きないようにしてほしい」。高崎実香さん(三ニ)が産んだ奏太ちゃんを抱いて、夫晋輔さんは ( 二四 ) 訴える。

八月十六日に実香さんが亡くなった直後から大淀病院に説明を求めたが、応じたのは約一カ月後。二回目に病院側弁護士は「百パーセント過失はない」と断言した。問題が報道された十月十七日、病院は「結果的に判断ミスだった」と記者会見で認めたが、その二日後、奈良県産婦人科医会は「判断に問題はなかった」と発表した。

晋輔さんの父憲治きん ( 五二 ) は「補償や誰かの処罰を望んでいるわけではない。本当のことを知りたいだけ」と話す。

施設なく、過酷労働 奈良の母子医療

奈良県は妊婦の救急患者の約四割を大阪府の病院に搬送している。リスクの高い母親と新生児の両方をケアできる施設として厚生労働省が都道府県に整備を求めている「総合周産期母子医療センター」は八県で未整備。奈良はその一つだ。

三月現在で、県内の新生児集中治療室 ( NICU ) は計四十床だが、県医療審議会作業部会の試算では百十九床必要。だが「医師や看護師の確保は容易でない」(県医務課)。

県立奈良病院は産科医六人で当直は月五回。手術待機も多く、労働条件が過酷すぎ一時は分娩の予約を大幅に減らした。

大阪側も余裕はない。二〇〇五年の救急搬送は〇二年の一・五倍の約千八百件。他県から受け入れも多い。四十三の病院が参加、空きベッドなどの状況を公開したシステムを導入しているが、搬送先が見つからない場合もある。


共同通信 2006.10.30

出産支える仕組みに危うさ 病院連携、情報伝達に課題 「特集」奈良の妊婦転送拒否 -1-

奈良県の大淀町立大淀病院で分娩(ぶんべん)中に意識不明になった高崎実香(たかさき・みか)さん(32)が約20の病院に受け入れを断られ、その後死亡した問題は、産科医不足の中、病院のネットワークが不十分で、安全な出産を支える仕組みが危うい現実を浮き彫りにした。

▽「バイタル安定」

「頭痛と血圧上昇。子癇発作がある。バイタルサインは安定」。8月8日午前2時半ごろ、大淀病院からの依頼を受けた奈良県の中核病院、県立医大病院から、大阪府立母子保健総合医療センターに患者受け入れ打診の電話が入った。

子癇発作は、けいれんが起き高血圧などの症状がある重い妊娠中毒症。

大阪の基幹病院で100床のベッドがある同センターも満床のため受け入れられなかった。最終的に国立循環器病センターに転送されたのは午前6時すぎ。高崎さんは「脳内出血」と診断され、手術を受けて男児を出産したが、意識不明のまま8月16日に死亡した。

▽ベッドとスタッフ

問い合わせを受けた病院のうち、少なくとも8病院は満床だった。

大阪市立総合医療センターは、9床の新生児集中治療室(NICU)が満床で、重症の新生児がいたため、さらに予備ベッドも使っていた。「常に7、8床埋まっている状態」という。

堺市のベルランド総合病院は高リスクの1人を含む3人が分娩予定で、さらに帝王切開の妊婦も入院したため、当直医のほか産科部長も呼び出されていた。「医療スタッフにこれ以上余裕はなかった」。ベッド、スタッフ。対応できる病院はなかなか、なかった。

▽情報伝達不備

大淀病院の担当医は脳内出血を疑わず、CT検査をしていなかった。脳内出血をうかがわせる情報はなく、「容体は安定」という情報が伝わっていた。

ある病院の医師は、満床を理由に断ったが「子癇発作なのに容体が安定しているという情報は不自然だった。意識消失と聞いたが、1時間以上続いているとは分からず、状態が具体的ではなかった」と指摘する。

別の病院の医師は「脳内出血を疑う情報があれば、救命救急センターで対応するなど別の方法を探したかもしれない」と話す。

同時に病院を探した県立医大病院は19、府立母子保健総合医療センターは8の病院に患者受け入れを打診、どちらも「最終的に循環器病センターから了解を得た」と説明する。重複して打診があった病院もあるが、奈良県が調査する予定はなく、受け入れ先をもっと早く見つけられなかったかは不明だ。

体制未整備、過酷勤務 奈良の母子医療、大阪依存 「特集」奈良の妊婦転送拒否 -2-

奈良県は妊婦の救急患者の約4割を大阪府の病院に搬送している。リスクの高い母親と新生児の両方をケアできる施設として厚生労働省が都道府県に整備を求めている「総合周産期母子医療センター」は8県で未整備。奈良はその1つだ。

3月現在で、県内の新生児集中治療室(NICU)は計40床だが、県医療審議会作業部会の試算では119床必要という。だが「医師や看護師の確保は容易でない」(県医務課)と実現には課題がある。

県立奈良病院は産科医6人で当直は月5回。手術待機も多く、労働条件が過酷すぎミスしないようにと、一時は分娩(ぶんべん)の予約数を大幅に減らした。

頼みの大阪側も余裕はない。2005年の救急搬送は02年の1.5倍の約1800件。他県から受け入れも多い。43の病院が参加、空きベッドなどの状況を公開したシステムを導入しているが、搬送先がなかなか見つからない場合もある。

基幹病院の府立母子保健総合医療センターの末原則幸(すえはら・のりゆき)産科部長は「奈良県内で受け入れる施設を整備し、搬送をコーディネートする人がいないと今回のような患者は救えないのではないか」と話している。

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大淀事件 19 ( 20061030 / 20:49 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 30 日、午后 8 時 49 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 15 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀町立大淀病院、産科、産婦人科、妊婦、転送、搬送、受け入れ、拒否、死亡、脳内出血、子癇、搬送システム、連携システム、医師叩き、医者叩き、犯人探し

ネット上でいろいろな情報が明らかになってくると、マスコミも、いつまでもでたらめな報道で医師を叩いていられなくなった。

医療の現場に犯人を見つけ出して、そこを断罪したい。そういう意図が、本日の報道にも感じられる。システムの問題と言いつつ、個人に責任を求めてしまう。現在のところ、マスコミも世論も、ここをまだ乗り越えることができていないのだ。

最初の診断、転送を依頼する依頼の仕方、そこに問題ありとして、追求を続けている。子癇だがバイタルサインは安定、そういう事態があって何の不思議もない。マグネゾール投与で子癇の症状が一時落ち着いたという評価を伝えたことに、何か過誤があるというのだろうか。マスコミは、まだ個人の責任追及を忘れていない。

神戸新聞 2006.10.30 朝刊
危うい「安全な出産」
奈良の妊婦転送拒否、死亡
病院連携や情報に不備
「頭痛と血圧上昇。子癇発作がある。バイタルサインは安定」。八月八日午前二時半ごろ、大淀病院からの依頼を受けた奈良県の中核病院、県立医大病院から、大阪府立母子保健総合医療センターに患者受け入れ打診の電話が入った。
子癇発作は、けいれんが起き高血圧などの症状がある重い妊娠中毒症。
…..
ある病院の医師は、満床を理由に断ったが「子癇発作なのに容体が安定しているという情報は不自然だった。意識消失と聞いたが、一時間以上続いているとは分からず、状態が具体的ではなかった」と指摘する。

この医師が、報道機関のインタビューにどう答えたのか、正確なところが分からないのが残念だが、こういうコメントが活字になり、転送依頼の仕方に問題があった、初療医の判断や言葉に問題があったという流れに使われる事を危惧する。

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以下、参考資料

大淀事件 19 資料

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大淀事件 18 資料 / 大阪府保険医協会声明 / 各社報道 20061027

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 18 ( 20061027 / 11:19 )


asahi.com 関西 2006.10.27

県警、病院関係者から一斉聴取 因果関係捜査 妊婦死亡

奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、意識不明の重体になった妊婦が県内外の19病院に受け入れを断られた末、出産後に死亡した問題で、県警が大淀病院の主治医や院長、搬送先の病院から一斉に任意で事情を聴いていることがわかった。県警は業務上過失致死容疑で同病院を捜査しており、死亡と病院側の診断・処置との因果関係を調べる。

県警は、大淀病院からすでにカルテと看護記録などの任意提出を受けており、遺族からも話を聴いていた。

妊婦は8月8日午前0時ごろ、分娩(ぶんべん)中に頭痛を訴えて意識を失ったが、単なる失神と判断され、約1時間20分、治療されなかったとされる。その後、激しいけいれんを起こしたが、主治医は「子癇(しかん)」の発作と判断し、CT(コンピューター断層撮影)で脳の検査をしなかった。妊婦は搬送先の大阪府内の病院で脳内出血と診断され、8日後に亡くなった。


奈良新聞 2006.10.27

院内連絡態勢を強化-妊婦死亡の大淀病院

入院中の妊婦が意識を失い、転送先の病院で死亡した問題で、大淀病院は院内に安全委員会を設置、注意が必要な患者に対する処置検討を徹底する取り組みを進めていることが26日、分かった。横沢一二三事務局長は「二度とこのようなことが起きないように」と、院内の連絡体制を強化する姿勢を示している。

同病院はこれまで、特に処置の検討が必要な患者について月初めの土曜日に院長や医師による検討会議を開催していたが、今回の問題を受けて院長、医師、看護師長、薬剤部長、事務局員らで構成する安全委員会を設置、今月17日以降は日曜日を除く毎日、同委員会を開いているという…


大阪府保険医協会

奈良県町立大淀病院問題で「声明」を発表
☆保険医協会は10月27日、奈良県町立大淀病院問題で、以下の「声明」を発表しました。

声明
政府や自治体は公的責任により地域の産科医療体制を直ちに整備することを要求する

大阪府保険医協会 理事会
闘争本部委員会
産婦人科部会

■まずはじめに、亡くなられた患者さまに深い哀悼の意を表し、ご遺族の方々には謹んで心からお悔やみ申し上げます。

■奈良県の町立大淀病院で今年8月、出産中に意識を失い痙攣を起こした妊婦が、受け入れを要請された19の病院に断られ、約6時間後に運び込まれた大阪の病院で脳内出血のため死亡されました。これについて奈良県警は業務上過失致死の疑いで捜査を行なっています。しかし、産婦人科医師個人の「医療ミス」として処理するような現状を漫然と放置すれば、今日明日にも再び不幸な「産科医療事故」が起きることを私たち現場の医師は実感しています。

■奈良県は近畿・西日本では唯一「総合周産期母子医療センター」の設置を怠っており、地域における産科救急体制の不備からこの不幸な事件は起こりました。現場での過酷な産科医療を担ってきた医師の自己犠牲的な職業倫理に裏打ちされた精神に依存し、周産期医療体制の整備を軽視し続けた奈良県、また行政改革の名で推し進められている政府の財政優先の国民医療切捨て政策が招いた不幸な結果であると考えられます。

■医師として、リスクを最小限に留めることは当然のことですが、現場医療の不確実性を何ら考慮することなしに、医療判断として行った行為を、事故の発生後、結果のみを前提に刑事犯罪として糾弾や立件することは、問われるべき医療における公的責任を背後に追いやり医師個人の責任に転嫁するものであり、結果として医療水準の低下を招くものであることは明らかです。なお医療事故については、公正な判断と事故の発生予防・再発防止を図る中立的な第3者機関の設置を急ぐべきです。

■我々はあらためて、荒廃しつつある産科救急医療の改善に向けて、社会保障を充実させるべき責任を負っている政府や自治体が一刻も早く対策をとることを強く要求します。

2006年10月27日

Date: 2006/10/27

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大淀事件 18 ( 20061027 / 11:19 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 27 日、午后 11 時 19 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 14 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀町立大淀病院、産科、妊婦、転送、搬送、受け入れ拒否、死亡、脳内出血

本日の続報をいくつか紹介する。朝日新聞、奈良新聞、大阪府保険医協会から。

今や、医師は全て、救急に応需している場合は特に、罪人との紙一重の所に立たされているのだ。

救急応需の要請や搬送依頼の電話に出たら、受け入れて何かあったら、受け入れずに断ったら、とにかく何かあったら刑事捜査の対象だ。任意で事情を聞くとは、刑事さんが病院にやって来て、応接室で、医師の説明を丁寧な物腰で聞いてくれる、という光景ではない。

これでは辞めたくなる医師が出ても、それを責めることはできない。医師は犯罪者の烙印を押される覚悟で、劣悪な待遇で、奉仕せよ、というのだ。

asahi.com 関西 2006.10.27
県警、病院関係者から一斉聴取 因果関係捜査 妊婦死亡
奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、意識不明の重体になった妊婦が県内外の19病院に受け入れを断られた末、出産後に死亡した問題で、県警が大淀病院の主治医や院長、搬送先の病院から一斉に任意で事情を聴いていることがわかった。県警は業務上過失致死容疑で同病院を捜査しており、死亡と病院側の診断・処置との因果関係を調べる。

大淀病院では、以下の報道のような対処をとることになった。安全委員会の設置と院内連絡体制の強化。それを毎日やる。通常業務は縮小しているのだろうか。事務職員や院長が考える事はこういう事なのだ。

こういう取り組みが不要とは言わないが、院内連絡体制がいかほどのものであっても、今回の事件は起きていた。何せ、院外に大きな問題があったからだ。しかも正常妊娠の分娩中の突然の脳内出血。いくら安全体制を敷いていても防ぎようがない。

奈良新聞 2006.10.27
院内連絡態勢を強化-妊婦死亡の大淀病院
入院中の妊婦が意識を失い、転送先の病院で死亡した問題で、大淀病院は院内に安全委員会を設置、注意が必要な患者に対する処置検討を徹底する取り組みを進めていることが26日、分かった。横沢一二三事務局長は「二度とこのようなことが起きないように」と、院内の連絡体制を強化する姿勢を示している。

大阪府保険医協会が声明を出した。医師個人に責任を負わせようとする原育史大淀病院長、マスコミに対する抗議の意思が込められている。

大阪府保険医協会
政府や自治体は公的責任により地域の産科医療体制を直ちに整備することを要求する
…..
産婦人科医師個人の「医療ミス」として処理するような現状を漫然と放置すれば、今日明日にも再び不幸な「産科医療事故」が起きることを私たち現場の医師は実感しています。
…..
現場医療の不確実性を何ら考慮することなしに、医療判断として行った行為を、事故の発生後、結果のみを前提に刑事犯罪として糾弾や立件することは、問われるべき医療における公的責任を背後に追いやり医師個人の責任に転嫁するものであり、結果として医療水準の低下を招くものであることは明らかです。

報道各社の論調や、インターネット上に散乱している医療関係者ではない方々のご意見を拝見すると、次のような声が聞こえてくる。

これからは、CT をスタンバイして、脳神経外科医が必ず立ち会って、救急車を待機させ、救急搬送先を確保した上で、正常分娩を含めた全ての分娩を行わなければ、世間も、司法も許さない。

こういう時代になっていくのだろうか。

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以下、参考資料

大淀事件 18 資料

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大淀事件 17 資料 / 近県者情報 5

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 17 ( 20061027 / 22:20 )

2006.10.27 ( 金 ) 2:00 a.m. 過ぎまでには、某所複数箇所 ( m3.com, 2ch ) に掲示されていた情報。


ここ2,3日で私自身が知りえた事を書きます。たぶんこれ以上はもう解らないと思います。

妊娠中

(1)最終月経は平成17年10月23日より5日間。近くの開業医で妊娠と診断され、同年12月20日大淀病院産婦人科初診。

(2)初診時子宮の後壁に28*18の筋腫核指摘。既往歴、家族暦には特記すべきことなし。

(3)同年12月31日、感冒症状あることと、悪阻強く、何度も嘔吐するため、本人より病院に電話があり、点滴を希望される。当直医指示により点滴を行う。この悪阻症状は2月まで続き、そのため時々点滴を受けた。

(4)妊娠経過中はきっちり指示どおり来院、同病院で行われた母親学級も3回きっちり受講した。妊娠経過は順調で血圧も高くなく、96-118/50-60mmHgで経過しPIHの所見もなかった。他の検査、超音波やX-ray filmによるpelviometryも行われたが新しい筋腫核がもうひとつ見つかったぐらいで、ほとんど異常なく経過した。また分娩は夫立会いを希望し、所定の承諾書に署名捺印を行った。

(5)同年7月(妊娠37週)の外来受診時、時々ひどい嘔吐があることを訴える。

(6)妊娠40週頃2回行われたnon-stresstestもreactiveであった。

入院以後

(1)妊娠41週超で誘発目的にて入院。失神に至るまでは、おおむね今までの書き込みの通りである。誘発開始

(09:40)よりPGE服用終了
(14:45)まで産科病棟師長で助産師である経験31年近い助産師がベッドサイドに付き添い刑事的に内診、バイタルチェック、CTGのチェックを行い看護記録に記載あり。

(2)(17:00)準夜勤務の助産師(経験20年)に交代。陣痛は2分おきと患者応答あり。子宮口3cm開大。
(3)(17:20)入院以来最初の嘔吐あり。(胃液様)show(+)
陣痛間歇2分、発作20〜30秒。助産師より呼吸法を指導す。fetalwellbeing良好。患者「痛い、痛い」と声を出している。

(4)陣痛と悪心、嘔吐あるため夕食摂取せず。かわりにポカリスエットを十分摂取している。

(18:00)CTGで異常所見なし。あいかわらず「痛い、痛い」と訴えあり。

(5)(21:30)胃液様嘔吐あり。ポカリスエットを摂取してはいるが、嘔吐が何回もあるので、ルート確保も兼ねて、5% glucose 500ml点滴開始。

(21:40)子宮口4cm開大。児心音良好。

(6)(22:00)胃液様嘔吐あり。(23:00)発汗多い。「もういや、家に帰りたい」との訴えあり。血性帯下を認める。
児心音良好。

(7)(0:00)こめかみが痛いとの訴えあり。発汗を認める。脱水気味。BP 155/84 HR 74/min.。産婦人科医師に報告。点滴をnormal saline 500mlに変更指示あり。

(8)(0:10)胃液嘔吐あり。産婦人科医師に報告。プリンペラン1A側管より投与の指示あり。よびかけに応答があり、開眼する。

(9)(0:14)突然の意識消失、応答に返事なし。SPO2 97%,
産婦人科医師に報告、すぐ来室。BP 147/73 HR 73/min.
産婦人科医師の診察。瞳孔、左右差なし。対光反射もあり偏心も認めない。血圧も安定し呼吸も安定。痛覚刺激に顔をしかめて反応。念のため内科当直医(経験6年の循環器内科医)に診察を依頼。

(10)内科医師すぐに来室、患者の概略を説明のうえ、ヒステリー発作の可能性も含めての診察依頼。内科医師は一通りの診察を行い、「失神発作でしょう」と答えた。この記載はカルテの医師記載欄および看護日誌にも記載あり。ここで産婦人科医は内科医に「頭は大丈夫?」と質問した。内科医は肯定も否定もしなかった。(おそらく頷くか何かのジェスチャーをしたのではないか。これは推測)バイタルサインもよいので経過観察ということで意見一致。

(11)産婦人科医はここで陣痛と家族の期待に対する精神的負担による失神かと考えたので、主人に「今までこんな失神のような事なかったか」と質問すると、「なかった」と主人答える。尿失禁を認めるも、全身状態安定。産婦人科医が主人に「全身状態が良いのでこのまま様子を見ます」と伝えた。

(0:25)BP 148/69mmHg, sPO2 97% ここで一旦、産婦人科医と内科医が分娩室をでて、当直室に帰る。

(0:30)BP 156/71mmHg, 顔色は良い。

(0:40)CTG再装着。児心音良好。バイタルサイン良好。

(1:00)BP 152/84mmHg, SPO2 97-98% 呼びかけに対し、眠っているのか、返事がない。呼吸は平静でイビキも認められない。陣痛発作時は四肢を動かしたり、顔をしかめたりする。

(1:30)CTG異常所見なし。呼びかけに対し応答なし。よく眠っている様。顔色良好。

(1:37)突然の痙攣発作出現。当直室の産婦人科医を呼ぶ。BP 175/89mmHgと上昇、水銀血圧計でBP 200/100mmHg。SPO2 97%、いびきをかき始める。強直性の様な痙攣を認める。産婦人科医は強直性の様な痙攣と血圧の上昇から子癇発作と診断、すぐにマグネゾール20ml 1A側管より静注すると痙攣はおさまった。引き続き微量注入装置を使用し、マグネゾールを20ml/hr.のスピードで点滴を始めた。

(1:50)内科当直医を呼び出し、循環器系の管理を依頼するとともに、バイトブロックを咬ませ、口腔内と鼻孔を吸引した。バルーンカテーテルも挿入した。この時点で、母体搬送を決断し、奈良医大付属病院に連絡し、当直医を呼び出して搬送を依頼した。

(2:00)BP 148/75, HR76/min. SPO2 97%, R 26/min.痙攣発作は認めない。二回目のBP 144/71, HR96/min.瞳孔散大。搬送用紙、紹介状を作成。奈良医大当直医より満床の返事あり。こちらに人手がないため、奈良医大の方で引き続き奈良医大での再検討もふくめ、他の受け入れ施設を探してくれるように依頼。また奈良医大よりのパート医師で、当患者をずっと外来で診察していた医師を電話で呼び出したが連絡がつかない。

(2:15)患者に痛覚反応を認める。ここで内科医と産婦人科医が話し合い、頭部CTスキャンを検討したが、今の時間ではもし奈良医大が引き受けてくれたなら、ここから15分程度で奈良医大着くだろう、(距離にして15kmで一般道だが一部四車線区間もあり、奈良にしては比較的整備されている区間)いつ母体搬送受け入れの返事がくるかもわからないし、いま移動する事による母体、胎児への悪影響を考えると、高次病院での検査、診断、処置が最善と判断した。その後内科医は、母体搬送を送り出すまで全身管理を手伝ってくれた。

(2:30)産婦人科医師が患者家族への説明を行う。「子癇の疑いがあり、現在薬剤で対処しているが、これ以上の当院での対応は無理なので、現在奈良医大のネットワークを通じて受け入れ病院を探しているので、返事を待って欲しい」マグネゾールを25ml/hr.に増量指示。
産婦人科医師は、とりあえず内科医当直医に患者のベッドサイドについてくれるように頼み、当直室で電話をかけ、電話を待ちつづけた。
その後(時間不詳)内科医と交代で患者ベッドサイドへ。主人をふくむ家族が患者を触るたびに血圧上昇を認めるので、触らないように指示。
時間が流れるうち、国立循環器病センターが受け入れ可との連絡あり。

(4:30)呼吸困難状態発生。気管内挿管。

(4:50)救急車へ移送。大阪へ。

長文になり申し訳ありません。

実はこの経過の文章のうち、95パーセントはカルテに書いてある事なのです。彼らはコピーを持っていながら、医師の記載欄や看護記録のtechnical termが理解できないから、あんな記事になったのでしょう。この文章はカルテのコピーを見ながらまとめました。コピーはもう返却しました。

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大淀事件 17 ( 20061027 / 22:20 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 27 日、午后 10 時 20 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 13 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀町立大淀病院、産科、妊婦、転送、搬送、受け入れ拒否、死亡、脳内出血、マスコミ、カルテ

関係者と思われる方からの、詳細な情報提供があった。2006.10.27 ( 金 ) 2:00 a.m. 過ぎまでには、某所複数箇所に掲示されていた情報である。

ところが、この情報とほとんど同じもの、すなわちカルテのコピーを、大淀病院が記者会見を行ったときに、報道各社は配ってもらっていたのだ。また、患者さんのご家族かご親族で元大淀病院の看護師というような方から報道各社に、大淀病院の看護記録かなにかの情報提供があったと伝わっている。毎日新聞はご家族に直接取材した。

それでいて、これまでに紹介して来たようなひどい報道がなされたのだ。意図があってやったと言わざるを得ない。

—————————————-

妊娠中

(1)最終月経は平成17年10月23日より5日間。近くの開業医で妊娠と診断され、同年12月20日大淀病院産婦人科初診。

(2)初診時子宮の後壁に28*18の筋腫核指摘。既往歴、家族暦には特記すべきことなし。

(3)同年12月31日、感冒症状あることと、悪阻強く、何度も嘔吐するため、本人より病院に電話があり、点滴を希望される。当直医指示により点滴を行う。この悪阻症状は2月まで続き、そのため時々点滴を受けた。

(4)妊娠経過中はきっちり指示どおり来院、同病院で行われた母親学級も3回きっちり受講した。妊娠経過は順調で血圧も高くなく、96-118/50-60mmHgで経過しPIHの所見もなかった。他の検査、超音波やX-ray filmによるpelviometryも行われたが新しい筋腫核がもうひとつ見つかったぐらいで、ほとんど異常なく経過した。また分娩は夫立会いを希望し、所定の承諾書に署名捺印を行った。

(5)同年7月(妊娠37週)の外来受診時、時々ひどい嘔吐があることを訴える。

(6)妊娠40週頃2回行われたnon-stresstestもreactiveであった。

入院以後

(1)妊娠41週超で誘発目的にて入院。失神に至るまでは、おおむね今までの書き込みの通りである。誘発開始

(09:40)よりPGE服用終了
(14:45)まで産科病棟師長で助産師である経験31年近い助産師がベッドサイドに付き添い刑事的に内診、バイタルチェック、CTGのチェックを行い看護記録に記載あり。

(2)(17:00)準夜勤務の助産師(経験20年)に交代。陣痛は2分おきと患者応答あり。子宮口3cm開大。
(3)(17:20)入院以来最初の嘔吐あり。(胃液様)show(+)
陣痛間歇2分、発作20〜30秒。助産師より呼吸法を指導す。fetalwellbeing良好。患者「痛い、痛い」と声を出している。

(4)陣痛と悪心、嘔吐あるため夕食摂取せず。かわりにポカリスエットを十分摂取している。

(18:00)CTGで異常所見なし。あいかわらず「痛い、痛い」と訴えあり。

(5)(21:30)胃液様嘔吐あり。ポカリスエットを摂取してはいるが、嘔吐が何回もあるので、ルート確保も兼ねて、5% glucose 500ml点滴開始。

(21:40)子宮口4cm開大。児心音良好。

(6)(22:00)胃液様嘔吐あり。(23:00)発汗多い。「もういや、家に帰りたい」との訴えあり。血性帯下を認める。
児心音良好。

(7)(0:00)こめかみが痛いとの訴えあり。発汗を認める。脱水気味。BP 155/84 HR 74/min.。産婦人科医師に報告。点滴をnormal saline 500mlに変更指示あり。

(8)(0:10)胃液嘔吐あり。産婦人科医師に報告。プリンペラン1A側管より投与の指示あり。よびかけに応答があり、開眼する。

(9)(0:14)突然の意識消失、応答に返事なし。SPO2 97%,
産婦人科医師に報告、すぐ来室。BP 147/73 HR 73/min.
産婦人科医師の診察。瞳孔、左右差なし。対光反射もあり偏心も認めない。血圧も安定し呼吸も安定。痛覚刺激に顔をしかめて反応。念のため内科当直医(経験6年の循環器内科医)に診察を依頼。

(10)内科医師すぐに来室、患者の概略を説明のうえ、ヒステリー発作の可能性も含めての診察依頼。内科医師は一通りの診察を行い、「失神発作でしょう」と答えた。この記載はカルテの医師記載欄および看護日誌にも記載あり。ここで産婦人科医は内科医に「頭は大丈夫?」と質問した。内科医は肯定も否定もしなかった。(おそらく頷くか何かのジェスチャーをしたのではないか。これは推測)バイタルサインもよいので経過観察ということで意見一致。

(11)産婦人科医はここで陣痛と家族の期待に対する精神的負担による失神かと考えたので、主人に「今までこんな失神のような事なかったか」と質問すると、「なかった」と主人答える。尿失禁を認めるも、全身状態安定。産婦人科医が主人に「全身状態が良いのでこのまま様子を見ます」と伝えた。

(0:25)BP 148/69mmHg, sPO2 97% ここで一旦、産婦人科医と内科医が分娩室をでて、当直室に帰る。

(0:30)BP 156/71mmHg, 顔色は良い。

(0:40)CTG再装着。児心音良好。バイタルサイン良好。

(1:00)BP 152/84mmHg, SPO2 97-98% 呼びかけに対し、眠っているのか、返事がない。呼吸は平静でイビキも認められない。陣痛発作時は四肢を動かしたり、顔をしかめたりする。

(1:30)CTG異常所見なし。呼びかけに対し応答なし。よく眠っている様。顔色良好。

(1:37)突然の痙攣発作出現。当直室の産婦人科医を呼ぶ。BP 175/89mmHgと上昇、水銀血圧計でBP 200/100mmHg。SPO2 97%、いびきをかき始める。強直性の様な痙攣を認める。産婦人科医は強直性の様な痙攣と血圧の上昇から子癇発作と診断、すぐにマグネゾール20ml 1A側管より静注すると痙攣はおさまった。引き続き微量注入装置を使用し、マグネゾールを20ml/hr.のスピードで点滴を始めた。

(1:50)内科当直医を呼び出し、循環器系の管理を依頼するとともに、バイトブロックを咬ませ、口腔内と鼻孔を吸引した。バルーンカテーテルも挿入した。この時点で、母体搬送を決断し、奈良医大付属病院に連絡し、当直医を呼び出して搬送を依頼した。

(2:00)BP 148/75, HR76/min. SPO2 97%, R 26/min.痙攣発作は認めない。二回目のBP 144/71, HR96/min.瞳孔散大。搬送用紙、紹介状を作成。奈良医大当直医より満床の返事あり。こちらに人手がないため、奈良医大の方で引き続き奈良医大での再検討もふくめ、他の受け入れ施設を探してくれるように依頼。また奈良医大よりのパート医師で、当患者をずっと外来で診察していた医師を電話で呼び出したが連絡がつかない。

(2:15)患者に痛覚反応を認める。ここで内科医と産婦人科医が話し合い、頭部CTスキャンを検討したが、今の時間ではもし奈良医大が引き受けてくれたなら、ここから15分程度で奈良医大着くだろう、(距離にして15kmで一般道だが一部四車線区間もあり、奈良にしては比較的整備されている区間)いつ母体搬送受け入れの返事がくるかもわからないし、いま移動する事による母体、胎児への悪影響を考えると、高次病院での検査、診断、処置が最善と判断した。その後内科医は、母体搬送を送り出すまで全身管理を手伝ってくれた。

(2:30)産婦人科医師が患者家族への説明を行う。「子癇の疑いがあり、現在薬剤で対処しているが、これ以上の当院での対応は無理なので、現在奈良医大のネットワークを通じて受け入れ病院を探しているので、返事を待って欲しい」マグネゾールを25ml/hr.に増量指示。
産婦人科医師は、とりあえず内科医当直医に患者のベッドサイドについてくれるように頼み、当直室で電話をかけ、電話を待ちつづけた。
その後(時間不詳)内科医と交代で患者ベッドサイドへ。主人をふくむ家族が患者を触るたびに血圧上昇を認めるので、触らないように指示。
時間が流れるうち、国立循環器病センターが受け入れ可との連絡あり。

(4:30)呼吸困難状態発生。気管内挿管。

(4:50)救急車へ移送。大阪へ。

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関西テレビで報道されたニュースの画像を、インターネット上の某所で拝見することができたので保存しておく。報道機関がカルテか看護記録のコピーを持っていたことが分かる。上記の情報と一致する語句も見られる。

» 大淀事件 17 画像資料 ( LIVEJOURNAL )
» jpeg 16.4KB
» jpeg 13.5KB
» jpeg 15.3KB

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以下、参考資料

大淀事件 17 資料

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大淀事件 16 資料 / 毎日新聞 記者の目 2006.10.26

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 16 ( 20061027 / 13:55 )

毎日新聞 2006.10.26

記者の目:「次の実香さん」出さぬように=青木絵美(奈良支局)

◇「人と予算」伴った対策を−−医師だけを問責するな

奈良県大淀町立大淀病院で今年8月8日、分娩(ぶんべん)中に意識不明になった高崎実香さん(32)が、19病院から搬送を断られた後、大阪府吹田市の国立循環器病センターで男児を出産し、8日後に亡くなった。私は取材を通じ、出産前後の医療システムについて考えさせられた。「財政難」を理由にその整備を怠ってきた奈良県と、深刻な医師不足で激務を強いられている医療現場双方が、「次の実香さん」を出さないよう、今こそ「人と予算」の伴った対策をとるべきだと言いたい。

取材は8月中旬、高崎さん一家の所在も分からない中で始まった。産科担当医は取材拒否。容体の変化などを大淀病院事務局長に尋ねても、「医師から聞いていない。確認できない」。満床を理由に受け入れを断った県立医科大学付属病院(同県橿原市)も個人情報を盾に「一切答えられない」の一点張りだった。

搬送先探しが難航した背景は根深い。取材を進めると、緊急かつ危険な妊婦を処置できる「総合周産期母子医療センター」は8県(秋田、山形、岐阜、奈良、佐賀、宮崎、長崎、鹿児島)で未整備だった。危険な母体を大阪府などに送る奈良の県外依存は、ここ数年3〜4人に1人の割合で推移する。県医務課の釈明は、「看護師不足や財政難がある」。ただ、新生児集中治療室(NICU)が40床あることを挙げ「この病床数は大都市を除いて多い」と、整備を急ぐ構えは感じられなかった。

「だったら、なぜ妊婦は県外に送られたのか」「遺族はこの現実をどう思うか」。実香さんの遺族にたどり着けたのは10月だった。義父の憲治さん(52)は当初、「実香ちゃんの死を汚す結果にはしたくない」と、取材への不安を口にした。「県内の実態を改善させるよう継続的に取材する」と伝えると、憲治さんの話は5時間以上に及んだ。

実香さんは頭痛を訴えた直後に意識不明に陥った。家族は脳の異状を疑い「CT(コンピューター断層撮影)を」と主治医にすがったが、分娩中にけいれんを起こす子癇(しかん)の判断は変わらず、搬送先探しが優先された。結局、死因は脳内出血。「担当の先生は、息子(実香さんの夫)も取り上げてくれた。『親子でお世話になれるな』と喜んでいた。病院の説明があったとき、事務局長に『誰のために働いてる』と聞いたら『町、病院のため』と答えたよ」。憲治さんの言葉には、信頼する医師の下で起きた事態へのやりきれなさがあふれていた。

その取材から3日後、実香さんの実父母、夫の晋輔さん(24)にも話を聞いた。「脳内出血の処置を受けているのに、母乳がたまっているのか胸が張ってね……」。意識のない中、実香さんは母であろうとしたのだ。その後、遺影の実香さんと、生後2カ月で愛くるしい笑顔の長男奏太(そうた)ちゃんに対面した。一家は考えた末、取材が殺到するのを「覚悟してます」と、実名と写真の掲載に同意した。

報道以降、多数のファクスやメールが届いている。「医師の能力不足が事態を招いた印象を与え、一方的だ。医療現場の荒廃を助長する」という医師の声も少なくない。だが、記事化が必要だと思った一番の理由は、医師個人を問題にするのではなく、緊急かつ高度な治療が可能な病院に搬送するシステムが機能しない現状を、行政も医師も、そして私たちも直視すべきだと思ったからだ。居住地域によって、助かる命と失われる命があってはならない。

NICUに9床を持つ県立奈良病院(奈良市)では、緊急処置の必要な妊婦受け入れに対応できるよう、正常分娩の妊婦を開業医に移す自助努力を重ねてきた。また、今回の問題を受け、県医師会の産婦人科医会も母体を産科以外で受け入れるなどの対策を打ち出した。医師の研修制度改正や産科医不足から、県内でも過去2年間で3病院が分娩を取りやめるなど影響は深刻だが、可能な限り、知恵を絞らねばならないと思う。

一方、県は医師会の対策をなぞるように、県内の民間2病院へ搬送受け入れを要請。だが、これは本来のセンター整備の遅れを補うに過ぎない。現時点で県は、人員確保を含めた体制作りを09年度中としているが、前倒しすることも検討すべきだろう。

初めて大淀病院に行った時、私は待合室で2カ月先まで分娩の予約が埋まっているとの張り紙を見た。「地域の妊婦がこの病院と医師を信じ、通っている」。憲治さんは「やがては実香ちゃんの死に意味があったと思いたい」と訴えた。失われた実香さんの命を見つめ、医療従事者、行政は同じ過ちを繰り返してはならない。

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「記者の目」へのご意見は〒100−8051 毎日新聞「記者の目」係へ。メールアドレスkishanome@mbx.mainichi.co.jp
毎日新聞 2006年10月26日 東京朝刊

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大淀事件 16 ( 20061027 / 13:55 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 27 日、午后 1 時 55 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 12 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
毎日新聞、奈良支局、奈良県、大淀町立大淀病院、産科、妊婦、転送、搬送、受け入れ拒否、死亡、脳内出血、行政、システム

毎日新聞奈良支局からの続報である。産經新聞とは反対の方向への、これも豹変ぶりだ。

産經新聞の場合

大淀事件 09 ( 20061023 / 13:51 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 6

産經新聞 2006.10.22
「判断、処置ミスない」
奈良県産婦人科医会が声明
問題の深さ浮き彫り
大淀病院の原育史院長 ( 63 ) が 17 日の会見で産科医の判断ミスを認めたが、奈良県医師会の産婦人科医会は 19 日の臨時理事会で「主治医の判断や処置にミスはなかった」との結論をまとめた。搬送先がすぐにみつかれば助かったのではないか -。遺族が医療ミスを疑うのも、ある意味当然のことだろう。しかし、現場の医師の抱える現状や診断の難しさを考慮に入れると、問題の深さが浮き彫りになってくる。



大淀事件 09-2 ( 20061024 / 22:33 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 6-2

産經新聞 主張 2006.10.24
【主張】病院たらい回し 患者本位の基本忘れるな
重体の患者を引き受け、面倒な医療訴訟を起こされる事態を避けたがる受け入れ側の病院の体質もあるだろう。厚労省によると、周産期医療は訴訟が多く、医療ミスや医療事故の12%は、産婦人科医が当事者だという。
妊婦が最初に入院した大淀病院の誤診の問題も、忘れてはならない。大淀病院は容体の急変後、妊娠中毒症の妊婦が分娩中に痙攣(けいれん)を引き起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、痙攣を抑える薬を投与した。当直医が脳の異常の可能性を指摘し、CT(コンピューター断層撮影法)の必要性を主張したが、受け入れられなかった。
脳内出血と正確に診断されていれば、搬送先の幅が広がり、早く受け入れ先が決まっていた可能性は高い。

産經新聞は、このように転落した。

毎日新聞奈良支局の場合。

大淀事件 / 毎日新聞 | 旧 奈良産科転送事件 / 毎日新聞

毎日新聞 奈良県版 2006.10.22
支局長からの手紙:遺族と医師の間で /奈良
今年8月、大淀町立大淀病院に入院した五條市の高崎実香さん(32)が容体急変後、搬送先探しに手間取り大阪府内の転送先で男児を出産後、脳内出血のため亡くなりました。
結果的には本紙のスクープになったのですが、第一報の原稿を本社に放した後、背筋を伸ばされるような思いに駆られました。
「もし遺族に会えてなかったら……」
というのは、今回の一件はほとんど手掛かりがないところから取材を始め、かなり時間を費やして事のあらましをどうにかつかみました。当然ながら関係した病院のガードは固く、医師の口は重い。何度足を運んでもミスや責任を認めるコメントは取れませんでした。なにより肝心の遺族の氏名や所在が分からない。



毎日新聞 2006.10.26
記者の目:「次の実香さん」出さぬように=青木絵美(奈良支局)
◇「人と予算」伴った対策を−−医師だけを問責するな
奈良県大淀町立大淀病院で今年8月8日、分娩(ぶんべん)中に意識不明になった高崎実香さん(32)が、19病院から搬送を断られた後、大阪府吹田市の国立循環器病センターで男児を出産し、8日後に亡くなった。私は取材を通じ、出産前後の医療システムについて考えさせられた。「財政難」を理由にその整備を怠ってきた奈良県と、深刻な医師不足で激務を強いられている医療現場双方が、「次の実香さん」を出さないよう、今こそ「人と予算」の伴った対策をとるべきだと言いたい。

医療現場は、現状でできるだけの事をしたのだ。これ以上の負担は、さらに医療の質を落とすことになる。医師のやる気を失わさせたら、医師の数、すなわち医療の供給の量も減る。毎日新聞をはじめ、マスコミ各社は、医療の整備をと言いつつ、医師個人を非難する。言っている事とやっている事が違うではないか。

小泉改革で、医療にかける公的負担は削減された。安倍新政権はさらに医療費抑制政策を採ると言っている。

毎日新聞は、医療現場にシステムをどうこうせよと言うのではなく、総理大臣、厚生労働大臣、奈良県知事を指弾すべきではないか。

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大淀事件 16 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 12 資料

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大淀事件 15 資料 / 毎日新聞 2006.10.26

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 15 ( 20061027 / 09:49 )

毎日新聞 2006.10.26

緊急搬送体制に不安の声 医療現場の疲弊へ指摘も
奈良・妊婦転送死亡:緊急搬送体制に不安の声 医療現場の疲弊へ指摘も—-読者から

◇読者から反響

奈良県大淀町立大淀病院で意識不明となった妊婦が搬送先の大阪府内の病院で死亡した問題を毎日新聞が特報してから1週間が過ぎた。25日までに、読者から手紙やメール、電話などで約50件の反響があった。「母体・胎児の緊急搬送体制を早急に整えるべきだ」という意見のほか、「問題の背景には疲弊した医療現場の現状がある」との指摘もあった。

【今西拓人】

妊婦は今年8月、分娩(ぶんべん)中に意識不明になった。緊急搬送先を探したが、計19病院で受け入れられず、急変から約6時間後、国立循環器病センター(同府吹田市)に搬送。男児は生まれたが、妊婦は8日後に亡くなった。

緊急搬送体制の不備への不安の声は多く、奈良県の女性は「(打診され、受け入れなかった)各病院か、大淀病院か、奈良県のシステムか、どこに問題があるのか、はっきり知りたい」。一方、「医療が貧困な県に住むと、助かるはずが助からない事態に遭遇するのでは、と不安になる」(奈良市の読者)と、医療の地域格差があってはならないとの指摘もあった。

■責任の所在について

妊婦は脳内出血を起こしていたが、大淀病院は分娩中にけいれんを起こす「子癇(しかん)発作」と判断。原育史・同病院長は会見で「判断ミスがあった」と認めた。72歳の主婦は「その時の医者の出会いで寿命が決まるのは、ふびん」とメールに記した。一方、滋賀県の医師は「問題は、母子救急が満床になり、受け入れ不可能になってしまう状況だ」と訴える。

■問題の背景

ある読者は「産科医療の問題の根源は、産科医不足にある」と指摘する。大学の研究者は、今回の問題について「行政による経済的裏付け、病床数などのハード面と医師や看護師らのソフト面が十分でなく、現場が疲弊しきっている中で起きた」とし、医療現場の改善が急務だと訴える。

ある産婦人科医は「だれが出産は安全と、決めつけたのか」と疑問を投げかけた。この医師は「幸せな面ばかり強調しているが、一定の確率で合併症は起こりうる」と主張している。

……………………………………………………………………………

◇情報お寄せください

産科医療や医療全般に関する情報、意見をお寄せください。〒530-8251 毎日新聞社会部(住所不要)、ファクス06・6346・8187、メール o.shakaibu@mbx.mainichi.co.jp

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毎日新聞 2006.10.26

周産期医療拡充、奈良県知事に緊急要請 3団体が文書提出
奈良・妊婦転送死亡:周産期医療拡充、知事に緊急要請 3団体が文書提出 /奈良

大淀町立大淀病院で妊婦の搬送先がなかなか見つからず、大阪府の病院で死亡した問題で、県母親大会連絡会(山田トシエ会長)など3団体が25日、再発防止や周産期医療体制の拡充を求める緊急要請の文書を、柿本善也知事に提出した。

他の2団体は、新日本婦人の会県本部(田中千賀子会長)、県商工団体連合会婦人部協議会(岡本寿美子会長)。文書では、分娩が可能な施設が県北西部に集中している点や、母体・胎児の集中管理治療室(MFICU)が不足している現状を指摘し、県側の対応を強く求めている。

【中村敦茂】

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大淀事件 15 ( 20061027 / 09:49 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 27 日、午前 9 時 49 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 11 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀町立大淀病院、産科、妊婦、転送、搬送、受け入れ拒否、死亡、脳内出血、行政、システム

毎日新聞の、現時点でのまとめだろう。

大阪の社会部からの出稿だ。突っ走った奈良よりは少し落ち着いていて、医療システムの問題を強調している。

毎日新聞 2006.10.26
緊急搬送体制に不安の声 医療現場の疲弊へ指摘も
奈良・妊婦転送死亡:緊急搬送体制に不安の声 医療現場の疲弊へ指摘も—-読者から
◇読者から反響
奈良県大淀町立大淀病院で意識不明となった妊婦が搬送先の大阪府内の病院で死亡した問題を毎日新聞が特報してから1週間が過ぎた。25日までに、読者から手紙やメール、電話などで約50件の反響があった。「母体・胎児の緊急搬送体制を早急に整えるべきだ」という意見のほか、「問題の背景には疲弊した医療現場の現状がある」との指摘もあった。

だが、残念な事は、事件あるいは事故と呼ぶかはともかく、本件の経過、その背景、それぞれを冷静に科学的に分析しなければならない、という考え方は、この記事には見えない。他の新聞各社の報道でもそうだ。現在の所、新聞記者の頭脳にはそういう思考をするメカニズムが要求されていないのだろう。

冷静な解析をと口にすると、ご家族ご遺族を思いやる気持ちはないのか、と攻撃してくる人が、医療の世界にも、医療関係者以外の所にも、そして報道機関にもいらっしゃる。患者さんやご遺族への哀悼の気持ちは、医師、科学者は別にちゃんと持っている。分析、検討は科学的、理性的になされないといけない。それを次につなげて、そして医学が進歩する。医学、科学はそうして発展してきて、現在、人々に福音をもたらしている。

情緒に流され、糾弾だけしていればいい人たちと、報道機関が、今のところ、同次元にいるのだ。

—–

本件の産婦人科部長、搬送受け入れを断った医療機関、この医師たちが糾弾を受けるべきかどうか。問題点は分析しないといけない。しかし、問題が医師の判断行動のどこかに見つかってとしても、それを糾弾してはいけない。

大淀病院産婦人科部長は、現場で、ぎりぎりの状況下で判断を迫られて、搬送を優先するという選択をした。搬送受け入れを拒否した病院の医師は、自院の状況を判断して、受け入れても助ける事が難しい、自院の患者に影響が出る、そういった、これもまたぎりぎりの状況下で迫られた判断を行った。

福島県立大野病院の産婦人科医師の判断も同じである。

その結果から責める事は、報道機関だけでなく、現在の日本の法律の世界ではそういう考え方をしても、少なくとも航空機パイロットと医師の集団は、その考え方を許容できない。

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以下、参考資料

大淀事件 15 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 11 資料

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大淀事件 14-2 資料 / 日刊スポーツ井上真記者

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 14-2 ( 20061103 / 23:26 )

記者コラム「見た 聞いた 思った」 – nikkansports.com 2006.11.3
http://blog.nikkansports.com//nikkansports/writer/archives/2006/11/post_575.html

医療現場の声聞いて:井上真

厳しい意見をいただきました。前回、奈良の町立病院で妊婦が出産中に意識を失い、18病院が受け入れ不可能と判断、約6時間後に男児を帝王切開で無事出産も母親は死亡したことで、私は医療を批判しました。そして医療関係者から、実態を知らずに書いたことへの抗議と、現状を知らせるメールがたくさん届きました。

多くは「感情むき出しの批判の垂れ流し」との声でした。その通りです。改善策も示さず、感じたままを文字にしました。

医療がどれだけ混乱しているかを、どんな形であれ読んだ人に痛烈に、思い知ってもらいたいと思いました。主観を前面に、一方的な視点で言葉を投げることにしました。なぜなら、私のように無知でも、病院は救ってくれるんだと信じ、医者にすがるしかない人が、どれだけ深く絶望したかを、そのまま伝えたかったからです。読んですぐ忘れられてはいけないテーマと思い扱いました。読む人の心に石を投げ込むように書きました。

「知りもしないで」との声もありました。知る→書く、知らない→書かない。これは論理的なことです。我々の仕事は、知る→取材→書く→検証、の連続です。一方でこうしたコラムに臨む時、大きな驚きや失望に接した時「知らない」「取材していない」の理由で書かないことには疑問があります。問題が起きたその時に、伝えたいものがあるのなら、事実を踏まえてどれだけ提起できるか。これも求められると思います。

今回のケースは<1>産婦人科、脳外科、麻酔科、小児科などの医師、大勢のスタッフが必要な非常に難しい状態だった<2>地域に対応可能な高次医療機関の不足(社会保障への国、地方行政のあり方も関連)<3>度重なる訴訟で、助けられそうにない患者は引き受けない、いわゆる「防衛医療」への加速化、などが背景に考えられます。

訴えられるケースが増え、産科医、小児科医などへのなり手の減少もあります。病院の能力以上の患者を受け入れ、それ以前の入院患者への対応が不安視される時、病院は「引き受け不可能」と判断する。現場の生々しい言葉でした。

まるで診察をするように、私への感情を抑え、静かに真実を伝えようとする文章がありました。現場には「助けたい」と懸命に働く人が多いことも今さらながら十分に分かりました。

医療現場の病巣は深く、いつ、どこで、誰が同じ目に遭うか、不安はみんなが抱えています。知れば知るほど絶望します。「なぜ助けてくれないの」。私は弱い側のやり場のない悔しさを医療へ向けて投げました。そして「救いたくても救えないんだ」の声を聞いたその先に、強いはずの医療が実はもろく、その崩れ方を知らずに「助けてもらえる」と信じていた現実を知りました。

医療が命を救う、その根元が折れそうです。人は必ず医療の力を必要とします。例外なく誰もが、この混乱を「冷静」に見つめて行くしかないと自戒を込めて感じました。

November 3, 2006 11:57 AM

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大淀事件 14-2 ( 20061103 / 23:26 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 11 月 3 日、午后 11 時 26 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 10-2 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
日刊スポーツ、井上真、恥を知れ、記者コラム、見た 聞いた 思った、医療現場の声聞いて、奈良県、大淀町立大淀病院、産科、妊婦、転送、搬送、受け入れ拒否、死亡、脳内出血、行政、システム

日刊スポーツ井上真記者の 2 本のコラムについて。

井上記者に、「恥を知れ」という言葉を返さなくてよかった。

» 日刊スポーツ
» 井上真記者 http://blog.nikkansports.com//nikkansports/writer/archives/cat512/
» 命を救ってこそ病院 http://blog.nikkansports.com//nikkansports/writer/archives/2006/10/post_565.html 2006.10.24
» 医療現場の声聞いて http://blog.nikkansports.com//nikkansports/writer/archives/2006/11/post_575.html 2006.11.3

10 月 24 日の同記者のコラム ( 命を救ってこそ病院 ) については、大淀事件 14 ( 20061027 / 12:36 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 10 で論評したので参照の事。

その反響について、同じ記者氏の手による記事が出たので、再度拝見させて頂いた。

医療現場の声聞いて 2006.11.3 より参照。
…..
医療がどれだけ混乱しているかを、どんな形であれ読んだ人に痛烈に、思い知ってもらいたいと思いました。主観を前面に、一方的な視点で言葉を投げることにしました。なぜなら、私のように無知でも、病院は救ってくれるんだと信じ、医者にすがるしかない人が、どれだけ深く絶望したかを、そのまま伝えたかったからです。読んですぐ忘れられてはいけないテーマと思い扱いました。読む人の心に石を投げ込むように書きました。

10 月 24 日の時点でどれだけのことが分かっていたか。

当ブログの 10 月 19 日の記事、大淀事件 01 ( 20061019 / 01:11 ) | 旧 奈良産科転送事件から、10 月 23 日の記事、大淀事件 10 ( 20061023 / 21:42 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 7 までをご覧頂ければ、報道機関に縁もなく、事件の現場から遠い私でさえも、かなりの確度の情報に触れ、それを発信することができていたことがお分かりいただけるだろう。私以外にも、複数のサイト、ブログで同様の情報は伝えられていた。しかも、報道機関にはカルテのコピーまで出回っていたというではないか。大淀事件 08 ( 20061021 / 15:22 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 5 をご覧下されば、私が産經新聞と同程度の情報を産經新聞より 1 日早く、10 月 21 日に掲載していた事もご覧頂けるだろう。
» 大淀事件 01 ( 20061019 / 01:11 ) | 旧 奈良産科転送事件
» 大淀事件 08 ( 20061021 / 15:22 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 5
» 大淀事件 10 ( 20061023 / 21:42 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 7

井上真記者は、情報を収集する事をしていなかったか、収集した情報を理解できなかったのだろうか。それを無知な人がそのまま感じたであろう心情を記事にしたと言って、弁解している。素人として書くなら、新聞社や新聞記者と名乗らず、どこかの匿名掲示板で書いていればよい。

患者さんご家族、ご遺族が抱いている絶望、あるいは本件を知った人々が感じる絶望について書くなら、そういう事実があると書けばよいのではないだろうか。前の記事は、そういう書き方にはなっていない。医療システムの混乱について問題提起したというのでも、やはり前の記事はそういう問題提起になっていない。「無能ぶり」、「恥を知れ」という言葉は何なのだろうか。当事者を糾弾するものと受け止められる。システムを批判検証するのとは全く次元が異なる発言ではないか。

新聞社のサイトで新聞記者が書く以上、素人の振りをしたとしても、「無能ぶり」という用語に加え、記事の最後に「恥を知れ」とまで書いて、本件に関与した全ての医師を攻撃、侮辱した事実は、大変重い。

医療現場の声聞いて 2006.11.3 より参照。
…..
我々の仕事は、知る→取材→書く→検証、の連続です。一方でこうしたコラムに臨む時、大きな驚きや失望に接した時「知らない」「取材していない」の理由で書かないことには疑問があります。問題が起きたその時に、伝えたいものがあるのなら、事実を踏まえてどれだけ提起できるか。これも求められると思います。

今回のコラムについては、井上真記者は、ここでおっしゃっておられるような作業をしていない。取材をしていないことを記者が書いたら、「捏造」という言葉に近づかないだろうか。「事実を踏まえてどれだけ提起できるか」と言うからには、せめて 10 月 23 日の時点で分かっていた事を元にすべきである。その事実を踏まえるという作業すらすっ飛ばして、医療者を攻撃、侮辱する感情だけを発露させたのだ。事実を踏まえる作業を怠る事も、「捏造」とか「誤報」という言葉に近づきはしないだろうか。

恥を知る能力のない相手には、言っても無駄だ。井上真記者に対して、私から「恥を知れ」という言葉を投げかけなくて本当によかった。

—–

1 本目のコラムはである調なのに、2 本目のコラムはですます調だ。ちょっと気がついただけである。

———-

前記事

大淀事件 14 ( 20061027 / 12:36 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 10

以下、参考資料

大淀事件 14 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 10 資料
大淀事件 14-2 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 10-2 資料

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大淀事件 14 資料 / 日刊スポーツ井上真記者

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 14 ( 20061027 / 12:36 )

見た 聞いた 思った 2006.10.24 日刊スポーツ
http://blog.nikkansports.com//nikkansports/writer/archives/2006/10/post_565.html

命を救ってこそ病院:井上真

命にかかわる緊急事態で医師の治療が切迫しているのに、受け入れ病院が決まらず焦る。誰でもいいからすがり付きたい。わらにもすがる思いだ。

今年8月、奈良県大淀町の町立大淀病院で出産中の妊婦が意識不明の重体になった。受け入れ先の病院を探すも、18病院に「満床」を理由に拒否され、妊婦の高崎実香さん(32)は19カ所目の病院で脳内出血と診断された。緊急手術で男児出産も約1週間後に死亡。意識を失ってから処置を受けるまで6時間かかった。

激しい怒りが込み上げる。拒否した病院の無責任さ、受け入れ先を見つけられず手間取った病院の無能ぶりに対してだ。該当する18病院は高崎さんの死をどう受け止めるのか。「我々以外の17病院も拒否した。責任は18分の1だ」とでも言うのか。「18病院もが受け入れできなかったのだから致し方ない。非常に残念です」。そんな空々しいコメントが容易に想像できる。

後日、実は新生児集中治療室(NICU)が満床ではなかった病院の存在が明らかになった。その病院は切迫早産で入院中の妊婦のためベッド確保の必要があった、と説明している。理由はあるだろう、いくらでも。後から探せば何とでも言える。できない理由など100でも1000でも探せる。

難しくても急を要する患者を、厳しい条件下で受け入れ、でき得る限りの治療を施すのが医療人の使命であり義務だ。時間的余裕もあり誰でも治せて、助かる確率が高い患者だけを選んでいるのか? 18病院が受け入れの姿勢を見せていれば、助かる確率は19番目の病院到着時よりも高かった。その事実をどう思うか。

以前、家族が意識を失い救急車で搬送された。付き添った救急車の中で驚いた。受け入れ先が見つからない。1時間は待っただろう、家の前で。救急車は停車したままだ。隊員は困った表情で「ベッドがいっぱいで入院はできないそうです。どうしますか?」と、1病院ごとにこちらに判断を求めてきた。

精神的なゆとりはわずかにあったが、緊急搬送の実態を知って焦りは倍増した。「ベッドがどうかは気にしないでください。まず治療を受けられる病院に、それも一番近いところに運んでください」と伝えて、ようやく走りだした。

信号を無視して突っ走る救急車に乗りながら、ものすごく矛盾を感じた。「ここで急ぐことよりも、もっと根本のところが間違っている」。

18病院は大淀病院がどの順番で打診したかを知りたがるだろう。そして、早くに打診された病院は「我々に打診された時はまだ重篤ではなかったはず」と言い逃れ、最後の方の病院は「自分たちよりも前に打診された病院の責任が重い」と主張するだろう。

高崎さんが亡くなり、これだけずさんな実態があらわになった。死に至らないケースはもっとある。とても人を助けるどころじゃない。命を救うのが病院ではないのか。命を見捨てた18の病院に言いたい。恥を知れ。

October 24, 2006 11:46 AM

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大淀事件 14 ( 20061027 / 12:36 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 27 日、午后 0 時 36 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 10 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
日刊スポーツ、恥を知れ、奈良県、大淀町立大淀病院、産科、妊婦、転送、搬送、受け入れ拒否、死亡、脳内出血、行政、システム

日刊スポーツは、時々、政治家の腐敗などに切り込む記事を載せ、メジャー紙とは異なる気概を見せてくれる。

ところが刀の振り回し方を間違えると、危険この上ない。以下に示す記事のように、この刀の振り回し方を見ると、これまでの政財界に切り込む記事も、結局は大衆迎合というスタンスでしかなかったのかと思える。残念だ。

しかも、この記事、ウェブに出た最初は、これだけ無記名だった。ウェブ上のあちこちで叩かれているうちに、いつの間にか、署名が入ったが。

署名のない記事は、社説をはじめ、その新聞社の意見である。すなわち、その新聞社の見識を示す。この新聞社はこの程度の記事しか書けないというわけだ。この記事が出た時点 ( October 24, 2006 11:46 AM ) で、産經新聞や朝日新聞はそれなりの情報を伝え、ウェブ上には、ここをはじめ、多数の情報が、信頼できる形で、掲載されていたのにだ。
» 大淀事件 09 ( 20061023 / 13:51 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 6
» 大淀事件 12 ( 20061024 / 12:11 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 8

署名が入ってさらにその意が強くなった。この記者氏はよく知らなかったのだ。知る術も知る能力も持っていなかったのだ。これからはよく勉強して頂きたい。私は、新聞記者氏に「恥を知れ」とは言わない。冷静に考えて、新聞記者の脳の働き方、精神構造について考察する方が、有益だ。

あまり個別の記事に突っ込みを入れたことはないが、これだけは突っ込みどころ満載なので、検討を加える。

—–

井上真(いのうえ・まこと)
90年入社。野球部で日本ハム、ヤクルト、横浜、西武などを担当。総務部に異動し、03年からスポーツ部で相撲を担当。東京出身。41歳。

見た 聞いた 思った 2006.10.24 日刊スポーツ

命を救ってこそ病院:井上真

» 病院は、人が死ぬ所である。日本人の 8 割は病院で死ぬ。病気は必ず治るというものではなく、人はいつか必ず死ぬ。ところが、この事実を日本人は忘れている。妊娠は安全という誤解もそうだ。このタイトルは、病院に命を救ってほしいという自然な願望とともに、その裏にある日本人の無知と甘えを表現している。それが医療者を攻撃する意図を含んだこのタイトルになる。

激しい怒りが込み上げる。拒否した病院の無責任さ、受け入れ先を見つけられず手間取った病院の無能ぶりに対してだ。

» できない事に手は出せない。一か八かでは困るのだ。直前まで正常な妊娠だった。脳出血を予見することはできない。ならばこの病院で分娩にかかる事に瑕疵はない。麻酔科医がいない。脳外科医と放射線技師はオンコールだ。その脳外科医も産婦人科医も一人ずつしかいない。この病院は、突発する脳出血に対して無力だっただけだ。搬送に手間取るのはこの病院が無能だからではない。

» 拒否した病院は無責任ではない。自院の他の患者を顧みずに受け入れていたら、自院の患者の助かるものが助からなくなる。例えば妊娠 24 週の早産進行中。これだけで病院の産科、小児科、麻酔科を挙げての対応が必要になる。一人の名医が妊娠 24 週の早産と分娩中に突発した脳出血の両方を、母児とも計 4 人を救う、という事は現実には有り得ない。物語の中での絵空事だ。

理由はあるだろう、いくらでも。後から探せば何とでも言える。できない理由など100でも1000でも探せる。

» 搬送依頼の電話を受けた時点で、理由があったから断ったのだ。さぼっていて断ったのではない。脳の髄から非難しか意識にない。この記者氏は、勉強し直したとしても、理解はできないだろう。

18病院が受け入れの姿勢を見せていれば、助かる確率は19番目の病院到着時よりも高かった。

» 分娩中の脳出血、または子癇、これだけで最大のリスクだ。いずれも産科だけの対応では死を招く可能性を考えなければならない。どれだけのスタッフと設備があれば助けられるのか、この記者氏は考えることができないのだ。この患者さんは、国立循環器病センターに最初に連絡を取って搬送されていても助かったかどうか。それを検証するのが科学であり、それも再発防止策につながる。国立循環器病センターだからこそ、赤ちゃんだけでも助かったとも言えるのだ。ただ、正常分娩中に突発する脳出血を助けるための再発防止策、国立循環器病センターで日本人全てのお産をしても、その不幸をゼロにする事はできない。

「ここで急ぐことよりも、もっと根本のところが間違っている」。

» そう思うのなら、小泉劇場などに喝采を送るのを止めたらどうか。安倍新政権は、さらに医療社会保障の縮小政策を採ると明言している。

18病院は大淀病院がどの順番で打診したかを知りたがるだろう。そして、早くに打診された病院は「我々に打診された時はまだ重篤ではなかったはず」と言い逃れ、最後の方の病院は「自分たちよりも前に打診された病院の責任が重い」と主張するだろう。

» これは全くの記者氏の想像だ。依頼を受ける時間の前後は、この場合、あまり関係なかろう。依頼を受けた時点で、自院と依頼して来た患者の状態とを、瞬時瞬時に判断している。医師なら、どんな患者さんのどんな事例でも、後から反省や検討はする。この言は、それとはかけ離れた次元のバッシングでしかない。

命を見捨てた18の病院に言いたい。恥を知れ。

» 搬送を断った病院は、自院でできる事をして、自院の患者さんを救う努力をしていたのだ。このことも、これ以上も、この記者氏に何を言っても無駄だ。正義の味方のつもりなのだ。

—–

この記者氏に「恥を知れ」とは、私は言わない。恥を知ることができる可能性がある人には、そう言っても何かの価値があるかもしれない。しかし、日刊スポーツ紙にはこの言葉は当てはまらない。

———-

以下、参考資料

大淀事件 14 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 10 資料

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この記事へのトラックバック一覧です: 奈良産科転送事件続報 10:

» 感情は向けられるべき所がある トラックバック いなか小児科医
2006年10月26日 晴れ久しぶりに、映画のビデオを見ました。日本語タイトル「 [続きを読む]
http://swedenhouse-oita.cocolog-nifty.com/pediatrics/2006/10/post_9987.html

受信: 2006/10/27 18:49:00

» もう,がんばらなくていいのです トラックバック freeanesthe
重ね重ね,亡くなられた女性の冥福をお祈りする。 —————- [続きを読む]
http://anesthesia.cocolog-nifty.com/freeanesthe/2006/10/post_d155.html

受信: 2006/10/28 11:17:04

コメント

こんばんは
トラックバックいただきありがとうございました。

悲しいコラムです。救われないでしょう…
何を言ってもですね…

こちらからもトラックバックさせていただきました。

投稿 いなか小児科医 | 2006/10/27 18:51:03

いなか小児科医先生
こんにちは、または、こんばんは
こちらこそ有り難うございます。

こういう人が報道機関の大多数なのかも知れません。

インターネット上の情報を眺めていますと、医療関係者以外の方にもご理解をいただけるような方が、ちらほらですが、見受けられるようになってきました。

報道機関の方がまだまだです。

投稿 道標主人 | 2006/10/27 20:52:23

誠に申し訳ありません。
こちらの手違いでTBを2回送ってしまいました。
ひとつを削除していただければ幸いです。

投稿 freeanesthe | 2006/10/28 13:29:03

freeanesthe 先生

トラックバック有り難うございます。おっしゃって頂いたようにいたしました。

cocolog@nifty のトラックバックシステムのせいでしょうか。
私もうまく他所にトラックバックを送れない事態を経験します。

投稿 道標主人 | 2006/10/28 13:36:51

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大淀事件 8-2 資料 2 / 近県者情報 4

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 8-2 ( 20061025 / 22:08 )

某所に 2006.10.24 の時点で出回っていた資料。誤字も原文のまま。


要点のみで失礼します。

一人医長のこの先生は、当日は朝8時ぐらいに出勤され、誘発したこの患者さんに軽い陣痛が起きて来たので、夜勤担当の助産師に経過を観察するよう指示し、食事のため、病院近くの自宅に一度帰宅したそうです。

食事を済ましたのち、夜11時前には分娩に備えるため産科病棟に帰ってきて、助産婦に当直室にいると連絡をいれた。その間は患者に特筆すべき異常はなく、助産婦からの連絡もなかった。

深夜0時すぎ、分娩室に分娩進行の様子を見に行った時、患者が頭痛を訴えたのち失神したので、自分自身でも簡単な内科的チェックを行い、念のため内科の当直医(循環器内科医)を呼び、その間に内診をして、子宮口が約4センチか医大している事を確認した。

内科当直医がきて内科的診察を行い、異常はないと思う、陣痛という痛みに対する反応ではないか(CTが必要などと言うアドバイスは決してしていない)と言ったので産科医も一応安心して、付き添っている助産婦に10分おきの内診と、パルトグラムとCTG(分娩監視装置)の装着と記録を指示し、いったん分娩室横の待機室か一階下の当直室(どちらか不明だが)に帰って待機していたところ、午前1時30分頃分娩室の助産婦より痙攣が始まったと言う連絡が入り、あわてて分娩室に引き返した。
その後は最初に書いたとおりです。

忘れていましたがこの先生は当日午前中は外来診察をされています。毎日オンコールで、平日週2回と土日は月2回は大学よりのアルバイトの先生が病院で当直してくれたそうですが、緊急の帝王切開があるときはすぐに駆けつけておられたという事です。分娩数は月約20から30、手術は月7から8例こなしていたと言っていました。細かい数字は確認していません。悪しからず。

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大淀事件 8-2 資料 / 毎日新聞 2006.10.25

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 8-2 ( 20061025 / 22:08 )

毎日新聞 2006.10.25

9病院「満床」「処置中」で拒否 背景に医師不足
奈良・妊婦転送死亡:9病院「満床」「処置中」で拒否 背景に医師不足

奈良県大淀町立大淀病院で妊婦が意識不明となり、搬送先の大阪府内の病院で死亡した問題で、受け入れの打診を受けた同府内17病院のうち、9病院の断った理由が25日、分かった。大半が「満床」や「処置中」などを理由にしており、病床数不足や医師不足が背景にあるとみられる。全国トップレベルの周産期医療を誇る大阪府でも高リスクの患者の受け入れが厳しい状況になっている実態が浮き彫りになった。

【河内敏康】

緊急かつ高度な周産期医療に対応する同府の「産婦人科診療相互援助システム(OGCS)」加盟43病院のうち、受け入れを断った9病院に、理由などを聞いた。

大阪市立総合医療センターは、9床ある新生児集中治療室(NICU)を、さらに1床増やして対応中だった。八尾市立病院も、6床あるNICUが全部ふさがっていた。満床を理由に断ったのは計5病院だった。

また、ベルランド総合病院(堺市)は「リスクの高い妊婦の分娩(ぶんべん)が進行中だったことに加え、自宅待機の患者が帝王切開のため入院することになった」とし、高槻病院は「帝王切開の手術が重なっていた」—-など、2病院が分娩中で態勢的に難しかったことを理由に挙げた。

このほか、済生会吹田病院(吹田市)は「麻酔医が院外で待機中だったため、対応に時間がかかると判断した」、千船病院(大阪市)は「子癇(しかん)発作と聞き、母体の対応ができないと判断した」と説明した。

妊婦は奈良県と大阪府の計19カ所の病院で受け入れを拒まれた。同府は、産婦人科医会を中心に87年からOGCSを運用。母体・胎児の集中治療管理室の空き状況の情報などを加盟病院が共有し、24時間態勢で高いリスクのある妊婦や胎児に対応している。

しかし、OGCSを使って加盟病院に搬送された件数は、96年が963件だったのが、05年には1779件と2倍近く増え、対応に追われているのが実情だ。同府精神保健疾病対策課は「なぜ、これだけ受け入れ拒否が続いたのか、府としても検証しなければならない」と話している。

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大淀事件 8-2 ( 20061025 / 22:08 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 25 日、午后 10 時 8 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 5-2 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀町立大淀病院、妊婦、転送、搬送、死亡、子癇、脳内出血

受け入れができなかった医療機関のいくつかについて、その理由が報道された。

満床を理由に断ったのは計5病院だった。

毎日新聞 2006.10.25
9病院「満床」「処置中」で拒否 背景に医師不足

大阪市立総合医療センター : 9 床ある NICU を、さらに 1 床オーバーして対応中だった。
八尾市立病院 : 6 床ある NICU が満床。
高槻病院 : 帝王切開の手術が重なっていた。
済生会吹田病院 : 麻酔医が院外で待機中だったため、対応に時間がかかると判断した。
千船病院 : 子癇発作と聞き、母体の対応ができないと判断した。

大淀病院の関係者からと思われる以下の情報が、複数箇所に出回っている。これまでと同じ提供者と思われる。内容は医師が書いたものとして矛盾無く受け入れられるものであり、信頼性が高いと判断できる。

これまでの内部からと思われる情報と、報道されている様子を総合すると、CT を撮るように産婦人科部長に申し入れたのは、ご家族かその類縁者だったようだ。内科医が最初の時点で脳内出血を疑って CT を撮るように強硬に主張したというようなことはなかったようだ。報道で伝わる限り、CT にご家族や報道がこだわるのは、ここに医師の過誤があるはずという論旨なのだろう。

…..
内科当直医がきて内科的診察を行い、異常はないと思う、陣痛という痛みに対する反応ではないか(CTが必要などと言うアドバイスは決してしていない)と言ったので産科医も一応安心して、付き添っている助産婦に10分おきの内診と、パルトグラムとCTG(分娩監視装置)の装着と記録を指示し …..

以下、参考資料、過去記事

大淀事件 8-2 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 5-2 資料
大淀事件 8-2 資料 2 | 旧 奈良産科転送事件続報 5-2 資料 2

大淀事件 08 ( 20061021 / 15:22 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 5
大淀事件 08 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 5 資料

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大淀事件 13-2 ( 20061025 / 18:07 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 25 日、午后 6 時 7 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 9-2 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀町立大淀病院、妊婦、転送、搬送、死亡、子癇、脳内出血、総合周産期母子医療センター

本日の続報である。奈良県は、やはり自分のところだけではできそうにないと気付いているようだ。

共同通信 2006.10.25
病院探し、大阪に協力要請 妊婦死亡受け奈良県
奈良県大淀町立大淀病院で分娩(ぶんべん)中に意識不明になった妊婦(32)が19の病院で受け入れを拒否され、その後死亡した問題を受け、奈良県は24日、大阪府の救急搬送ネットワークに協力を要請する考えを明らかにした。
ネットワークは大阪府内の43病院をインターネットで接続、設備や空き状況を24時間確認できるようになっている。奈良県は、県内の病院も情報を閲覧できるように協力を求める。

オンラインネットワークで情報確認、必要なことだ。だが最後はマンパワー。医師も看護師も、その他のスタッフも待機できるかどうかだ。直接電話で連絡を取って回る事には変わりない。

医療関係者や救急医療の現場に立った救急隊員などでなければ、このネットワークで救急受け入れ病院を登録表示するガイドシステムが如何に役に立たないか、理解できないだろう。

救急患者が出た。ではパソコンでガイドシステムにアクセスしたら、画面上に受け入れ可能病院のリストがツラツラッと表示されて、電話してすぐ搬送 OK。こういう情景を想像しているのではないだろうか。

———-

さらに奈良県はこういう手段に出た。医師を奈良県に呼び戻すという。

asahi.com 関西 2006.10.25
医療機関整備で県外派遣産科医の撤収へ 奈良・妊婦死亡
奈良県大淀町の町立大淀病院で19病院に搬送を断られた末、妊婦が死亡した問題を受け、同県立医大から大阪や和歌山など県外の病院に派遣されている産科医を引き揚げる方向で、県が検討を始めたことがわかった。高度な治療が必要な妊婦と新生児を受け入れる「総合周産期母子医療センター」を早急に整備するためだが、深刻な産科医不足の中、引き揚げによって「お産の空白地帯」に陥る恐れがある地域に、動揺が広がっている。
同センターは、厚生労働省が各都道府県に07年度中の整備を呼びかけているが、奈良を含む8県が未整備となっている。関係者によると、同センターは、県立医大付属病院(橿原市)の産婦人科が入る施設内に設置。母体・胎児集中治療室(MFICU)を現在の3床からセンター化の基準である6床に増床する。施設整備費は数千万円にのぼる見込み。

MFICU の増床分の看護スタッフはどうするつもりなのだろう。当然、医師の人件費の事など二の次だろう。日本の医療経済学では、下っ端医師の人件費が一番安価である。医科大学の奴隷スタッフとして呼び戻す、というわけだ。喜んで戻る医師は多いのだろうか。受け入れを断ったら刑事捜査を受ける奈良県。いや、次は全国どこででも同じことが起こるだろう。

だったらなおさら、戻ろうという医師は少ないだろう。計画通りにいくだろうか。逃散を加速しはしないだろうか。呼び戻された先、すなわち奈良県立医科大学での待遇次第では、退職して医局人事を離れる医師、開業する医師も出るだろう。大学のスタッフの待遇は、上記の通り、推して知るべし。

もしも引き上げに応じる医師が何人かいたとして、逃散する医師も出る。そうしたら、引き上げられたところ、あるいは、逃散されてしまったところは、そこがまた医療過疎地になる。連鎖反応、ドミノ倒し式に奈良県のさらに周辺で医療崩壊が起こるだけにならなければよいが。

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以下、参考資料

大淀事件 13 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 9 資料

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大淀事件 13 資料 / 各社報道 20061024 – 25

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 13 ( 20061025 / 11:13 )

Sankei Web 2006.10.24

重症妊婦受け入れ 県が2病院に要請へ

大淀町立大淀病院で8月、分娩(ぶんべん)中に意識不明となった妊婦が19病院から転院を断られ、搬送先病院で後日死亡した問題を受け、県は、近畿大学医学部奈良病院(生駒市)と天理よろづ相談所病院(天理市)の民間2病院に対し、緊急時の重症妊婦の受け入れを今月中にも要請する方針を決めたことが23日、分かった。現在受け入れ可能な県立医大付属病院(橿原市)と県立奈良病院(奈良市)だけでは対応に限界があるためで、集中治療管理室の整備なども同時に要望する。

県によると、県内では現在、重症妊婦を受け入れる拠点病院は県立の2病院しかないうえ、厚生労働省が都道府県単位で整備を進めるよう求めている「総合周産期母子医療センター」についても、整備予定の県立医大付属病院には現在、重症妊婦に対応できる集中治療管理室が、同省が示す基準の半数にあたる3床しか設置されていない。

このため、今回の問題で大淀病院から最初に受け入れを打診された県立医大付属病院では、満床を理由に受け入れを断念。県立奈良病院にも断られた後は大阪府内で受け入れ先を捜すしかなく、転院先に運ばれたときには、最初の受け入れ打診から約4時間が経過していた。

今回の問題を受けて、県医師会の産婦人科医会は、子癇(しかん)発作や分娩時の大量出血など5つの重症症例を挙げ、こうした妊婦については原則、県立医大付属病院と県立奈良病院で受け入れることを県に要請していた。

しかし県では、両病院だけでは満足な対応ができないと判断。ほかの搬送先として、近畿大学医学部奈良病院と天理よろづ相談所病院にも協力を呼びかけることを決めた。

県によると、近大医学部奈良病院には救命救急センターがあり、重症の新生児を対象にした集中治療管理室もあるという。また、天理よろづ相談所病院も、民間の大手病院であることから候補に選んだ。

また、県では受け入れ要請と同時に、重症妊婦や新生児に高度医療を施せる集中治療管理室の整備についても要望する考え。

県医務課は「搬送時間を極力短縮するため、県内の医療体制の整備が早急に必要。そのためにも、早ければ今月中にも民間や大学の病院に協力を要請したい」としている。

(10/24 11:25)

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共同通信 2006.10.25

病院探し、大阪に協力要請 妊婦死亡受け奈良県

奈良県大淀町立大淀病院で分娩(ぶんべん)中に意識不明になった妊婦(32)が19の病院で受け入れを拒否され、その後死亡した問題を受け、奈良県は24日、大阪府の救急搬送ネットワークに協力を要請する考えを明らかにした。

ネットワークは大阪府内の43病院をインターネットで接続、設備や空き状況を24時間確認できるようになっている。奈良県は、県内の病院も情報を閲覧できるように協力を求める。

関係者によると、奈良県で救急治療が必要になった妊婦の約4割が大阪府などに搬送されているが、医師同士の個人的なつながりなどで情報を得ているのが現状という。

今回の問題で大淀病院から最初に受け入れを要請された県立医大病院は、県内の病院が満床だったため、大阪府内の17の病院に電話をかけ、受け入れ先が見つかったのは約2時間半後だった。

奈良県医務課は「少しでも受け入れ先を探す時間を短縮できるよう協力をあおぎたい」としている。

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asahi.com 関西 2006.10.25

医療機関整備で県外派遣産科医の撤収へ 奈良・妊婦死亡

奈良県大淀町の町立大淀病院で19病院に搬送を断られた末、妊婦が死亡した問題を受け、同県立医大から大阪や和歌山など県外の病院に派遣されている産科医を引き揚げる方向で、県が検討を始めたことがわかった。高度な治療が必要な妊婦と新生児を受け入れる「総合周産期母子医療センター」を早急に整備するためだが、深刻な産科医不足の中、引き揚げによって「お産の空白地帯」に陥る恐れがある地域に、動揺が広がっている。

同センターは、厚生労働省が各都道府県に07年度中の整備を呼びかけているが、奈良を含む8県が未整備となっている。関係者によると、同センターは、県立医大付属病院(橿原市)の産婦人科が入る施設内に設置。母体・胎児集中治療室(MFICU)を現在の3床からセンター化の基準である6床に増床する。施設整備費は数千万円にのぼる見込み。

同病院には産科医が15人程度配属されているが、増床などでさらに数人が必要になる見通し。全国的な産科医不足で新たな補充が望めず、同医大の医師派遣先となっている大阪府の東大阪市立総合病院や松原市立松原病院など、県外の関連病院約10カ所のうち、いずれかから引き揚げる案が県庁内では有力だ。

大学の医局に所属する医師の人事権は通常、医局の教授が実質的に握り、人的つながりのある関連病院に派遣されてきた。県幹部の一人は「派遣先の医師が現状を理解して医大に戻ってきてくれるはず」とみる。

一方で、関連病院の一つ、大阪府八尾市の八尾市立病院は4月、同医大から産科医4人の派遣を受けて昨年から中止していた分娩(ぶんべん)を再開。医大側も奈良からの急患を受け入れる県外の拠点として期待していたが、今回のケースで病院側は、新生児集中治療室(NICU)が満床との理由で受け入れ要請を断った。

周辺の公立や私立の病院が医師不足で次々と分娩の取り扱いを中止し、患者が同病院に集中。分娩数は月約60件と昨年までの2倍に達した。病院幹部は「ここは地域の拠点病院。医師が引き揚げられたら地元の救急搬送も受けられない」。

和歌山県新宮市の市立医療センターも医大から医師2人の派遣を受けている。地域で分娩できる唯一の病院で、年に約400件のお産を扱う。担当者は「都会と違って妊婦の転院ができない現状では、引き揚げの影響が大きすぎる」と漏らす。

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大淀事件 13 ( 20061025 / 11:13 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 25 日、午前 11 時 13 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 9 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀町立大淀病院、妊婦、転送、搬送、死亡、子癇、脳内出血、総合周産期母子医療センター

奈良県のお役人は、現場の事を本当に知らないのだろうか。知っていても、何の権限も予算もなく、何もできないのだろうか。

以下の新聞報道は、ただのポーズのように見える。

Sankei Web 2006.10.24
重症妊婦受け入れ 県が2病院に要請へ
大淀町立大淀病院で8月、分娩(ぶんべん)中に意識不明となった妊婦が19病院から転院を断られ、搬送先病院で後日死亡した問題を受け、県は、近畿大学医学部奈良病院(生駒市)と天理よろづ相談所病院(天理市)の民間2病院に対し、緊急時の重症妊婦の受け入れを今月中にも要請する方針を決めたことが23日、分かった。現在受け入れ可能な県立医大付属病院(橿原市)と県立奈良病院(奈良市)だけでは対応に限界があるためで、集中治療管理室の整備なども同時に要望する。

奈良県では 2003 年の時点で周産期救急医療のネットワークを構築していたはずではなかったのか。

奈良県立医科大学附属病院周産期医療センターを設置 県政だより奈良 2003
県では、県立医科大学附属病院・県立奈良病院・国立奈良病院・天理よろづ相談所病院・近畿大学医学部奈良病院の五病院を周産期医療の基幹病院として、県内の産婦人科病院や診療所をコンピュータネットワークで結ぶ「周産期医療情報システム」を運用しています。

そのネットワークだが、本件の時点では、確認が取れているだけで、下記のような事情が重なっていて、県立医大、県立奈良の両病院しか、稼働できる状態ではなかったらしい。

しかも、その両病院は、フル稼働していたからこそ、本件の患者さんを受け入れることができなかったのだ。

天理よろづ相談所病院は年末まで改修のため救急外来は対応していないらしい。天理よろづ相談所病院2007年度卒後臨床研修プログラム ( PDF ) を見ると、産婦人科医は 5 名、うち指導医は 3 名という陣容だ。毎晩救急をやるにはとても足りないマンパワーと言える。

近畿大学奈良病院には産婦人科常勤医が 6 人、一人は病院長で、周産期担当は 2 名しかいない。地方都市病院の産婦人科と大差ない。夜間ハイリスク妊娠の救急はとてもできそうにない。

奈良県立医科大学産科婦人科学講座スタッフ紹介を拝見すると、医大には教授以下、大学院生まで入れて 14 人しかいない。この 14 人で救急だけをやっているのではない。医療関係者でない方は、14 人もいれば、毎晩 2 – 3 人が当直して ( 本当は夜勤と呼ぶべきだが ) 救急をすればよい、とお考えになるだろう。実際にそうしていたわけだ。本件の時は、4 名が深夜、緊急帝王切開手術に入っていた。しかしそれがぎりぎりのところでの努力だという事は、なかなか理解されないようだ。

県立奈良病院産婦人科の医師紹介では、産婦人科医は 6 名だ。これで周産期救急をまかなっていたのだ。6 名が交代で毎晩、当直とは呼べない夜勤をしていたのだ。労働基準法も地方公務員法も関係ない世界のようだ。当日は、妊娠 24 週早産進行中だった。これが母児共にどれだけ危険な事か、お産で人が死ぬという事を日本人が忘れてから久しいが、当夜は、県立奈良病院産婦人科のスタッフが必死で働いていた事だろう。

国立病院機構奈良医療センター婦人科は、国立奈良病院が独立行政法人化され、産科を閉鎖した状態のものである。しかも現在は婦人科も閉鎖になっている。奈良県は産婦人科医が足りないのだ。

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そこで奈良県は民間にお願いせざるを得なくなった、という事だ。民間だって、予算とマンパワーのぎりぎりでやっているのに。しかし、上記で見る限り、マンパワーのキャパシティはあまり無さそうだ。

その上、集中治療管理室の整備なども要望とは、奈良県は、地方自治体として、限界なのだ。お金を出さずに、なんとかしようと、言うだけで何もできない状態だ。これは奈良県だけが悪いのではない。国が医療費をケチり、箱もの作っても人を増やして来なかったつけなのだ。

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以下、参考資料

2006 年 8 月 8 日は火曜日

大淀事件 13 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 9 資料

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大淀事件 11 外伝 2 資料

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 11 外伝 2 ( 20061025 / 08:57 )

大淀事件 11 外伝 資料 | 旧 奈良産科転送事件外伝資料から、プログ執筆者の方と医療関係者と思われる方お三方のコメントの抜粋。
吉野の宮司 ( ブログ執筆者の方 )
inakanougeka ( 医療関係者と思われる方 )
関東の外科医 ( 医療関係者と思われる方 )
関西の小児科医 ( 医療関係者と思われる方 )

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吉野の宮司 ( ブログ執筆者の方 )

奈良の救急医療全体の問題でしょうが、医者のおごりもあります。大淀病院の院長のコメントには、申し訳ない人命に対する反省が欲しいです。医者としての謙虚さが足りないコメントでしたね。
2006/10/18(水) 午後 9:52

本当に残念です。色々な事を見直していかないとこのようなことはまた起こると思います。とにかくひとつのことを無駄にしないでその教訓をしっかり活かして行かなくてはいけません。それでもやはり命を落とされてしまった方やご遺族は本当に無念だと思います。
2006/10/19(木) 午後 1:08 [ kaidaruma ]

kaidarumaさん、産婦人科に限らず、緊急時のたらいまわしは当分是正されないでしょう、もちろん死にそうな患者を受けて・・その病院が医療ミスを訴えられたくないという保身が働き、各病院がたらい回しするために次も起きることでしょう。医者の倫理観が薄れ、あるのは、一人二人の命であんまり騒がないで・・という医者の傲慢さでしょう
2006/10/19(木) 午後 3:57

自分の娘がと思うとたまりませんよ。確かに・・わが娘の出産の時も産婦人科の先生は事務的で微塵も妊婦にやさしくなかった気がしていました。
2006/10/19(木) 午後 4:38

端山さん、奈良県の場合救急医療の面では遅れているのです。とにかく無駄な税金の使われ方がしてあり、「非課税の施設が多いいのです、また特殊な所に補助が多く、いわゆる逆差別が常態化している県の悲しさです。
2006/10/19(木) 午後 6:53

きんぎょさん、そのとおり以前から何度も同じことで命が失われています。医療面だけでなくどこか閉鎖的でセクト主義で柔軟な危機管理面の立ち遅れを感じます。とにかくこの近辺では安心して子供は産めません
2006/10/19(木) 午後 6:57

くうさん、そのとおりですよ・・人命を大切に、最大限の努力をしCTで検査し出血を出し手入れば、確実に助かっています。人事を尽くせば神は救います。遺族もあれほど手を尽くして戴いたのにとあきらめも出来ます
2006/10/19(木) 午後 8:31

この際奈良県も、今回のことを踏まえて、知事をはじめ各種関係者が命の大切さを再認識し、他の行政以上に医療の緊急医療の対応を整備してもらいたい・・この妊婦の死を無駄にさせないためにも。騒がなくてはなるまい
2006/10/19(木) 午後 8:39

端山さん、奈良県は以前から救急車で運んで、直ぐに病院が決まらずたらいまわしが問題化していました。妊婦の死をどうせ手術しても助からないだろうと考えず最善の努力と医者の誠意があれば、我慢できるのです。 大阪まで1時間30分が命を奪うのですよ
2006/10/19(木) 午後 8:43

医療の問題点は、その地方自治体の最優先課題でしょう。私達は医者の判断が適切かどうかの専門的知識がありませんが、今回の場合は、どうせ死んでしまう命だから世間もマスコミも騒ぐなというコメントは、いけないと考える。努力し誠意を見せ、患者にか関わったかどうかだと信じる。コト-先生に拍手を送るのも不便さではなく、自分達に何が出来るかでしょうね
2006/10/19(木) 午後 9:14

同感です。何故頭痛を訴えた妊婦の大事をとってCTスキャンやMRI等の検査がなされなかったのか?夜間といえども、何故、麻酔や緊急手術体制がとれなかったのか?そして、産婦人科と脳外科の連係が何故無視されたのか?他の病院との緊急時の協力体制が取れないのか?数々の問題点を隠蔽することなく、真実を出し尽くし、今後このような事が無いようにしなければならないと思う。警察も検察もその点を捜査してもらいたい。 ただ警察は捜査しても原因を隠すのでまたうやむやになる
2006/10/19(木) 午後 11:38

マスコミの新聞テレビも確かにゆがんでいっも報道します。確かに母子ともに出産が望まれますが、今回は、大淀病院の夜間緊急体制と担当医者の判断ミスがありますよ。尽くすべき手を打ちそれでも、母の命が持たない場合もあります。ともちさん、医者の汗水たらした努力の結果命がなくなることにはこの夫も何も言いませんよ・・患者への愛情でしょう。今回はマスコミが大げさに取上げなければ奈良県の緊急医療はもっと恐いからです。医者のスタンスで見てはいけない、必ず患者のスタンスで見ていなければ成らないと思う。
2006/10/20(金) 午後 0:56

この事案はいしの判断ミスの氷山の一角です・・普通は医者のやることだから間違いは無いと思い、もしも死亡しても、寿命だとあきらめるのでしょうね。しかし今回は違う。医者が努力に努力した痕跡が無い。誰もが無念に思う事件です
2006/10/20(金) 午後 3:28

ともちさん、最近のマスコミの生地の捉え方は、朝日、日経、NHKやTBSなどマスコミが世の中をゆがんだ方向に、偏った報道をしていることは全国民が知っています。だから信頼できるのはブログや掲示板からの情報です。何故ならばマスコミ記者は会社の方針のままでしか記事がかけないのです。弱いものの立場での視点がずれることはしばしばです
2006/10/20(金) 午後 4:22

しかし、この大淀病院の患者への誠意や真心は欠けていたし、県内に沢山病院があり19もの病院がたらいまわしにしたことは事実です、それを報道することで知事が立ち上がることを望んでいるのです。あなたは単に医者の言い分もあるんだが・・というかもしれないが医者の言い分の問題は警察が調べます・・今後の緊急医療の問題ですよ・・・今後同じ事が無いために騒いでいるんですよ
2006/10/20(金) 午後 4:31

手術しても足すからなカッつたかどうかではなく、患者の夫は手術を望んでいた。さすれば例え手術後死んでいても、五条の夫は、納得がいくでしょうやらずにダメだろうと医者は言わないでしょう。やるかやらないか迷う時はやれば自分であっても納得出来るでしょう。
2006/10/20(金) 午後 10:12

今回の大淀病院の出来事は、産婦人科だけの問題ではない、医者をパッシングしていると考えるとさらに大きな事件が起きるわけで。まずは妥当な判断ではないとする謙虚さから進歩が生まれますが。何をぬかすか、ど素人がという驕りからは夜間の緊急体制の整備は遅れます。
2006/10/20(金) 午後 10:24

マスコミは何故この問題を大きく扱うかといえば・・産婦人科の先生のCTスキャンの検査や、転院先が皆拒絶した問題点も含んでいるわけです。田舎の病院だからこそ人の命を大事に考えねばならないんです。
2006/10/20(金) 午後 10:27

医者は、妊婦の命を救うための最大限の努力をしたかどうかは、警察の捜査に待たねば成りませんしかしまた明日にでも・・同じようなことがあれば、大事な命を失うわけで・・医者の処分とかの問題は我々に関係ないのです。
2006/10/20(金) 午後 10:31

医は仁術ですよ。孤島でも田舎でも出来る限りの医者が努力をし、誠意を持ち患者に接していたら、マスコミも患者関係者も許容できるのではなかったでしょうか。医者は大変な仕事であり尊い誇りの有る仕事です。
2006/10/20(金) 午後 10:45

医者が、全部歯医者や獣医や整形医師ばかりでも困ります。医療ミスの問題が多発するから、医師になりたくないというもので医師になるのでしょうか・・?そうではなく人の命を救いたいとみなさんは医者になられていると信じます。このような事案こそ、これからの反省と検討事項として、寧ろ艱難辛苦を超えて医者も、何故この事件がこれほど世間で問題とされるのかと思っていただければそれも大切でしょうね。医者が困難な脳外科を目指さないとは考えません。寧ろ「神の手」の誇りをもっ医者を尊敬します。
2006/10/20(金) 午後 11:01

宮司は、口に衣着せずに申し上げます。ただブログだからと、顔を見せず名前も伏せてただい痛いことを言うのではなく、何が正され、何がこれから問題となるのかを考えます・・例えば、無念な死に方ではなかったか?その魂がいまだ恨めしく浮遊していないかと考えます。だから今回の魂は無念ではなかったかと思うと涙が出るのです。どうぞいっでもおこし下さい。
2006/10/20(金) 午後 11:12

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inakanougeka ( 医療関係者と思われる方 )

事実関係の順序をよく把握した上で判断してください。内科医がCT撮影を主張したのは朝日新聞関西版↓によると他の病院への転送を待っている間のことです。大淀病院では麻酔科が居ないので頭と帝王切開の同時手術できない。CTがどんな結果でも転院の方針に影響しないと思います。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200610170083.html
2006/10/20(金) 午後 9:28

わたしは素人蔑視じゃなくて 同じ土俵で議論してるつもりですよー 手術してたすかるかどうかじゃなくて 大淀病院での手術は無理ってことです。麻酔科医いないし設備もたぶん不十分ですよ。 >「まずは妥当な判断ではないとする謙虚さ」 これって謙虚というより決め付けじゃないでしょうか?「妥当か妥当でないかどっちなんだ?」というのが謙虚な姿勢だとわたしは思います。

2006/10/20(金) 午後 10:48

>「しかしまた明日にでも・・同じようなことがあれば」 そう!まさしくそこが大事。 報道によると発症から転送を決定するまでが1時間半 それから転送が決まるまでが二時間半 受け入れ態勢の不備の問題の方も相当重要ですよね 産科医の数がぜんぜん足らんのです。 問題は今回の報道や宮司さんのようなご発言で産科医が増えるか減るかですよね。「あーこりゃたいへんだ おれも産科医にならなきゃ!」と思うか「うわー こんな理不尽な叩かれ方するんなら産科辞めよー」と思うか。これって宮司さんには関係ないことでしょうか?
2006/10/20(金) 午後 10:49

吉野はわたしの先祖の墓もあるし いちど宮司さんとやたがらすでも呑みながら ゆっくり議論したいですね
2006/10/20(金) 午後 11:02

検討はもちろんせんといかんですよ。報道も含めて全面的に。隠蔽するなんてとんでもないです。これから追々詳細が明らかになっていくと思いますんで宮司さんもゼヒ長期的に観察してください。
2006/10/20(金) 午後 11:08

こまかい話ですんませんが歯医者は歯学部で獣医は農学部ですんで あんまりわれわれには関係ないです >「艱難辛苦を超えて」 修行の苦労ならなんぼでもしますけど 事情もわからんうちからバッシングではやる気なくしますよ たとえばこの事件が報道ミスだったらどうします?
2006/10/20(金) 午後 11:13

「医療ミス」はけしからん。ゼロにするのは不可能でも一件でも少ない方がいい。そのための努力は大事。これはまちがいない。これと同様に「医療ミスでないものを吊るし上げる」こともあってはならんことです。複雑な問題ですから結論は詳細がわかってからにしたほうがいいと思います。
2006/10/20(金) 午後 11:26

ベッドがないならナゼ買わない? 「ベッドが無い」のは家具屋で買って来るのを忘れたからではなく、対応する部屋や法律で定められた数の看護師や医師が足らないからです。数ヶ月でできる問題ではありません。奈良県では2年ほど前に大学病院の産科ベッドを増やしたと報道がありましたがそれ以上のスピードで産科をやめる病院医院が増えているので焼け石に水の状態です。全国的な現象ですが奈良県は重症な方です。
2006/10/21(土) 午前 0:16

ベッドが無いのに患者を受入れたら余計に危険です。患者の安全のためにはベッドは必要です。しかも規定数以上に患者を受入れたら病棟全体の患者の入院料を強制的に減額する厚生労働省の規則もあるのです。大学病院のある市には市民病院が無いので正常分娩の人も多数入院していると聞いております。
2006/10/21(土) 午前 0:19

今 入った情報によると 産婦人科主治医も内科医当直医もCTについて意見交換したことは無い、なぜそんな報道があるのかわからないと言っているとのことです。「内科医が主張」という情報の出所は夫ら遺族の証言だと思います。なお、CTを撮影するには技師を自宅から呼び出した上で電源を入れて暖まるのを待つので一時間程度必要、転送が決まって連絡待ちすぐにでも送りたい状況で最初から4時間待つ予定では無かったことも承知してください。CT室と病室は病院の正反対の端と端の位置関係だったそうです。
2006/10/21(土) 午前 1:04

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関東の外科医 ( 医療関係者と思われる方 )

他の病院にたらい回しされて、18の病院が病床がないとかで受け入れを拒否して 良く考えてから書いてください あなたがその体制に不備有りと(これはこれで現場を批判されるのは筋違いで本来行政に責任を問うべきものでしょう)する大淀病院でさえもこの地域では基幹病院だったわけでしょう。あなたが「たらい回し」と凶弾した18の病院のうち大淀病院より規模が大きく、体制が整った病院はどのくらいあるのでしょう?おそらく10以上は個人経営の小規模の施設または同程度であろうと推測されます。
2006/10/21(土) 午前 10:12

残りの施設でも夜間に、意識不明で子宮口開大の妊婦を速やかに処置できるところなど、2、3施設に絞られると考えます。即ち、「深夜帯で町立病院レベルが対応できなくなった患者を受け入れられる病院など殆どない」ということです。おそらくはこの担当医は県立医大で拒否された時点で絶望的な気持であちこちと手当たり次第に電話をかけていたものと推測されます。その結果が18という数になっただけのことです。その数の多さだけをセンセーショナルにあげつらう筋合いはありませんね。
2006/10/21(土) 午前 10:13

そして本来この妊婦さんを受け入れるべき規模体制の数病院については、なぜ受け入れができなかったかについて調査をすべきということに異論はありません。しかし、このような病院であっても、2名以上の産科医、2名以上の脳外科医、麻酔医、手術室スタッフおよび手術室の確保が「可及的速やかに、一つも欠けることなく」行われる必要があるわけです。未確認情報ながら県立医大は当時手術室使用中との話もあります(この時点で県立医大に搬送したらそれだけで過失を問われます)現在このような体制で医療がなされているところはありません。
2006/10/21(土) 午前 10:14

医療とは、刻々と変化する瞬間瞬間に、その都度、最適と思われる手段を選択していくものです。ある瞬間に最適と思われる手段も、その次の瞬間には禁忌となることも多々あります。例えば担当医は、意識不明になり、その原因が子癇>脳血管障害であると考え処置を行ったわけです。その判断過程には明らかに合理的な(此処では症状、バイタルサイン、発症頻度など)思考が存在します。残念ながら今回は可能性の低い脳血管障害であったわけですが判断過程に重大な誤りを見出せません。法律的に過失を問われる範囲にありません。
2006/10/21(土) 午前 10:37

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関西の小児科医 ( 医療関係者と思われる方 )

大淀病院の産科医師の診断と、多くの病院が受け入れできなかったこととは別に考えなければなりません。それを「命を軽視している医者」「金儲けにはしりすぎた医療界」とひとまとめにして医者、医療バッシングをしている宮司さんはあきらかにおかしい。あなたのような人が現場医師の士気を明らかに下げていることを認識してください。
2006/10/21(土) 午前 11:45

訴訟を恐れて受け入れを拒んだという証拠はどこにあるのでしょうか。「テレビのコメンテーターがそう言っていた」からですか?それとも「18もの病院が受け入れられないはずがない」という現在の医療環境を過信した考えからでしょうか。産科医師の診断が適切であったかどうかはこれから検証していく(警察が、ではなく医療の専門家が)必要があるでしょう。しかし宮司さんがもうひとつ問題としているいわゆる「たらい回し」、これは病院にも医師にも責任はありません。
2006/10/21(土) 午前 11:59

自分が勤務している病院の医療設備、マンパワーで対処できる病状かどうかを即座に判断するのも当直医の仕事です。たとえ空きベッドがあっても、判断の結果受け入れ不能とすることもあります。それは拒否ではありません。槍程度の装備で核弾頭に向かっていくようなことはできないでしょう。また今回の場合はベッドと一言で言っても一般病棟ではムリです。集中治療室でなければ対処できないのです。人工呼吸器やモニター類があって、なおかつ看護師が密に病状を監視できるところでなければ対応できません。そう考えれば18病院でうけいれできなくても、今の状況であれば何の不思議もないのです。宮司さんはそのようなことを検証して一病院、一医師をバッシングしていますか?
2006/10/21(土) 午後 0:11

感情論でものを言うことは簡単です。でも宮司さんのような「第三者」が今の医療を憂えてこのような記事を載せられるのなら、もっと深い思慮にたった発言をしていただきたい。「金儲けにはしりすぎている」とか、「高額所得者は医療関係で占められている」とか、そんなことは私たち実働部隊にはまったく無関係でむしろ心外です。医療界にコスト意識を強くもちこませたのは医師会でも一医者でもありません。小泉元首相です。官僚です。本当に今回の出来事から医療環境をかえようとお考えなら、もっと奥深く、根底の問題を見てください。何の力もない、一病院や一医師をつるしあげるようなことはやめてください。
2006/10/21(土) 午後 0:28

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大淀事件 11 外伝 2 ( 20061025 / 08:57 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 25 日、午前 8 時 57 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件外伝 2 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀町立大淀病院、産科、子癇、転送、搬送、受け入れ拒否

すでに消されてしまった以下のページのキャッシュから、プログ執筆者の方と医療関係者と思われる方お三方のコメントを拝見した。

考え方の溝は決して埋まらず、対立するまでもなく、全ては医師の怠慢、この事件の医師個人も無能で怠慢だし、こういう医療システムしか作っていない医師全てが怠慢で心を失っている。

….. という事のようだ。

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http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/41158780.html
このページは、Google で 2006年10月21日 17:32:57 GMTに保存された http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/41158780.html のキャッシュです。

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事例研究として、参照し保存しておく。

大淀事件 11 外伝 2 資料 | 旧 奈良産科転送事件外伝 2 資料
大淀事件 11 外伝 資料 | 旧 奈良産科転送事件外伝 資料

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大淀事件 11 外伝 ( 20061023 / 23:16 ) | 旧 奈良産科転送事件外伝

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大淀事件 09-2 資料 / 産經新聞 主張 2006.10.24

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 09-2 ( 20061024 / 22:33 )

産經新聞 主張 2006.10.24

【主張】病院たらい回し 患者本位の基本忘れるな

分娩(ぶんべん)中に意識不明に陥った妊婦が、19カ所もの病院に次々と転院を断られ、やっと収容された病院で脳内出血と帝王切開の緊急手術を受け、男児を出産した。だが、8日後に亡くなってしまう。問題は病院の「たらい回し」である。

残された夫は「妻の命をもっと大切にしてほしかった」「今後、同じことが起きないよう妊婦の搬送システムを改善してほしい」と訴えている。

妊婦は8月7日、奈良県大淀町立大淀病院に入院し、翌日午前0時過ぎ、頭痛を訴えて意識を失った。適切な処置ができないと判断した大淀病院は受け入れ先を探したが、満床や専門医不在を理由に断られ、6時間後、約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に運び込まれた。受け入れを打診した20カ所目の病院だった。

患者を医療設備と専門スタッフのそろった病院に搬送するシステムの欠如がまず問題だ。

奈良県では高度な医療や緊急治療の必要な妊婦の40%近くが県外に転送されている。厚生労働省が進めているお産を扱う周産期医療をネットワーク化するシステムの導入も他の自治体に比べ、遅れたままだ。

重体の患者を引き受け、面倒な医療訴訟を起こされる事態を避けたがる受け入れ側の病院の体質もあるだろう。厚労省によると、周産期医療は訴訟が多く、医療ミスや医療事故の12%は、産婦人科医が当事者だという。

妊婦が最初に入院した大淀病院の誤診の問題も、忘れてはならない。大淀病院は容体の急変後、妊娠中毒症の妊婦が分娩中に痙攣(けいれん)を引き起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、痙攣を抑える薬を投与した。当直医が脳の異常の可能性を指摘し、CT(コンピューター断層撮影法)の必要性を主張したが、受け入れられなかった。

脳内出血と正確に診断されていれば、搬送先の幅が広がり、早く受け入れ先が決まっていた可能性は高い。

奈良県警は業務上過失致死の疑いもあるとみて捜査に乗り出した。

患者を救うのが、病院や医師の義務である。患者中心の医療の基本を忘れているから患者をたらい回しにし、患者不在となる。

もう一度、医療とは何かをしっかり、考えてほしい。

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大淀事件 09-2 ( 20061024 / 22:33 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 24 日、午后 10 時 33 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 6-2 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀病院、産科、産婦人科、子癇、転送、搬送、放置、脳内出血、受け入れ拒否、死亡、医療崩壊、三大事件、医療事故、医療訴訟、刑事訴追、周産期救急医療、一人医長、周産期医療、搬送システム、産經新聞

産經新聞は、2006.10.22 に、折角 ( まあまあだが ) よい記事を掲載したのに、またダメになった。

産經新聞 主張 2006.10.24
【主張】病院たらい回し 患者本位の基本忘れるな
重体の患者を引き受け、面倒な医療訴訟を起こされる事態を避けたがる受け入れ側の病院の体質もあるだろう。厚労省によると、周産期医療は訴訟が多く、医療ミスや医療事故の12%は、産婦人科医が当事者だという。
妊婦が最初に入院した大淀病院の誤診の問題も、忘れてはならない。大淀病院は容体の急変後、妊娠中毒症の妊婦が分娩中に痙攣(けいれん)を引き起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、痙攣を抑える薬を投与した。当直医が脳の異常の可能性を指摘し、CT(コンピューター断層撮影法)の必要性を主張したが、受け入れられなかった。
脳内出血と正確に診断されていれば、搬送先の幅が広がり、早く受け入れ先が決まっていた可能性は高い。

これまでの当ブログで収集した情報を見れば、私が何か自説を申し述べなくても、ご理解が頂けると思うが。

10 月 22 日の自紙の記事を、この記者は読んでいないのか。それとも 10 月 22 日の記事の方が誤報だったのか。

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受け入れを断った他の医療機関の事情は、単に嫌だから、ではない。判明しているだけで以下のようなものだったのだ。

奈良県立医大 : 帝切手術中
県立奈良病院 : 妊娠 24 週早産進行中
大阪府立母子保健総合医療センター : 満床
大阪市立総合医療センター : NICU が病床オーバー
ベルランド総合病院 : 人手不足、ハイリスク分娩待機中、他分娩 2 件待機中

施設の人的、物的キャパシティを超えているから、受け入れることができないのだ。ベッドが空いていない = 物理的にも、マンパワーからも、受け入れることができない、という意味なのだ。医師は、患者が目の前で増えても、医師の分身が現れるわけではない。医療は医師だけでするものでもない。看護スタッフ、NICU や手術室などでは医療工学技師なども増えないと、増えた患者に対応できない。ベッドがなければ廊下でいいから受け入れてほしかった、というのは、あくまでも医療関係者ではない当事者の、理性を超えたところでの心情の吐露なのだ。それをそのまま流してしまっては、正確な検証も、建設的な議論も何もできない。

その上で、各医療機関では、医師が労働基準法無視のぎりぎりのところで働いているのだ。そしてその努力が刑事訴追される時代になったから、現場の医師はこれ以上の無理はできないと思うようになったのだ。それでも現場の医師たちは、今でもなお、無理をしているのだ。

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子癇という診断が誤診かどうか、新聞社がどういう検証の末にこう決めるのだろうか。記者の早とちりか、だれか入れ知恵をする医療関係者がいるのだろうか。

脳内出血と分かれば、なお搬送先の条件が厳しくなる。そういう事が理解できないとは。これはどう考察すればよいのだろう。新聞記者でしかも社説などの論評を書く記者は経験があって優秀なはずだ。そういう人の頭脳が全ての方面において優れていると信じたいが、優れた頭脳が思考した結果がこれでは、文系の頭脳と理系の頭脳は構造が違うのか、科学的な思考をする脳と情緒的な思考をする脳との違いなのか。新聞記者の思考の構造は理解できない。

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2 日間で、情報量も増えているだろうに、この記事の「劣化」は、一体なんなのだろうか。報道各社、本件ではこういう報道方針で行くという、報道各社の暗黙の了解か協定か。警察からの情報操作、あるいはこれも国策なのか。

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以下、参考資料

大淀事件 09-2 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 6-2 資料

大淀事件 09 ( 20061023 / 13:51 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 6
大淀事件 09 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 6 資料

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» マスコミの理解力… トラックバック いなか小児科医
日付が変わりました。 2006年10月25日 産經新聞の記事です。いまだに、「C [続きを読む]
http://swedenhouse-oita.cocolog-nifty.com/pediatrics/2006/10/post_940e.html

受信: 2006/10/25 23:49:47

» 止まらない産科医療崩壊への負のループ トラックバック 斑鳩の箱庭
患者さんは大変お気の毒であったと思います。しかし、この話についてマスコミは事実を歪曲して報道しているように見受けられます。 [続きを読む]
http://blogs.dion.ne.jp/ikaruga/archives/4408873.html

受信: 2006/10/26 11:15:11

コメント

こんばんは
トラックバックありがとうございました。

唖然としてしまった社説でした。ホントに「国策?」と考えたくなります。

こちらからもトラックバックさせていただきました。

投稿 いなか小児科医 | 2006/10/25 23:52:03

いなか小児科医先生
こんにちは、または、こんばんは
まったく、あきれてしまいますね。

報道機関、記者の方々に、医療の問題を理解してくれと望む事は無理なようですが、せめて真実に近づくための思考の様式をとって頂きたいものです。

拙ブログにも報道機関の社内からと思われるアクセスがあります。私の言う事があてになるわけではありませんが、情報を収集し、検証し、分析する努力が必要だと言う事に気付いて頂きたいと思います。

投稿 道標主人 | 2006/10/26 0:10:24

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大淀事件 12 資料 / asahi.com 2006.10.23

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 12 ( 20061024 / 12:11 )

asahi.com 2006.10.23

奈良の妊婦死亡、産科医らに波紋 処置に賛否両論

奈良県大淀町の町立大淀病院で、重体となった妊婦が19病院に搬送を断られた末、脳内出血で死亡した問題が、お産の現場に波紋を広げている。今回の処置をめぐっては賛否両論が渦巻くが、医師不足が急速に進む中、昼夜を問わずに地域の分娩(ぶんべん)と向き合う産科医の悩みは共通する。出産時の幸福感との落差があまりにも大きい医療事故にどう対応していくか。県警の捜査が進むのを横目に、「担い手の減少に拍車がかかる」との懸念も膨らむ。

■捜査に不安

「福島の事件とそっくり。複数の産科医がいれば診断ミスにつながらなかったかもしれないが、1人では体力、技術ともに限界がある」。関西の病院で常勤医が1人だけの「一人医長」を経験した産科医はこう明かす。

福島県立大野病院で今年2月、帝王切開の手術中に胎盤をはがした結果、妊婦が大量出血で死亡したとして、30代の執刀医が業務上過失致死容疑などで逮捕、起訴された。医師は年間200件余の分娩を1人で担当していたとされる。

大淀病院の場合も、60代の常勤医1人が奈良県立医大から派遣された非常勤の医師の応援を得ながら、月に十数件のお産を扱っていた。宿直勤務は週3回以上にのぼり、知人の医師らに「この年での宿直は相当きつい」と漏らしていたという。

奈良県内では3月にも、大和高田市立病院で出産直後の妊婦が大量出血で死亡し、産科医が同容疑で書類送検された。今回、妊婦の受け入れを打診されたが、満床を理由に断った病院の産科医は「担当医なりに一生懸命やった結果、立件されるようでは、ますます産科医をめざす若者がいなくなる」と漏らす。

■処置に賛否

死亡した妊婦は当初、頭痛を訴え、間もなく意識を失った。その1時間半後にけいれんを起こしたため、主治医だった常勤医は、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)によって起こる「子癇(しかん)」の発作と判断。脳の異常を疑わなかったとされる。「出産中に脳内出血を起こす例は1万人に1人程度。自分も子癇とみて治療を進めた可能性がある」と、奈良県内の50代の開業医は同情する。

一方で、妊娠中は脳出血やくも膜下出血のリスクが高まるとされる。大阪市内の産婦人科医は「昏睡(こんすい)状態の時間が異常に長く、子癇の典型的な症状とは違う。頭痛と意識消失が重なったのなら、もっと早く脳内出血を疑ってもよかった」。

前大阪大産婦人科教授の村田雄二・愛染橋病院長は「詳しい時間経過や症状、血圧の数値がわからないと医師の判断の是非は問えない。専門家の細かな検証が必要だ」と指摘する。ただ、脳卒中の専門医の一人は「重症の脳出血なら、早い処置でも救命できなかった可能性もある」とみる。

■行政への批判も

他県より遅れている救急搬送体制の整備を急ぐよう提言する産科医も多い。奈良の産科医療に詳しい医師は「県は救急搬送を大阪の病院に頼り、県内の搬送システムの整備をおざなりにしてきた。怠慢を認め、県民に謝罪すべきだ」と憤る。

同県五條市の開業医で、数人の妊婦を毎年、病院に救急搬送している後藤寛医師は「今回のケースで、どこも救急患者を受け入れないのでは、という不安がさらに高まった。高度な医療を必要とする妊婦と新生児を必ず受け入れてくれる総合周産期母子医療センターを一刻も早く整備する必要がある」と訴えた。

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大淀事件 12 ( 20061024 / 12:11 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 24 日、午后 0 時 11 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件続報 8 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀町立大淀病院、福島県立大野病院、産科、医療過疎

本件では毎日新聞 ( 奈良支局 ) がスクープとばかりに突っ走っているが、一昨日の産經新聞、そしてこの朝日新聞などには、問題に気付き始めた様子が見られる。

asahi.com 2006.10.23
奈良の妊婦死亡、産科医らに波紋 処置に賛否両論
前大阪大産婦人科教授の村田雄二・愛染橋病院長は「詳しい時間経過や症状、血圧の数値がわからないと医師の判断の是非は問えない。専門家の細かな検証が必要だ」と指摘する。ただ、脳卒中の専門医の一人は「重症の脳出血なら、早い処置でも救命できなかった可能性もある」とみる。

当日の産婦人科医の判断には慎重にコメントし、福島県立大野病院事件、奈良県大和高田市立病院事件にも言及している。

村田雄二愛染橋病院長のコメントは、至極妥当な事なのだが、やっとこういう意見が取り上げられるようになった。

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以下、参考資料

大淀事件 12 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 8 資料

大淀事件 09 ( 20061023 / 13:51 ) | 旧 奈良産科転送事件続報 6
大淀事件 09 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 6 資料

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大淀事件 / 人をうった人 2 資料

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 / 人をうった人 2 ( 20061024 / 09:36 )

問題をすり替えるな!
2006/10/23(月) 午後 2:11
http://blogs.yahoo.co.jp/doctorpack/41492177.html

再び前回と同じ事件についての私の意見です。前回述べたようにこの事件は基本的な医師としての役割を果たさなかった産科当直医の責任です。それは、患者さんの容態と家族とのやりとり、同じ病院の内科医とのやり取りからも明らかです。脳内出血を除外できない状況にありながら、何の根拠もないのに脳のCT検査を敢えて行わなかったこの産科医は責任を問われてしかるべきであり病院側も大筋でその不手際を認めています。
それなのに、それなのにですよ!なんで事件の様子を間接的にしか聞いていないはずの県の産婦人科医会が上のように「判断ミスというには酷」などと言えるのでしょうか?そう言えるとしたらその根拠を細かく開示してほしいものです。その上この事件の問題点を患者搬送のシステムの欠陥にあると述べて問題の本質をすり替えようとしているのです。言語道断です。今我々医療界が何を求められているのかという事を県の産婦人科医会のお偉方は全くわかっていないようです。事件をなるべく穏便に済ませようと言う意図が見え見えでありまったく患者を始めとする世間をバカにしているとしか言いようがありません。医療の細かい事は医者の判断なのだから素人は黙っていろとでも言うのでしょうか。とんでもありません。
こうした医療サイドの態度が医療不信を助長している事がわからないのでしょうか?悲しい事です。私の専門は内科ですがこういう問題は内科も産科も変わりはありません。医者と患者との関係はどの科でも同じなのです。医師の責任をきちんと認めた上で行政のシステム云々を言う資格があるというものです。

コメント(10)
後医は名医と言いますが、「患者さんの家族はCTを撮ってくれと頼んだのに断った」というような単純な話ではないようです。当夜の当直は外科系は整形外科医、内科系は内科医、産婦人科は奈良医大から派遣の当直医。患者さんは午前0時に頭痛を訴えて失神、ただ痛みに対する反応(顔をしかめる)はあった。産婦人科当直医は念のため内科当直医に対診を依頼、内科医は「陣痛による失神でしょう、経過を見ましょう」ということになった。(つづく)
2006/10/24(火)午前0:00[私も内科医]
貴方はこのケースの詳しい経過をご存知なのでしょうか?ご存知ならそれはどこから入手したのでしょうか?新聞やテレビの報道からでしょうか?もし報道だけからなら、実際の経過とは違っているようですよ。私が、関係者にちかいところから知った経過と、新聞などの報道とはかなり違っています。もう少し、詳しく経過を調べてから発言されることをお勧めします。
2006/10/24(火)午前0:01[事情通]
しかしその後強直性の痙攣発作が出現し、血圧も収縮期が200mmHgになったので、子癇発作と判断、マグネゾールを投与しながら産婦人科部長に連絡した。部長は午前1時37分、連絡してから約15分程で病院に到着。以後二人で治療にあたったが、状態が改善みられないため、午前1時50分、母体搬送の決断を下し、奈良医大へ電話連絡を始めた。(つづく)
2006/10/24(火)午前0:02[私も内科医]
午前2時、瞳孔散大を認めるも痛覚反応あり。血圧は148/70と安定してきた。この時点で頭部CTも考慮したが、放射線技師は当直していないし、CT室が分娩室よりかなり離れたところにあること、患者の移動の刺激による子癇の重積発作を恐れ、それよりも早く高次医療機関をさがして搬送するほうがよいと判断、電話をかけ続けたが、なかなか搬送先がみつからない。(つづく)
2006/10/24(火)午前0:03[私も内科医]
午前2時30分、産婦人科部長が家族に状況を説明、そのあいだにも大淀病院の当直医や奈良医大の当直医は大阪府をふくめて心当たりの病院に受け入れ依頼の電話をかけつづけた。家族はここで「ベビーはあきらめるので、なんとか母体をたすけてほしい。ICUだけがある病院でもいい」と言ったので、NICUを持たない病院にまで搬送先の候補をひろげ、電話連絡をとろうとした。家族も消防署の知り合いを通じ、大阪府下の心当たりの病院に連絡をとって、受け入れを依頼した。(つづく)
2006/10/24(火)午前0:04[私も内科医]
この頃には産科病棟婦長(助産師)も来院、手伝いはじめてくれた。大淀病院看護師OGで患者さんの親戚も来院し、多くの人が集まり始めた。けれども受け入れてくれる施設が見つからない。担当医は当直室(仮眠室)から絶望的な気分になりながら電話をかけ続けたし、大学の当直医は大学の救命救急部門にまで交渉に行ったが子癇は産婦人科の担当で、我々は対処できないと言うことで受け入れ拒否された。(つづく)
2006/10/24(火)午前0:04[私も内科医]
午前4時30分、呼吸困難となり、内科医が挿管したが、その後自発呼吸ももどり、サチュレーションは98%と回復した。その後すぐに国立循環器病センターが受け入れOKと連絡してきたので、直ちに救急車で搬送した。患者さんは循セン到着後CT検査等で脳内出血と診断され、直ちに帝王切開術と開頭術をうけたが、生児は得られたものの脳出血部位が深く、結局意識が戻らないまま術後8日目の8月16日死亡された。(おわり)
2006/10/24(火)午前0:05[私も内科医]
なんで事件の様子を間接的にしか聞いていないはずのdoctorpackが「この事件は基本的な医師としての役割を果たさなかった産科当直医の責任です」などと言えるのでしょうか?そう言えるとしたらその根拠を細かく開示してほしいものです。
2006/10/24(火)午前0:13[あきれた]
それにしても、臨床やってて、マスコミ報道のおかしさに気づかなかったのだろうか。どこか前後の脈絡の不自然さ、どうしてそうなるのというような「風の息吹」(^^)を感じなかったですか?例のマスコミの医療たたきのひとつじゃないのかと。あ、臨床医ですよね?
2006/10/24(火)午前0:18[あきれた]
「私も内科医さん」へ。その情報は少し古く、その情報提供者の訂正が入っています。大淀病院の産科は一人部長です。この部長さんが一人で(大学からの応援もあるようですが)、月20から30の分娩と月7から8例の手術をこなし、さらに当直もやっていたのです。この日は当日の勤務をこなした上、この妊婦のために当直していたのです。まさに激務です。それをこの若造が、、、いや、やめておきます。
2006/10/24(火)午前0:35[あきれた]

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問題ないわけないだろう!
2006/10/23(月) 午前 0:30
http://blogs.yahoo.co.jp/doctorpack/41475690.html

この事件は全国的に報道されたので皆さんご存知だと思いますが、事の成り行きを聞いたところによるとどんなに贔屓目に見てもこの産婦人科医の判断は正しかったとは言えませんね。患者さんのおばあちゃんが元看護師で様子が変だから頭のCTをとらなくていいのかと医者に聞いたにもかかわらずこの医者は「必要ない」と突っぱねており、同じ病院の内科医が同様の助言をしたにも関わらずまたもや必要ないと言ったというのです。我々医者にとって最も怖いのは思い込みと意固地になる事なんですがどうやらこの産科医はそのいずれの落とし穴にもはまり込んでいたようです。この報道を私は同じ病院の先生たちと見ていたんですがみんな『CTをとってくれと言われたら撮ればいいのにねぇー』と口を揃えていっていました。医者の変な意地が正しい判断を遅らせてしまったのでしょう。悲しい事です。よい医者というのは患者さんの話しを聞く医者です。そして謙虚な人です。自分のプライドは患者さんの何よりも優先する事はありません。テレビ番組ではしたり顔の○○評論家たちが『これは完全にシステムの問題です』などとわかったような事を言っていましたが、この事件の本質はシステムなんかじゃないんです。悲しい事に一人の医者の判断ミスです。困った事に、県の産婦人科医会は病院の処置に間違いはなかったなどとトンチンカンなとこを言っています。当の病院が判断ミスを認めているというのにですよ!呆れてものが言えません。

コメント(11)
先生、ご無沙汰してます!私もいきなり復活しました。って、とんでもなく大変な状況にいきなり置かれているのですが(笑)この件、ホント「論外」ですよね。何で認められないんでしょう?こういうのを認めていかない限り・・・何も解決しないですよね。ホント、自分のプライドを維持するだけの事で、人の命を左右するなんて、、、あっていいんでしょうかね。何だか荒んだ世の中になったものです。主張だけ、アメリカ人なっても、法律が追いついてないですからねぇ〜。結局、弱者だけが、犠牲になるんですね。
2006/10/23(月) 午前 3:38
いまだにいるんですね,こういう『パターナリズム』の塊みたいな医者が.私は余程断る合理的な理由がない限り,CTやMRIを求められたときには要求に応えるようにしています.何かが見つかる可能性が0では無いわけですから.その点,今回の医者は自己防衛すらままならなかったとも言えます.ただ犠牲になるのは患者さん・・自分の間違いを認識させるにはあまりに大きい代償です.
2006/10/23(月) 午前 4:07
とても腹立たしい事件でした。結婚し、子供を身ごもり、幸せの真っ只中にいたご夫婦の事を思うと切ないです。 ただただ、そのお子さんがすくすく幸せに育って欲しいと願います。
2006/10/23(月) 午前 9:55
ななっち>お久しぶりです。タマーにしか更新してない最近のブログに速やかにレスを頂き感激しております(爆)・・・この事件の本質は医者としての資質なんですけどいつの間にか救急システムの不備と言う問題にすり替えられている点が腹立たしいとは思いませんか?
2006/10/23(月) 午後 1:38
ORTHOさん>とても下衆な言い方になりますが、病院経営的にもCTを撮るのはやぶさかではないと思うのですがこの医者はしてない。よく見るとこの病院は町立なんですね。つまり病院経営的な思考とも無縁な公務員の悪いところ丸出しという感じです。
2006/10/23(月) 午後 1:51
まりんさん>そうですね。お子さんが無事生まれたのは不幸中の幸いでした。脳内出血がすぐにわかっても、はっきり言って思い後遺症は避けられなかったと思いますが赤ちゃんを抱く事は出来たでしょうに。
2006/10/23(月) 午後 1:54
あなた、本当に医者?患者の本当の経過を知っていますか? 大淀病院で夜間に状態の悪い妊婦のCTが簡単にできれば苦労はない。 意識が落ちたところでCTを撮らなかったのは妥当な判断だと思う。けいれんが起こった時点では、誰でもあの規模の病院なら自院でCT検査するよりも、高次病院に搬送するのを優先するだろう。あなた医師免あっても、少なくとも周産期医療のことはしらんだろ。患者と産まれてくる子どものために必死で戦ったひとりの産婦人科医の努力を踏みにじるような書き込みは止めろ。
2006/10/23(月) 午後 11:51 [pinpin ]
ここ(http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/10/_5_1ebe.html)に経過のまとめがあります。是非、読まれんことを。 そして、大淀病院がどういうところにあり、どういう医療設備の病院なのかを知り、さらに子癇とはどういう危険な病態なのかを考えに入れて、それからも同じことを言えるかどうか、、、
2006/10/24(火) 午前 0:00 [あきれた ]
一度貴方が大淀病院で週3回の当直をこなし、一人医長で通常業務をこなした上で発言されてはいかがでしょうか?
2006/10/24(火) 午前 0:03 [koryamatasuturei ]
問題の原点は主治医が設備の整った病院に搬送しようとしても、搬送できなかったという、奈良県の周産期システムの欠陥、一人でお産をして、外来を診て手術をして、という一人医長の過酷な労働条件にあるのであり、医師個人の責任を論ずるのは見当違い。 すぐに搬送先が見つかれば、こんな問題にはなっていないわけで、どう考えてもシステムに問題があることがわからないですか? それにマスコミの受け売りをしているようですが、マスコミの書いていることには間違いがあることも知らねばならない。
2006/10/24(火) 午前 0:30 [とおりすがりの医師 ]
あなたなら完璧な処置をして救命できたのでしょうか? その自信がありますか?
2006/10/24(火) 午前 0:44 [ガブリエル ]

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おおたわ史絵のブログ 『ただいまネイチャー中』 @woman
http://ameblo.jp/fumie-otawa/

おおたわ史絵(おおたわふみえ)
内科医・執筆家
東京の下町出身。内科医としての様々な人との出会いや臨床経験をもとに、ラジオ、テレビ、雑誌など各メディアで活躍中。著書も多数あり、2005年に出版したエッセイ『女医の花道!』はベストセラーに。

http://ameblo.jp/fumie-otawa/entry-10018584139.html
2006-10-19 20:58:35
医療問題

昨日の「スッキリ!」で妊婦さんが亡くなった一件について発言した。
もちろんいろいろ考えた上で話しているつもりではあるが、
こういうシビアな内容をはっきりと語ると、後でじつはちょっとへこむ。

「本当にアタシの考えはあっているのか?」
とか
「これを聞いた当事者はどう思うだろう?」
とか考える‥。

アタシはまだまだ未熟者であって、何も優れたところなんてない。
それでも表現者として生きていくと決めたからには、腹をくくらなくてはならない時があるんだろう。

精進しよう。

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講演依頼.com おおたわ史絵プロフィール
http://kouenirai.com/profile/297.htm

内科医/執筆家
東京の下町出身。東京女子医科大学卒業。

内科医として、様々な人との出会いや、臨床経験をもとに
1996年9月“週間朝日”の「デキゴトロジー」でメディアでの活動を開始。
1997年4月には“ラジオ日本”の「トーク・ラジオ日本」でパーソナリティーに抜擢され、
聴衆者はもとより、業界内でも注目される。

現在も医療の現場に携わりながら、ラジオ、テレビ、雑誌など各マスメディアで活躍。

犯罪心理から恋愛まで、その独自の視点で分析。
ストレートで的確に分かり易く伝えてくれる表現者である。
著書も多数あり、2005年に出版した「女医の花道!」はベストセラーを記録した。

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スーパードクターズエッセイ「7人の名医たち」
http://www.e-resident.jp/essay/article.php?int_id=2

プロフィール:
東京都 葛飾区出身。東京女子医科大学卒業。研修後、内科医として外来、当直の勤務をしながら、内科医として様々な人との出会いや、臨床経験をもとに、1996年9月『週刊朝日』の「デキゴトロジー」でメディアでの活動を開始。1997年4月には『ラジオ日本』「トーク・ラジオ日本」でパーソナリティーに抜擢され、聴取者はもとより業界内で注目される。現在も医療の現場に携わりながら、ラジオ、テレビ、雑誌など各メディアで活躍中。その独自の視点から、現代人の心理、世相を分析し、ストレートで的確に判りやすく伝えてくれる表現者であり、幅広い世代に支持されている。

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女医さんの転職
http://www.linkstaff.co.jp/woman_d/topics/

現役の医師とメディア活動を両立している、おおたわ史絵先生。医師としてひと区切りついたと感じた1996年、他の世界にも目を向けてみようと考えてたどり着いたのが「文章を書くこと」だったそうです。父親が経営する病院の待合室に置いてあった『週刊朝日』の「デキゴトロジー」に自ら原稿を持ち込み、見事採用。これを機にラジオパーソナリティーに抜擢されて、医業の傍ら、さまざまなメディア活動、全国各地での講演会と、多忙な毎日を過ごしている先生にお話を伺いました。
おおたわ先生は東京都の葛飾区出身で、東京女子医科大学医学部を卒業されました。研修後、内科医として外来、当直の勤務をしながら、1996年9月『週刊朝日』の「デキゴトロジー」の執筆によりメディア活動を開始。97年4月にはラジオ日本の「トーク・ラジオ日本」でパーソナリティーに抜擢されて、聴取者はもとよりメディア業界内でも注目を集めました。
現在も外来診療に携わりながら、独自の視点から現代人の心理、世相を分析して、ラジオ、テレビ、雑誌、インターネットなどの各メディアで活躍中です。下町出身のストレートで的確なわかりやすい解説は、幅広い年代層に支持されています。

●父と同じ道を歩む

—医師を志したきっかけは?

医者の家に一人娘として生まれました。当時の時代背景は、医者の家に生まれたら、医者以外の選択肢はないという感じでしたから、医学部を受験するまでが自分の義務教育だと思っていました。今は「医者は決して世襲制度ではない」と声を大にして言えますが・・・。

—医師である父親の影響が大きかったのでしょうか?

父は広島出身で、家族全員が原爆被害を受けて・・・。肉親を戦地や被爆したことで亡くしています。そのせいか「人の命を少しでも救いたい」という強いモチベーションから、アルバイトをしながら医学部を卒業しています。そんな父を見て育ってきたせいか、私は医者になるからには、それ位のモチベーションが必要だと思っていたので、自分にそこまでのモチベーションがないことを恥ずかしく思ってきました。

—医師以外に興味のあった職業はありますでしょうか?

職業として興味があるものはありませんでした。ただ、動物が好きで、生き物と接する仕事をしたいと考えていましたね。もし医者になっていなかったら、例えば動物王国ムツゴロウ先生の門をたたく、農場で羊を追う、オランウータンを助けて野生に帰すなどといった、動物にかかわる仕事をしていたと思います。

—医大生時代は、勉強や実験が大変忙しかったかと思いますが、医師になる勉強以外に熱中したことは?

特定の部活動には所属していませんでした。それに忙しいとはいっても、大学4年生までは余裕があったので、ダンスに夢中でした。

—なぜ内科を選んだのでしょうか?

医大受験時には、将来、何科を志すのか決めかねていても、医大6年の卒業の時点までには決定しなくてはなりません。メジャーな科目からマイナーな科目まで様々ですが、医学という学問の中心に位置しているのが内科です。子供は小児科、女性は婦人科、内科の疾患でも外科的治療が必要な場合には外科と、内科を軸に分科していった過去の歴史があるので、内科に決めました。

●転機

—1996年『週刊朝日』がメディア活動のスタートと伺っていますが、そのきっかけは?

医大を卒業して研修医となり、それからの数年間は「医者以外のことはしなかった!」と自信をもって言える位働きました。そして医者として最初のワンステップを終えたというか、ひと区切りついたなと感じたのが1996年でした。
そこで医者以外のことにも目を向けてみようと思って、自分に何ができるかを考え始めました。歌を歌う?絵を描く?いろいろ思いあぐねた末、「文章を書こう」と、いきおいで書いたのが執筆活動の始まりです。
『週刊朝日』の「デキゴトロジー」を選んだのは、父が経営する病院の待合室に置いてある雑誌のひとつで、昔から読んでいたからです。書き上げて『週刊朝日』の担当者に電話したら、「職業は何ですか」と聞かれました。「医師です」と答えたら、すぐに来て欲しいと(笑)。原稿が2本続けて採用になったのがきっかけです。

—電話して原稿を持ち込まれたのは、大変大胆な行動だと思いますが・・・

それまでの自分はあまり活発な方ではなかったので、人生最初の大勝負に出たと言えるかもしれませんね。きっとそれほど文章を書きたかったのだと思います。

—ラジオパーソナリティーに起用されたのも、やはり『週刊朝日』のお仕事がきっかけですか?

ええ。ラジオの単発ゲスト、雑誌の連載、TVのゲスト出演の話がくるようになって、それからパーソナリティーもどうですかと・・・。

—この当時、医師としての勤務はどうしていたのでしょうか?

始めは深夜4時間の生放送に出演をしながら、医者として当直もこなしていましたね。でも勤務医をやっている限り、病棟を担当したら、患者さんの容態がいつ急変するかもしれませんよね。私自身、不安になりますし、患者さんに対しても申し訳ないと思って、勤務医を辞めて外来専門にやっていこうと決断しました。今は常勤ではなく、決められた日数だけ働いています。

—勤務医を辞めると言ったとき、勤務先の同僚の先生方は驚いたのでは?

それが誰も驚かなかったのです(笑)。外来、病棟、当直と忙しく働いていましたが、その合間をぬって、自分の空き時間ができたら医局で原稿を書いていましたから・・・。今でも「いろいろがんばっているね」と声をかけてもらうこともありますし。きっと一般の人から見れば、安定した勤務医を辞めて、フリーの仕事を増やすなんてもったいないと思われるでしょうが。

●医師とメディア活動

—医師としてのキャリアプランはどうなのでしょうか。今後も、医師とメディア活動を両立させていくご予定ですか?

キャリア志向はあまりないですね。何かの賞を取りたいとか、表彰されたいとかは・・・。キャリアとは、日々の診療を積み重ねていくことだと考えています。世間的には肩書きがあれば偉いと思われがちですが。このまま医師とメディア活動を両立したいと思っています。もちろんメディアの仕事は、ニーズがなければ成り立ちませんから、どうなるかはわかりませんが・・・。私がなぜメディアの仕事をしているかというと、何か表現したいものがあるからだと思うのです。それに対してどれくらいのニーズがあるかはわかりませんが、臨床の場で経験したことや今後経験することから構築される人間性から出た表現に対して世間のニーズがあれば、それはすてきなことですね。

—外来に訪れる患者さんは、先生のメディア出演をご存じなのでしょうか?

特に宣伝してないのですが、さすがにバレています(笑)。「TVに出ていましたね」「ラジオ、聴いていますよ」「連載を読んでいます」と患者さんから声をかけてきます。私の外来に来ている患者さんは、メディア出演を好意的にとらえている方が多いのでしょう。

—現在、文化放送の番組に生出演されているそうですね。

ええ。番組名は「野村邦丸のごきげん!二重丸◎」です。番組は朝9時からオンエアしていますが、私のスタジオ生出演は朝10時頃からです。

—新刊本が出版されると伺いましたが。

タイトルは「女医の花道!」で、主婦の友社より2005年1月27日発売予定です。
東京女子医科大学の学生時代から、卒業して2年間の研修医までのことを主に書いています。内容は医師が読むと、実情がわかっているのでおもしろいでしょうし、一般の方が読めば、「医者の世界はこうなのね」と感じてもらえると思います。

—この本は、どういった点に注目して書いたのでしょうか?

女医さんは、女性で一番きれいにしていたい24〜25歳のときを、貧相な格好で働いているので、知らない方には楽しんでもらいたいですし、一般の方でどうしても医者と結婚したい人のために「何が何でも医者と結婚する方法」なども書いていますので、ぜひ読んで頂きたいですね。

—今、病院や医学部をクローズアップする本がはやっていますが・・・

大学病院に一石投じるような内容ではなく、自分の経験したことを面白おかしく綴りました。男性医師が読んでも「そうだよな!」と笑って楽しめる本に仕上がったと思います。

●メンタルヘルス&ビューティーケア

—講演活動などでメンタルヘルスの分野に取り組んでいらっしゃいますよね。若い女性からの相談が多いかと思いますが、最近の特徴や傾向はどうでしょうか?

若い方から質問を受けて、私が回答しますよね。それに対して患者さんから返ってくる言葉は「違うの!」と、否定から始まっています。例えば、患者さんが「夕べからお腹の具合が悪くて、今朝はもっと悪くなってしまった」と訴えてきました。そこで私が「お腹の調子が悪かったのに、夕飯で油ものや刺激物を食べなかったかしら?」と聞くと、事実はその通りなのに、「違うの!夕べは友達と一緒にいたから仕方ないの」と他人のせいにします。すぐに言い訳するところが気になりますね。また自分をうつだと思っている人が多いのも気になりますし。

—外来で「うつだ」と訴える患者さんが多くなったと・・・

ええ。これはメンタルヘルスの情報が以前に比べて増えたからでしょう。昔は「私はうつ病です」と気軽に言える風潮ではありませんでした。それが今は「うつを我慢する必要はありません」「うつは、恥ずかしがる病気ではありません」というように変わりました。誰しも多かれ少なかれ感情には小さな波があって、それを乗り越えながら生きているわけじゃないですか。それをすべて「うつだから・・・」と言っていたらきりがないですね。

—内科医から見て、メンタルヘルスの中で、比較的多いと思う症状は「うつ」でしょうか?

私の診ている患者さんでいえば、過敏性腸症候群や動悸、不眠でしょうか。年齢層は若い女性に限らず、男性もとても多いです。

—インターネットサイト「きれいねネット」で掲載中のコラム「興味心身〜きょうみしんしん〜」で、美容医療についてご自身のご経験も含めたコメントを拝見しましたが。

きれいになりたいという気持ちは、女性なら誰しも抱いていると思いますし、悪いことではないでしょう。しかしどこまで人工的に変えていくのか? という線引きは難しいでしょうね。顔すべてを人工皮膚できれいにするとか、美容整形までするのは反対です。自分が努力できる範囲の中で、きれいになることであれば良いのですが・・・。
また美容に関する製品のなかには、効果が期待できないのに高価なものもたくさんありますので、一般の女性が踊らされることのないようにと思っています。そこで今の美容医療に関する動向を知りたくて、自分自身で試しています。

「きれいねネット」http://www.kireine.net/

—ご自身の健康を保つ秘訣は?

一言でいうと、「身体の声を聞く!」です。具体的に言うと、自分が今何を食べたいのか、どれくらい暑いと感じているのか。そのような身体が訴えかけてくることに敏感になることですね。例えば「いつもは飲まないはずのジュースが飲みたい!」と感じたら、きっと血糖値を上げたいのか、カリウムが足りないのだろうと思います。
メディアで「ココアが良い」「コエンザイムQ10が良い」という風に取り上げられると、はやっているからと購入しがちですよね。そうした好奇心も大切だと思いますが、「自分は何を欲しているのか」と常に身体に問いかけています。思わず深呼吸したときは、きっと身体が酸素を欲しているのでしょうから、屋外に出て緑の中で思い切り深呼吸をしたりしています。

●医療界の展望について

—今後の医療界についてどうお考えでしょうか?

今、医療費抑制の観点から予防医学が注目を浴びていますし、メディアからの健康相談や健康管理の提案は今後も益々ニーズが高まるかと思います。ただし医療は「直接顔を合わせることがないと成り立たない」と思います。インターネット診断というのは、よほどの場合を除いては、有用ではないでしょう。僻地とか北極とか、本当にだれも医者が患者さんの元までいけない場所であれば、インターネットを通した診断や遠隔操作による手術も必要だろうと思いますが・・・。直接会える環境にあれば、会うべきです。
医者は、診て、聴いて、嗅いで、触って、話して、五感すべてを使って成り立つ仕事だと思うのです。それを使わないで診断できるとは思いませんね。治療ではなく予防医学であっても、直接患者さんの顔を見るべきだと思います。

—もし、インターネット上の健康相談を依頼された場合はどうなさいますか?

その中の出来る範囲で一生懸命にやりますが、やはり「直接お会いしたわけではないので、すべてはわかりませんが・・・」と前置きをした上での回答になってしまいますね。それに質問者は本当の真実が知りたいというよりは、医師から回答をもらったことで安心するのかもしれませんね。

●プライベート

—犬を飼っていらっしゃるそうですね。

今年の7月、我が家にやってきた最愛のロック(犬の名)です。今は寝てもロック、覚めてもロック・・・(笑)。

—ご家族についてお聞かせくださいますか。

同じ年で、結婚13年目になる歯科医の夫がいます。JR大塚駅で開業している「大多和歯科医院」です。
お互い忙しく働いていた研修医時代、友人の紹介で知り合いました。ロックを中心に円満な生活をおくっています。

—お料理とかは、どうなさっているのでしょうか?

夫が家でご飯を食べないので、残念ながらほとんど作る機会がありません。

●メッセージ

—若い先生にメッセージを頂戴できますでしょうか。

医学の現場は、日進月歩、新しいことがどんどんでてきます。勢いにのって前へ前へと進んだとき、あとから振り返ると、必ずしも正しいことではなかったということが、この先出てくるかと思います。特に医者は向学意欲が強くて、われ先にとやりたくなる気持ちは充分理解できますけど・・・。
すべてが正しいわけではないので、「本当に必要なものと排除すべきもの」を常に自問自答しながら進んでもらいたいと思います。人間はあくまで自然の中の一部分に過ぎないので、何から何まで人工的にコントロールし尽くすことが人類の幸せにはつながらないと思いますので、その点を忘れないで欲しいですね。

—医師会に対して一言お願い致します。

いつも様々な情報をお教え頂いて助かっています。医師会という小さい単位で物事をこつこつと行っていくことが、最終的には大きなものを動かす可能性があると思いますので、今後も続けていって頂きたいと思います。また私も医師会員としてできることをしていきます。

—最後に医師としてのポリシーをお聞かせ頂けますか?

「継続は力なり」、こつこつとがんばっていきます。

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大多和歯科医院
http://www.ohtawa-dental.or.jp/

院長挨拶
当院は大塚の地で開院させていただいて先代から70年になります。
私は特に目新しい診療等はできないかもしれませんが、特に入れ歯でお悩みの患者様の立場に立った納得と信頼の歯科医療を求め診療させていただくように努力しております。

院長:大多和彦一
【経歴】昭和22年東京歯科医学専門学校(現東京歯科大学)
慶応大学医学部にて学位所得

副院長:大多和昌彦
父(院長)と母の経験を自分の若さと最新技術を融合させより良い歯科医療を目指しております。気軽にご相談ください。
【経歴】
平成元年東京歯科大学卒業
同補綴学第三講座入局
平成4年より当院にて勤務
現東京都豊島区歯科医師会理事
豊島区介護保険推進会議委員
豊島区介護保険認定審査委員
豊島区歯科医師会障害者歯科協力医
豊島区歯科医師会在宅歯科協力医

大多和由美
【経歴】昭和58年東京歯科大学卒
小児歯科学教室入局
平成11年学位取得 
現在東京歯科大学水道橋病院小児歯科医長
日本小児歯科学会認定医、認定指導医
NHK「健康ホットライン」
http://www.nhk.or.jp/kenko/2001/pf/0_ootawa_yumi.html
豊島区歯科医師会在宅歯科協力医

副院長:大多和美津
最近、あまり診療はしておりませんがまだまだ現役でおります。
【経歴】昭和25年日本女子歯科医学専門学校(現神奈川歯科大学)卒業

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奈良県大淀町立大淀病院事件で撃たれた産婦人科部長は丸谷千明先生とおっしゃるようだ。

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大淀事件 / 人をうった人 2 ( 20061024 / 09:36 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 24 日、午前 9 時 36 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 人をうった人 2 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
福島県立大野病院、産科医、産婦人科医、逮捕、起訴、奈良県、大淀病院、産科、転送、搬送、受け入れ拒否

2006 産科三大刑事事件のうち、福島県立大野病院事件、奈良県大淀町立大淀病院事件では、病院院長、教授といった高い見識と広い知識を持つ ( はずの ) 医師が、当該事件の医師を批判し断罪した。

下々の私などは、そういう「批判」を真摯に受け止め、「断罪」されないように日々精進しなければならない。

また、第一線で日々活躍なさっている現場の医師たちも、物事を「正確に」射抜く目で「批判」を加えている。これらの意見は国民大多数の意見を代弁して下さっているものでもあるようだ。

ただし、その批判と断罪は、医師でありながら、乏しい情報と低い見識のまま、安易な事を口にするものでもある。私も気をつけなければ。

売る、撃つ、両方の意味でここでは述べている。現場で日々苦闘している同業者を、後から撃ち、司法ファッショやマスコミに売り飛ばしているのだ。

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46 歳の内科医で病院勤務医と見られるこの医師は、大淀病院産婦人科部長をはっきりと断罪している。

http://blogs.yahoo.co.jp/doctorpack/41492177.html
再び前回と同じ事件についての私の意見です。前回述べたようにこの事件は基本的な医師としての役割を果たさなかった産科当直医の責任です。それは、患者さんの容態と家族とのやりとり、同じ病院の内科医とのやり取りからも明らかです。脳内出血を除外できない状況にありながら、何の根拠もないのに脳のCT検査を敢えて行わなかったこの産科医は責任を問われてしかるべきであり病院側も大筋でその不手際を認めています。

現役内科医にして文筆家、タレントでいらっしゃる大多和史絵先生も、CT を撮れば本件患者は助かったはずだと、テレビでコメントした。専門外である私には、CT とは「万能の治療装置」のように思えてしまう。私はまだまだ勉強が足りない。

と思えば、大多和先生はへこんでいらっしゃるようだ。

http://ameblo.jp/fumie-otawa/entry-10018584139.html
昨日の「スッキリ!」で妊婦さんが亡くなった一件について発言した。
もちろんいろいろ考えた上で話しているつもりではあるが、
こういうシビアな内容をはっきりと語ると、後でじつはちょっとへこむ。

大多和先生のブログは、どうもブラウザの条件によっては見ることができないようなので、私は残念ながらそのソースしか見ることができない。コメント欄に記入して教えを請うことができない。ただし、炎上しているようだ。

大多和史絵先生は、1989 年、東京女子医科大学をご卒業のようだ。

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以下の方々の貴重な意見については、過去記事を参照して勉強し直そう。

奈良県大淀町立大淀病院事件

原育史大淀町立大淀病院長・消化器外科医
産婦人科部長の判断をはっきりとミスとした。

末原則幸大阪府立母子保健総合医療センター診療局長兼産科部長
CT を撮っていれば搬送先がもっと早く決まっていたはずだと言明した。

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福島県立大野病院事件

作山洋三福島県立大野病院長・整形外科医
結果として本件医師に医師法 21 条違反を犯させた。

福島県立大野病院事故調査委員会
委員長 : 宗像正寛福島県立三春病院・産婦人科医 ( 事故当時は福島県立三春病院診療部長 )
委員 : 田中幹夫 ( 財団法人太田綜合病院附属太田西ノ内病院産婦人科部長 )
委員 : 藤森敬也 ( 福島県立医科大学医学部附属病院総合周産期母子医療センター講師 )
本件医師の過失を「解明」した。

田中憲一潟大学大学院医歯学総合研究科産科婦人科学講座教授
本件医師の過失を検察側から鑑定した。

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割箸事件ではこの二大巨頭のコメントが有名だ。2002 年 8 月 4 日頃、ある新聞の記事に掲載されていたとされるコメント。

早川徹 元大阪大学脳神経外科教授
私だけで二例体験してます。二例とも準三ちゃんと同じくらいの男の子で私の場合X線撮影で刺さった割り箸片を発見し、抜き取りました。脳下垂体にまで達してました。こういう例は昔からよくあって、救急外来にいたら知っておくべきでしょう。知らないでは済まされません。

玉木紀彦 神戸大学脳神経外科教授
見逃した医師はよほど知識がなかったか、知っていたのにうっかり見逃し病院くるみで隠したか。

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本項では、「」で囲んだ語句は逆説的に用いているので念のため。

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以下、参考資料、過去記事

大淀事件 / 人をうった人 2 資料 | 旧 人をうった人 2 資料

大淀事件 05 資料 | 旧 奈良産科転送事件続報 2 資料
産婦人科医不当逮捕事件 / 人をうった人資料 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/03/post_f59b.html

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大淀事件 11 外伝 資料

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

» 大淀事件 11 外伝 ( 20061023 / 23:16 )

奈良県吉水神社
http://www.yoshimizu-shrine.com/
http://ja.wikipedia.org/wiki/吉水神社
奈良県吉野郡吉野町吉野山

吉水神社は元 吉水院と称し今から凡そ千三百年前、白鳳年間(650〜654年)に 役行者 の創立と伝えるきわめて古い吉野修験宗の僧坊であった。

そして明治の初めまで永年の間幾多の歴史を秘めて修験道の勢力と共に発展して来たが明治維新の神仏分離の際(明治八年)神社と改まったものである。元より当社は南朝の元宮でありここに第九十六代 後醍醐天皇を祭神とし当時天皇の忠臣であった楠木正成、吉水院宗信法印を合祀しています。

また、後醍醐天皇、源義経、静御前、豊臣秀吉公ゆかりの地で百二十数点にのぼる重要文化財や秘宝を展覧しており、中でも南朝の資料に関しては全国一多く一般に重要文化財の宝庫といわれています。

宮司:佐藤 素心
大阪府警に勤めていた当時、阪神・淡路大震災の被災地に応援部隊として派遣されました。そのときに、自然の恐ろしさを身をもって知り、祈でもって世界の平和を願いたいと思い宮司になることを決心いたしました。

宮司のblog(ブログ)を公開中…
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/
世界遺産の吉水神社から「ニコニコ顔で、命がけ!」
「一燈を提げて、暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。ただ一燈を頼め」言志晩録

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佐藤素心宮司の本名は佐藤一彦らしい。同サイトに掲載されている文書より。

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このページは、Googleで 2006年10月21日 17:32:57 GMTに保存された http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/41158780.html のキャッシュです。
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/41158780.html
毒舌集「言わしてもらうと!」

分娩中意識不明に陥った妊婦を、大淀病院は、適切な措置もせず・・・18以上の病院が受け入れ拒否し出産し死亡した!あまりにも無責任な病院に怒り!
医療現場は今・・・(18病院が受け入れ拒否)に思う
2006/10/18(水) 午後 5:26

奈良県吉野郡、「大淀病院」での、妊婦が意識不明となり、その原因の検査もされず・・他の病院にたらい回しされて、18の病院が病床がないとかで受け入れを拒否して、妊婦は失わずともいい命を失なった。医療機関は「危ない患者を受け入れまいとする体質が露見した」。大淀病院の院長の言い訳がましい対応に、腹立たしさを感じた。その意識不明で苦しむ患者や家族を置いて、仮眠していた医師も医師だが、「動かしてはいけないので頭のCTスキャンも撮影出来無い状況」だったと弁明。だったら、他の病院に転院も出来ないのではないか?言ってることが責任転換で、自分の病院は責任が無いという。・・果たして初動的措置に誤りがなかっただろうか?議員先生やくざや特別な権力者が頼めば、直ぐに特別室を解放するくせに。

最近、よく奈良県では救急車で運ばれても、各病院が受け入れ拒否をしていると聞く・・もしもベットが無いという理由であれば・・・・何故議員さんに頼んだら直ぐにベットが用意されるのだろうか?もしも
ベットが無くとも・・オペだけでもする医者の命の「仁術」は、何処に消えたのか。今、日本の高収入でセレブは、ほとんど医療関係者であることは、皆が知っている。五条市に住む、高橋実香さんが入院して直ぐに頭痛を訴えた・・その際の措置から、あらゆることを想定して検査するべきであった。今回の病院側の対応には嘘と、責任逃れの無責任さが見え隠れして背筋が寒くなる。

病院側は、医師の医療ミスではなく、妊婦が「子癇(しかん)発作」と判断して措置したと、遺族に弁明しているが、当直の内科医が脳の出血も考えてCTの検査を言ったが、産婦人科医師は、これを拒絶し休憩していた。医療の現場は、今・・・恐ろしく無責任で金儲けに走りすぎている。

何故、大淀病院は、医療ミスをしたか?明らかに、院内の脳外科、内科、産婦人科の横の連携がなされず,しかも平素、緊急時の他の病院との連携も出来ていないことももんだいである。ただ、一人の産婦人科医師の判断ミスが、妊婦の命を亡くさせた。直ちに、大淀町は、院長とこの産婦人科担当の医者の処分と、被害者の補償をしなければ成らないと思う。
今回の総合的判断がなされないまま・・無責任に他の病院に振った・・だが奈良県の病院は救急でも有名なたらい回しの常習である・・・大阪の吹田循環器センタ-がやっと受けてくれたが、こんな馬鹿な、奈良県の医療の貧しさに腹立たしさを感じる・・責任者出て来い。・何故!そんなに宮司さん怒るんだと言わないで下さい・・・何故なら、わが娘が妊娠して、この「大淀病院」で出産したからである。わが娘が同じ措置をされたら許せないから、二度とこの病院では産ませないと誓う。

奈良医師会の産婦人科医会は、「何ら問題ない」と判断として打ち消しにやっきになっている。医者の常識と世間の常識に大きなずれがあるようだ。たった一人の命よりも保身が、大切だとする医者の驕りが医療ミスの温床かもしれない。

コメント(89)
産婦人科にではないですが、母も大淀病院に診察のお世話になっています。今回の事で、ちょっと病院全体に不信感を抱いてしまいました。たまたま当直医が悪かったのかと思いたいのですが、院長の会見を聞くと、納得できませんね。ニュースで病院が映るのを見るたびに、やるせない思いが込み上げてきます。だって、育った故郷の町立の病院ですから・・・。
2006/10/18(水)午後9:45
奈良の救急医療全体の問題でしょうが、医者のおごりもあります。大淀病院の院長のコメントには、申し訳ない人命に対する反省が欲しいです。医者としての謙虚さが足りないコメントでしたね。
2006/10/18(水)午後9:52
本当に残念です。色々な事を見直していかないとこのようなことはまた起こると思います。とにかくひとつのことを無駄にしないでその教訓をしっかり活かして行かなくてはいけません。それでもやはり命を落とされてしまった方やご遺族は本当に無念だと思います。
2006/10/19(木)午後1:08[kaidaruma]
kaidarumaさん、産婦人科に限らず、緊急時のたらいまわしは当分是正されないでしょう、もちろん死にそうな患者を受けて・・その病院が医療ミスを訴えられたくないという保身が働き、各病院がたらい回しするために次も起きることでしょう。医者の倫理観が薄れ、あるのは、一人二人の命であんまり騒がないで・・という医者の傲慢さでしょう
2006/10/19(木)午後3:57
ホントですよね。動かせないのにどうして他の病院に運べるんでしょうかね?それこそ揺れたり大変だと思うのですが…。娘サンもこの病院だったんですか?!それじゃぁ怒るのも無理ないですよ・゚・(ノД`)・゚・。
2006/10/19(木)午後4:33
トラバさせて貰いました・゚・(ノД`)・゚・。
2006/10/19(木)午後4:34
自分の娘がと思うとたまりませんよ。確かに・・わが娘の出産の時も産婦人科の先生は事務的で微塵も妊婦にやさしくなかった気がしていました。
2006/10/19(木)午後4:38
転送もとの判断が甘かったのが、今回の直接の原因かと思います。病名によっては、受入を拒む場合はあると思います。(転送先がもっと重傷者を受け入れないといけないと判断すれば)総合周産期母子医療センターが近くにあれば、今回のことも防げたかもしれません。医師が不足、医療機関も不足、税金も不足です。
2006/10/19(木)午後5:40
確かに奈良県は救急医療が整備されていません。これは、産婦人科だけの問題ではないと思います。もう少し県が力を入れない限り、医療面では安心して住める県ではないのかもしれません。
2006/10/19(木)午後5:47
端山さん、奈良県の場合救急医療の面では遅れているのです。とにかく無駄な税金の使われ方がしてあり、「非課税の施設が多いいのです、また特殊な所に補助が多く、いわゆる逆差別が常態化している県の悲しさです。
2006/10/19(木)午後6:53
きんぎょさん、そのとおり以前から何度も同じことで命が失われています。医療面だけでなくどこか閉鎖的でセクト主義で柔軟な危機管理面の立ち遅れを感じます。とにかくこの近辺では安心して子供は産めません
2006/10/19(木)午後6:57
ありえない出来事ですよね!!これで安心して子供を産めないですよ・・・今の医療現場は保身に駆られて命の大切さを忘れてるのではないのでしょうか・・・・。
2006/10/19(木)午後7:36
くうさん、そのとおりですよ・・人命を大切に、最大限の努力をしCTで検査し出血を出し手入れば、確実に助かっています。人事を尽くせば神は救います。遺族もあれほど手を尽くして戴いたのにとあきらめも出来ます
2006/10/19(木)午後8:31
恥ずかしい話ですが、私の住んでいる高知県は更に状況は悪いのです。市内はそこそこですが、(昨年医療センターが出来ましたので)郡部では、産科すらありませんし、四万十市は市立病院でも産科がなくなります。奈良県は、大阪も近いし、最悪の場合は受け入れて貰えますよね。
2006/10/19(木)午後8:33
この際奈良県も、今回のことを踏まえて、知事をはじめ各種関係者が命の大切さを再認識し、他の行政以上に医療の緊急医療の対応を整備してもらいたい・・この妊婦の死を無駄にさせないためにも。騒がなくてはなるまい
2006/10/19(木)午後8:39
端山さん、奈良県は以前から救急車で運んで、直ぐに病院が決まらずたらいまわしが問題化していました。妊婦の死をどうせ手術しても助からないだろうと考えず最善の努力と医者の誠意があれば、我慢できるのです。大阪まで1時間30分が命を奪うのですよ
2006/10/19(木)午後8:43
四万十市から、愛媛県の大学病院は約2時間、高知の医療センターは約3時間かかります。医療センターにはヘリがありますが、往復1時間以上はみないといけないかもしれません。奈良県のたらいまわしはよく知りませんので、コメントできませんが、助からないから最善を尽くしていないのではなく、大したことでないという判断が、誠意のない態度に出ているのだと思います。
2006/10/19(木)午後9:01
医療の問題点は、その地方自治体の最優先課題でしょう。私達は医者の判断が適切かどうかの専門的知識がありませんが、今回の場合は、どうせ死んでしまう命だから世間もマスコミも騒ぐなというコメントは、いけないと考える。努力し誠意を見せ、患者にか関わったかどうかだと信じる。コト-先生に拍手を送るのも不便さではなく、自分達に何が出来るかでしょうね
2006/10/19(木)午後9:14
今回の件は、もっと公にして問題点を正直に発表すべきだと思います。ご家族に対しても、真摯な態度で答えるべきでしょう。医師のプライドで誤診を隠したり、勤務状況も本当の所を発表すべきです。そうすることによって、真の原因・要因があぶり出されてくると思います。開き直りに見える態度は良くないと思います。
2006/10/19(木)午後11:12
同感です。何故頭痛を訴えた妊婦の大事をとってCTスキャンやMRI等の検査がなされなかったのか?夜間といえども、何故、麻酔や緊急手術体制がとれなかったのか?そして、産婦人科と脳外科の連係が何故無視されたのか?他の病院との緊急時の協力体制が取れないのか?数々の問題点を隠蔽することなく、真実を出し尽くし、今後このような事が無いようにしなければならないと思う。警察も検察もその点を捜査してもらいたい。ただ警察は捜査しても原因を隠すのでまたうやむやになる
2006/10/19(木)午後11:38
マスコミは視聴率を稼ぐために、事実の一部だけを抜き取ったり大事な背景を伝えなかったりしてセンセーショナルな事件を作り上げます。違った部分を抜き取れば不十分な体制の中で医師が必死に手を尽くし胎児だけは救命できた、という印象を与える報道にすることもできるはずです。
2006/10/20(金)午後0:28[ともち]
マスコミは視聴率が取れるから騒ぎ立てるだけで、この悲しい出来事の根本的な原因が何なのか、どうすれば同様の事件を防げるのか、深く掘り下げて報道しようなんて考えていないと思います。
2006/10/20(金)午後0:31[ともち]
マスコミの新聞テレビも確かにゆがんでいっも報道します。確かに母子ともに出産が望まれますが、今回は、大淀病院の夜間緊急体制と担当医者の判断ミスがありますよ。尽くすべき手を打ちそれでも、母の命が持たない場合もあります。ともちさん、医者の汗水たらした努力の結果命がなくなることにはこの夫も何も言いませんよ・・患者への愛情でしょう。今回はマスコミが大げさに取上げなければ奈良県の緊急医療はもっと恐いからです。医者のスタンスで見てはいけない、必ず患者のスタンスで見ていなければ成らないと思う。
2006/10/20(金)午後0:56
町立大淀病院の夜間緊急体制は町の責任だと思うのですが。十分な緊急体制をとるために、個々の医師の努力やシステムの効率化で多少の改善はできるかもしれませんが、根本的には十分な医師が必要だと思います。予算以上の人数は雇用できません。この町は、町立病院が赤字になっても良いからしっかりした医療体制を作ろうとは考えていなかったわけです。
2006/10/20(金)午後2:29[ともち]
担当医の判断ミスについては、子癇と脳内出血の二つの可能性があり、子癇の可能性の方が大きいを考えたことが妥当な判断だったのかどうか、検証が必要だと思いますが、医療の素人にそれができますか?
2006/10/20(金)午後2:31[ともち]
医学的に間違ったことをしていなければ(現時点では判断ミスがあったかどうか調査している段階です)第3者であるマスコミや国民が医師を責めたてる権利はないと思います。もちろん、遺族の方があのとき違った対応をしてくれたらよかったのにと感情を持つのは当然だと思いますが。
2006/10/20(金)午後2:32[ともち]
連投すみません。報道としては、患者側に立ったものも医師側に立ったものも本質的に同じで、マスコミには第3者の立場から事実を報道する責任があるはずです。大きく取り上げる必要のある出来事だとは思いますが、取り上げ方が最低だと思います。医療不信を煽るだけで、なんら建設的な方向に持っていこうとしていない。マスコミの編集やテレビ出演者の発言などなしで遺族の方のコメントだけの方がよほど的確なことが伝わると思います。
2006/10/20(金)午後2:52[ともち]
この事案はいしの判断ミスの氷山の一角です・・普通は医者のやることだから間違いは無いと思い、もしも死亡しても、寿命だとあきらめるのでしょうね。しかし今回は違う。医者が努力に努力した痕跡が無い。誰もが無念に思う事件です
2006/10/20(金)午後3:28
ともちさん、最近のマスコミの生地の捉え方は、朝日、日経、NHKやTBSなどマスコミが世の中をゆがんだ方向に、偏った報道をしていることは全国民が知っています。だから信頼できるのはブログや掲示板からの情報です。何故ならばマスコミ記者は会社の方針のままでしか記事がかけないのです。弱いものの立場での視点がずれることはしばしばです
2006/10/20(金)午後4:22
しかし、この大淀病院の患者への誠意や真心は欠けていたし、県内に沢山病院があり19もの病院がたらいまわしにしたことは事実です、それを報道することで知事が立ち上がることを望んでいるのです。あなたは単に医者の言い分もあるんだが・・というかもしれないが医者の言い分の問題は警察が調べます・・今後の緊急医療の問題ですよ・・・今後同じ事が無いために騒いでいるんですよ
2006/10/20(金)午後4:31
吉野の宮司さんの娘さんの御出産のときの病院の対応はどうでしたか?やはり誠意がなかったのでしょうか?今回は脳出血していたら、医師が懸命に処置しても助からなかった可能性もあるんじゃないでしょうか?医師は魔法使いではありませんから。
2006/10/20(金)午後9:02
それから、忘れてはいけないのはどんなにぼんくらな医師でも、いないよりはいたほうがマシだということです。今は「不良」医師であってもそれを取り除けるほど数に余裕が無くなりつつありますから。
2006/10/20(金)午後9:05
引用します当夜の当直は外科系は整形外科医、内科系は内科医、産婦人科は奈良医大から派遣の当直医。患者さんは午前0時に頭痛を訴えて失神、ただ痛みに対する反応(顔をしかめる)はあった。産婦人科当直医は念のため内科当直医に対診を依頼、内科医は「陣痛による失神でしょう、経過を見ましょう」ということになった。しかしその後強直性の痙攣発作が出現し、血圧も収縮期が200mmHgになったので、子癇発作と判断、マグネゾールを投与しながら産婦人科部長に連絡した。部長は午前1時37分、連絡してから約15分程で病院に到着。以後二人で治療にあたったが、状態が改善みられないため、午前1時50分、母体搬送の決断を下し、奈良医大へ電話連絡を始めた。午前2時、瞳孔散大を認めるも痛覚反応あり。血圧は148/70と安定してきた。この時点で頭部CTも考慮したが、放射線技師は当直していないし、CT室が分娩室よりかなり離れたところにあること、患者の移動の刺激による子癇の重積発作を恐れ、それよりも早く高次医療機関をさがして搬送するほうがよいと判断、電話をかけ続けたが、なかなか搬送先がみつからな
2006/10/20(金)午後9:26[医者バッシングの程度が低すぎます]
引用続き午前2時30分、産婦人科部長が家族に状況を説明、そのあいだにも大淀病院の当直医や奈良医大の当直医は大阪府をふくめて心当たりの病院に受け入れ依頼の電話をかけつづけた。家族はここで「ベビーはあきらめるので、なんとか母体をたすけてほしい。ICUだけがある病院でもいい」と言ったので、NICUを持たない病院にまで搬送先の候補をひろげ、電話連絡をとろうとした。家族も消防署の知り合いを通じ、大阪府下の心当たりの病院に連絡をとって、受け入れを依頼した。この頃には産科病棟婦長(助産師)も来院、手伝いはじめてくれた。大淀病院看護師OGで患者さんの親戚も来院し、多くの人が集まり始めた。けれども受け入れてくれる施設が見つからない。担当医は当直室(仮眠室)から絶望的な気分になりながら電話をかけ続けたし、大学の当直医は大学の救命救急部門にまで交渉に行ったが子癇は産婦人科の担当で、我々は対処できないと言うことで受け入れ拒否された。
2006/10/20(金)午後9:28[医者バッシングの程度が低すぎます]
事実関係の順序をよく把握した上で判断してください。内科医がCT撮影を主張したのは朝日新聞関西版↓によると他の病院への転送を待っている間のことです。大淀病院では麻酔科が居ないので頭と帝王切開の同時手術できない。CTがどんな結果でも転院の方針に影響しないと思います。http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200610170083.html
2006/10/20(金)午後9:28[inakanougeka]
午前4時30分、呼吸困難となり、内科医が挿管したが、その後自発呼吸ももどり、サチュレーションは98%と回復した。その後すぐに国立循環器病センターが受け入れOKと連絡してきたので、直ちに救急車で搬送した。患者さんは循セン到着後CT検査等で脳内出血と診断され、直ちに帝王切開術と開頭術をうけたが、生児は得られたものの脳出血部位が深く、結局意識が戻らないまま術後8日目の8月16日死亡された。
2006/10/20(金)午後9:28[医者バッシングの程度が低すぎます]
すみません、yahooブログを持ってなければ投稿できなかったのでしょうかそれでしたら、申し訳ありませんでした。
2006/10/20(金)午後9:37[医者バッシングの程度が低すぎます]
手術しても足すからなカッつたかどうかではなく、患者の夫は手術を望んでいた。さすれば例え手術後死んでいても、五条の夫は、納得がいくでしょうやらずにダメだろうと医者は言わないでしょう。やるかやらないか迷う時はやれば自分であっても納得出来るでしょう。
2006/10/20(金)午後10:12
今回の大淀病院の出来事は、産婦人科だけの問題ではない、医者をパッシングしていると考えるとさらに大きな事件が起きるわけで。まずは妥当な判断ではないとする謙虚さから進歩が生まれますが。何をぬかすか、ど素人がという驕りからは夜間の緊急体制の整備は遅れます。
2006/10/20(金)午後10:24
マスコミは何故この問題を大きく扱うかといえば・・産婦人科の先生のCTスキャンの検査や、転院先が皆拒絶した問題点も含んでいるわけです。田舎の病院だからこそ人の命を大事に考えねばならないんです。
2006/10/20(金)午後10:27
医者は、妊婦の命を救うための最大限の努力をしたかどうかは、警察の捜査に待たねば成りませんしかしまた明日にでも・・同じようなことがあれば、大事な命を失うわけで・・医者の処分とかの問題は我々に関係ないのです。
2006/10/20(金)午後10:31
医は仁術ですよ。孤島でも田舎でも出来る限りの医者が努力をし、誠意を持ち患者に接していたら、マスコミも患者関係者も許容できるのではなかったでしょうか。医者は大変な仕事であり尊い誇りの有る仕事です。
2006/10/20(金)午後10:45
わたしは素人蔑視じゃなくて同じ土俵で議論してるつもりですよー手術してたすかるかどうかじゃなくて大淀病院での手術は無理ってことです。麻酔科医いないし設備もたぶん不十分ですよ。>「まずは妥当な判断ではないとする謙虚さ」これって謙虚というより決め付けじゃないでしょうか?「妥当か妥当でないかどっちなんだ?」というのが謙虚な姿勢だとわたしは思います。
2006/10/20(金)午後10:48[inakanougeka]
>「しかしまた明日にでも・・同じようなことがあれば」そう!まさしくそこが大事。報道によると発症から転送を決定するまでが1時間半それから転送が決まるまでが二時間半受け入れ態勢の不備の問題の方も相当重要ですよね産科医の数がぜんぜん足らんのです。問題は今回の報道や宮司さんのようなご発言で産科医が増えるか減るかですよね。「あーこりゃたいへんだおれも産科医にならなきゃ!」と思うか「うわーこんな理不尽な叩かれ方するんなら産科辞めよー」と思うか。これって宮司さんには関係ないことでしょうか?
2006/10/20(金)午後10:49[inakanougeka]
マスコミ記事を妄信ですか。。医者が高収入だとか、議員さんに頼んだらとか妄想も甚だしい。宮司さんのような思慮の浅い意見が医療崩壊の片棒を担いでいることをお忘れなく。
2006/10/20(金)午後10:56[snc63267]
まぁ、以下のサイトに行ってみてください。(コメントが多くて大変ですが、それだけに得るものは多いと思います)http://www.yabelab.net/blog/2006/10/17-124111.phphttp://www.yabelab.net/blog/2006/10/20-165202.php#c15486これを見た上でもう一度お考えを拝聴したいです。
2006/10/20(金)午後10:59[べざとる]
医者が、全部歯医者や獣医や整形医師ばかりでも困ります。医療ミスの問題が多発するから、医師になりたくないというもので医師になるのでしょうか・・?そうではなく人の命を救いたいとみなさんは医者になられていると信じます。このような事案こそ、これからの反省と検討事項として、寧ろ艱難辛苦を超えて医者も、何故この事件がこれほど世間で問題とされるのかと思っていただければそれも大切でしょうね。医者が困難な脳外科を目指さないとは考えません。寧ろ「神の手」の誇りをもっ医者を尊敬します。
2006/10/20(金)午後11:01
吉野はわたしの先祖の墓もあるしいちど宮司さんとやたがらすでも呑みながらゆっくり議論したいですね
2006/10/20(金)午後11:02[inakanougeka]
検討はもちろんせんといかんですよ。報道も含めて全面的に。隠蔽するなんてとんでもないです。これから追々詳細が明らかになっていくと思いますんで宮司さんもゼヒ長期的に観察してください。
2006/10/20(金)午後11:08[inakanougeka]
宮司は、口に衣着せずに申し上げます。ただブログだからと、顔を見せず名前も伏せてただい痛いことを言うのではなく、何が正され、何がこれから問題となるのかを考えます・・例えば、無念な死に方ではなかったか?その魂がいまだ恨めしく浮遊していないかと考えます。だから今回の魂は無念ではなかったかと思うと涙が出るのです。どうぞいっでもおこし下さい。
2006/10/20(金)午後11:12
こまかい話ですんませんが歯医者は歯学部で獣医は農学部ですんであんまりわれわれには関係ないです>「艱難辛苦を超えて」修行の苦労ならなんぼでもしますけど事情もわからんうちからバッシングではやる気なくしますよたとえばこの事件が報道ミスだったらどうします?
2006/10/20(金)午後11:13[inakanougeka]
「医療ミス」はけしからん。ゼロにするのは不可能でも一件でも少ない方がいい。そのための努力は大事。これはまちがいない。これと同様に「医療ミスでないものを吊るし上げる」こともあってはならんことです。複雑な問題ですから結論は詳細がわかってからにしたほうがいいと思います。
2006/10/20(金)午後11:26[inakanougeka]
同情して、憤って、関係者を「反省しろ!」と叱責して、溜飲を下ろして、………で、おしまい。ですか?このような悲惨な事件を繰り返さないために自分たちが出来ることを考えることは必要ではないのでしょうか。これは、誰かの問題ではない、社会の、つまりは私たち自身の問題なのですから。
2006/10/21(土)午前0:04[べざとる]
そしてその様な社会にしてしまったことへの責任も私たちにあることを認識し、私たち自身も反省をしなくてはいけないのでは無いでしょうか。誰かに責任を押しつけて無責任でいようとする昨今の風潮に危機感を覚えます。と、同時にともすればその風潮に流されそうになる自分にも厳しく自戒したいと思っております。
2006/10/21(土)午前0:04[べざとる]
ベッドがないならナゼ買わない?「ベッドが無い」のは家具屋で買って来るのを忘れたからではなく、対応する部屋や法律で定められた数の看護師や医師が足らないからです。数ヶ月でできる問題ではありません。奈良県では2年ほど前に大学病院の産科ベッドを増やしたと報道がありましたがそれ以上のスピードで産科をやめる病院医院が増えているので焼け石に水の状態です。全国的な現象ですが奈良県は重症な方です。
2006/10/21(土)午前0:16[inakanougeka]
ベッドが無いのに患者を受入れたら余計に危険です。患者の安全のためにはベッドは必要です。しかも規定数以上に患者を受入れたら病棟全体の患者の入院料を強制的に減額する厚生労働省の規則もあるのです。大学病院のある市には市民病院が無いので正常分娩の人も多数入院していると聞いております。
2006/10/21(土)午前0:19[inakanougeka]
>医者が努力に努力した痕跡が無いとおっしゃる根拠は何ですか。はっきり断言されているのですから、まさか、マスコミがそう報道していたからというだけではないですよね。
2006/10/21(土)午前0:26[通りすがり]
宮司でいらっしゃるそうですし、信仰上「人事を尽くせば神は救います」とお考えになるのはご自由です。しかし「CTで検査し出血を出し手入れば」確実に助かったと断言する医学的な根拠をお持ちですか。医師は人間で、神様ではありません。医師が必死で治療しさえすれば命が助かるというのは妄想です。
2006/10/21(土)午前0:30[通りすがり]
宮司さん、あなたの影響力は大きいのですから、真剣に考えてくださいよ。脳外科手術と分娩をほぼ同時に出来る施設が、そんなにあると思いますか?夜間に、当直医ではなく、小児科、脳外科、産科、麻酔科が複数、夜勤医として待機しているような、予算を持っている病院がいくつあると思いますか?福島県では、産科医が高度病院に搬送せずに難しい手術をしたとして、刑事事件に問われているのですよ。それから、受け入れ拒否したのではなく、受け入れ不能だったのですよ。あなたの神宮の駐車場は、満車のときは駐車拒否するのではなく、駐車不能でしょう?その違いを理解してくださいよ。
2006/10/21(土)午前0:32[医者バッシングの程度が低すぎます]
>「誠意を持ち患者に接していたら、マスコミも患者関係者も許容できるのではなかったでしょうか」。医師が誠意を持って接しても、寿命でも、感情的に許容してくれない(許容できない)患者関係者は存在しますし、ネタになるならマスコミは許容しません。
2006/10/21(土)午前0:33[通りすがり]
>「医者の処分とかの問題は我々に関係ないのです」。患者や一般人のこのような無責任・無関心な態度こそが奈良の救急体制の不備につながっていると気づいてくださることを祈ります。
2006/10/21(土)午前0:33[通りすがり]
医師を聖人視しすぎていませんか?医師の士気や善意に頼る医療システムそのものが問題です。そんなものは長続きしません。私は医療とは関係のない民間企業の管理職ですが、私の目から見ても今の医療システム、特に奈良県の産科のシステムはお粗末です。システムと言える代物ではありません。明らかに行政の怠慢です。
2006/10/21(土)午前0:37[中間管理職]
医療においては、結果不良=ミスあるいは過失ではありません。1+1=2といった単純な世界ではありません。警察の捜査が入るようですが、その結果を待つべきです。それまで個別の医師の批判は止めませんか。
2006/10/21(土)午前0:49[中間管理職]
今入った情報によると産婦人科主治医も内科医当直医もCTについて意見交換したことは無い、なぜそんな報道があるのかわからないと言っているとのことです。「内科医が主張」という情報の出所は夫ら遺族の証言だと思います。なお、CTを撮影するには技師を自宅から呼び出した上で電源を入れて暖まるのを待つので一時間程度必要、転送が決まって連絡待ちすぐにでも送りたい状況で最初から4時間待つ予定では無かったことも承知してください。CT室と病室は病院の正反対の端と端の位置関係だったそうです。
2006/10/21(土)午前1:04[inakanougeka]
引用です。。。。CTを撮ることは考えたが搬送先が見つかった時、できるだけ早く送れるように分娩室で待機するほうがいいと考えた。放射線技師を呼び出しCTに電源を入れウオームアップしてから撮影するまで一時間前後かかるし、分娩室は病院の南西の端で、CT室は北東の端であり、距離的にもかなり離れている。現像してフイルムを持っていくことを考えるとさらに半時間ぐらい時間がかかると判断した。また搬送先がすぐに見つかるだろう、自分でも患者さんの状態を直接話してみようと考えたそうです。ところがまず最初に連絡した頼みの大学は、運悪く、緊急帝王切開がはじまったばかり。無理を言って手術室の当直医を呼び出し、事情を説明したがとても受け入れられる状態ではない。当直医は「なんとか帝王切開が一段落すればどこか探します」といってくれたが、こうなれば自分でも探さなければならないと考え、電話をかけ続けたそうです。
2006/10/21(土)午前1:06[医者バッシングの程度が低すぎます]
他の病院にたらい回しされて、18の病院が病床がないとかで受け入れを拒否して良く考えてから書いてくださいあなたがその体制に不備有りと(これはこれで現場を批判されるのは筋違いで本来行政に責任を問うべきものでしょう)する大淀病院でさえもこの地域では基幹病院だったわけでしょう。あなたが「たらい回し」と凶弾した18の病院のうち大淀病院より規模が大きく、体制が整った病院はどのくらいあるのでしょう?おそらく10以上は個人経営の小規模の施設または同程度であろうと推測されます。
2006/10/21(土)午前10:12[関東の外科医]
残りの施設でも夜間に、意識不明で子宮口開大の妊婦を速やかに処置できるところなど、2、3施設に絞られると考えます。即ち、「深夜帯で町立病院レベルが対応できなくなった患者を受け入れられる病院など殆どない」ということです。おそらくはこの担当医は県立医大で拒否された時点で絶望的な気持であちこちと手当たり次第に電話をかけていたものと推測されます。その結果が18という数になっただけのことです。その数の多さだけをセンセーショナルにあげつらう筋合いはありませんね。
2006/10/21(土)午前10:13[関東の外科医]
そして本来この妊婦さんを受け入れるべき規模体制の数病院については、なぜ受け入れができなかったかについて調査をすべきということに異論はありません。しかし、このような病院であっても、2名以上の産科医、2名以上の脳外科医、麻酔医、手術室スタッフおよび手術室の確保が「可及的速やかに、一つも欠けることなく」行われる必要があるわけです。未確認情報ながら県立医大は当時手術室使用中との話もあります(この時点で県立医大に搬送したらそれだけで過失を問われます)現在このような体制で医療がなされているところはありません。
2006/10/21(土)午前10:14[関東の外科医]
医療とは、刻々と変化する瞬間瞬間に、その都度、最適と思われる手段を選択していくものです。ある瞬間に最適と思われる手段も、その次の瞬間には禁忌となることも多々あります。例えば担当医は、意識不明になり、その原因が子癇>脳血管障害であると考え処置を行ったわけです。その判断過程には明らかに合理的な(此処では症状、バイタルサイン、発症頻度など)思考が存在します。残念ながら今回は可能性の低い脳血管障害であったわけですが判断過程に重大な誤りを見出せません。法律的に過失を問われる範囲にありません。
2006/10/21(土)午前10:37[関東の外科医]
かかわった産科医を責め立ててますが、他の産科医でも同じ結果になったと思います。一か八か、手術を行う?まさにそれは殺人OP(手術)でしょう。そうなると、こんどは「なぜ、高度医療の整った病院に転送してくれなかったんだ」と、訴えるでしょう。しかし、亡くなられた産婦さんのご冥福を祈らずにはいれません…
2006/10/21(土)午前10:41
神社は気楽な商売だからね。御祓いしてもらったのに、効き目がなかった場合でも、逮捕起訴されたりしないしな。せめて料金くらい返してもらいたいよ。とか言われてるようなものだね。
2006/10/21(土)午前11:13[理解できない]
大淀病院の産科医師の診断と、多くの病院が受け入れできなかったこととは別に考えなければなりません。それを「命を軽視している医者」「金儲けにはしりすぎた医療界」とひとまとめにして医者、医療バッシングをしている宮司さんはあきらかにおかしい。あなたのような人が現場医師の士気を明らかに下げていることを認識してください。
2006/10/21(土)午前11:45[関西の小児科医]
訴訟を恐れて受け入れを拒んだという証拠はどこにあるのでしょうか。「テレビのコメンテーターがそう言っていた」からですか?それとも「18もの病院が受け入れられないはずがない」という現在の医療環境を過信した考えからでしょうか。産科医師の診断が適切であったかどうかはこれから検証していく(警察が、ではなく医療の専門家が)必要があるでしょう。しかし宮司さんがもうひとつ問題としているいわゆる「たらい回し」、これは病院にも医師にも責任はありません。
2006/10/21(土)午前11:59[関西の小児科医]
自分が勤務している病院の医療設備、マンパワーで対処できる病状かどうかを即座に判断するのも当直医の仕事です。たとえ空きベッドがあっても、判断の結果受け入れ不能とすることもあります。それは拒否ではありません。槍程度の装備で核弾頭に向かっていくようなことはできないでしょう。また今回の場合はベッドと一言で言っても一般病棟ではムリです。集中治療室でなければ対処できないのです。人工呼吸器やモニター類があって、なおかつ看護師が密に病状を監視できるところでなければ対応できません。そう考えれば18病院でうけいれできなくても、今の状況であれば何の不思議もないのです。宮司さんはそのようなことを検証して一病院、一医師をバッシングしていますか?
2006/10/21(土)午後0:11[関西の小児科医]
おい、宮司よ理論的に反論してみろ。おい、御祓いは効果あるのか?祈祷でガンを治すとかやってる宮司は数多くいるがこれは金儲けじゃないのか?効かなかったら逮捕されてもいいのか?
2006/10/21(土)午後0:16[ボク牧師]
感情論でものを言うことは簡単です。でも宮司さんのような「第三者」が今の医療を憂えてこのような記事を載せられるのなら、もっと深い思慮にたった発言をしていただきたい。「金儲けにはしりすぎている」とか、「高額所得者は医療関係で占められている」とか、そんなことは私たち実働部隊にはまったく無関係でむしろ心外です。医療界にコスト意識を強くもちこませたのは医師会でも一医者でもありません。小泉元首相です。官僚です。本当に今回の出来事から医療環境をかえようとお考えなら、もっと奥深く、根底の問題を見てください。何の力もない、一病院や一医師をつるしあげるようなことはやめてください。
2006/10/21(土)午後0:28[関西の小児科医]
で、宮司さんはまだ御自分の意見が正しいと仰るのか?暴力的に医師個人を攻撃して溜飲は下がりましたか?高収入だセレブだと言いたい放題ですが、勤務医の給料と労働時間をご存知か?宮司さんのご意見に賛同されている方々も含めて、あまりにひどい。どんなに頑張っても、世間からはそんな風に見られているってよく分かりました。
2006/10/21(土)午後2:23[snc63267]
2chを引用されていらっしゃる方がおられますが、これはどう言うことかわかっておられますか。これが病院関係者のものだとしたら明らかに守秘義務違反。個人情報保護条例違反です。こんなものをまともに受けてご遺族を中傷するのは止めてください。もちろん病院側にも言い分はあるでしょうがあもりにもご遺族に対して誠意がないようにかんじます。。いろいろと話しは転三転するではありませんか。医者擁護も結構ですが少しは母のいない子の事も考えたらいかがでしょうか。
2006/10/21(土)午後2:52[私 坊主]
>私坊主さまご遺族を中傷する、というのは誰の発言のどの部分でしょうか?それから医者擁護ではありませんよ。報道のみを真に受けて問題の本質を見誤るな、ということです。
2006/10/21(土)午後3:23[snc63267]
>私坊主さま私もここまで読み進めてみてもご遺族を中傷するような発言はないと感じました。ただ、宮司さんを中傷するような発言は見受けられましたね。その辺は私も遺憾に思います。母のいない子を憐れむからこそ問題の本質を検証し、対策を考えるべきなのではないでしょうか。感情に身を任せるだけでは、問題は解決しません。
2006/10/21(土)午後4:15[べざとる]
下の記事に目を通すことをお勧めします。http://www.asahi.com/special/obstetrician/OSK200610180004.htmlhttp://www.asahi.com/national/update/1021/OSK200610210037.htmlhttp://www.asahi.com/kansai/news/OSK200610210041.html
2006/10/21(土)午後5:40[中間管理職]
すみません。文字数250と指定されている事を知らず後であわててあっちこっち削り説明不足になってしまいました。2chの引用をされた方は、ご存知でしょうが、この引用文の前後大変ご遺族を誹謗、中傷する方がありました。
2006/10/21(土)午後8:35[私 坊主]
中には、金がほしいのかとまで書かれている方までがいました。そのことをさしたつもりだったのですが。これでは、おしかりをうけてもしかたありません。
2006/10/21(土)午後8:42[私 坊主]
あくまで2ch上でのことです。それとともに皆さんこの引用文を見て何も思わないのでしょうか。これが、事実大淀病院関係者からでた物なら私は大変な事だと思いますが。
2006/10/21(土)午後8:52[私 坊主]
私は2chは見ておりませんので話が噛み合わなかったのですね。これから、奈良はますます大変ですよ。行政の協力は得られず、住民の意見もこれでは誰でも絶望すると思います。
2006/10/21(土)午後10:13[snc63267]
私たち医者の間では、どうしようもないやるせなさが広がっています。残念ですが、日本の医療はおしまいですね。
2006/10/21(土)午後10:18[通りすがりの小児科医]
>私坊主さまここに引用されている文を見た限りでは、患者のプライバシーに関わるような記述も、住所や電話番号の記載も無いため「守秘義務違反」「個人情報保護条例違反」とも思えませんが。逆に(本当であると仮定するならば)このような情報は裏情報として流したりせず、堂々と正式に発表するべきです。「言い訳になるから」と黙っていることは、「真実を知る」(もしくは「真実がどうであったか考察する」)という社会的利益の芽を摘んでしまう罪であることを知っていただきたいと思います
2006/10/21(土)午後10:27[べざとる]
これは・・・大変な騒ぎになっておりますね。部外者の私が申し上げるのも何ですが、現在のマスコミから流れる情報が信じられなくなっている事は事実であり、また、ネット上で流れる情報が正しいのかどうか、今は見極められないように思えます。ここは、追加の情報を待って、宮司様に追い記事を書いていただくのが良いかと思います。信念に基づいた言動も、時に間違ってしまう事もあるでしょう。検証のための時間が必要かと存じます。
2006/10/21(土)午後11:22

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出産で意識不明、死亡18病院受け入れず!!

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大淀事件 11 外伝 ( 20061023 / 23:16 )

Posted by guideboard on 2007/07/08/Sun

本記事は、2006 年 10 月 23 日、午后 11 時 16 分、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/ にオリジナルの記事 ( 奈良産科転送事件外伝 ) がアップされたものである。原典は削除された。


キーワード
奈良県、大淀病院、産婦人科、脳内出血、転送、搬送、受け入れ拒否、医療事故、一般、認識、理解、意見

当ブログを参照していてくださった方のブログの記事を拝見した。

正確には、そのブログのその記事についたコメントで、当ブログの記事へのリンクを記して下さった方がいらっしゃったのだ。その記事を拝見させて頂いたが、医療者でない方によく見られるご意見だった。こういうお考えの方が多いのだろうし、民主主義の社会だから、多くの人が賛成できる意見に沿って社会が形作られる事は、いい事なのだ。

ただ、医療の現場で苦労している人たちへのご配慮をもう少し頂ければと、少し残念に思ったのだが。

本日 ( 2006.10.23 ) 午後 9 時 30 分ごろにはそのブログの記事もコメントも拝見できていた。ところが数十分後には、医療の現場の様子を伝えるコメントやリンクが消され、午後 10 時過ぎには記事が消されてしまった。これも残念。さまざまな意見があって、言論を尽くす中から社会、政治が形作られるのに。

そのブログをご執筆になっていらっしゃるのは、何と、世界遺産、奈良県吉野山の吉水神社の宮司さんだ。「一燈を提げて、暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。ただ一燈を頼め」とのお言葉と、照隅日記その他の有り難いお言葉が並ぶ記事を拝見することができる。照隅、すなわち、一隅を照らす。私のようなチンケな自営業者でも、この言葉を少しでも実践しようとしている。さすが。宮司さんとお呼びするのも失礼だろう。師だ。神職の方は何師とお呼びすればよいのか、不勉強のために存じ上げない。また調べなければ。

この方をはじめとする、こういう傾向のご意見が日本人の多数意見のように思える。医師は、国民の多数意見、法令と判例に従って、粛々と誠実に、こなせるだけの職務をこなすように務める。それを今日では防衛医療、萎縮医療と呼んだり、今年に入って逃散とか立ち去り型サボタージュと呼ぶようになったのだが。

これでは何の事かお分かり頂けないだろうから、はっきり書いてしまおう。やはり私は器が小さい。

当ブログの参照された記事
» 奈良産科転送事件続報 5 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/10/_5_1ebe.html

参照元の記事 ( 今は見ることができない )
» http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/41158780.html
分娩中意識不明に陥った妊婦を、大淀病院は、適切な措置もせず・・・18以上の病院が受け入れ拒否し出産し死亡した!あまりにも無責任な病院に怒り!

簡潔に言えば、医師叩きブログが炎上したのだ。

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上記ブログのコメントの中には、非医療関係者とおぼしき方でも本件の問題点への理解があるご意見の書き込みをされているものが見られた。いくつもの医療関係者のサイトやブログを見て理解を深めたという方もいらっしゃった。日医の下手な TV CM よりも、インターネットとブログの世界は、遥かに強力だ。

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以下、参考資料

大淀事件 11 外伝 資料 | 旧 奈良産科転送事件外伝 資料

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