大淀事件 05 資料 / 各社報道 20061019
Posted by guideboard on 2007/07/01/Sun
» 大淀事件 05 ( 20061020 / 08:58 )
東京新聞 2006.10.19
病院の判断「問題ない」
妊婦死亡で県産婦人科医会
奈良県大淀町立大淀病院で分娩中に意識不明になった妊婦が、19病院に次々と受け入れを断られた末に大阪府内の病院で死亡した問題で、同県産婦人科医会は19日、臨時の会議を開き、大淀病院の判断に問題はなかったと確認した。
再発防止のため、今回受け入れを打診しなかった県内の病院にも救急時の協力を要請するとともに、奈良県に対し救急体制の整備を申し入れることなどで合意した。
会議では大淀病院の院長から事情を聴いた同医会の平野貞治会長が経過を報告。その結果、妊婦の異常を分娩時のけいれんと診断した大淀病院の対応に問題はなかったとの意見で、大筋で一致したという。
大淀病院によると今年八月、分娩中の高崎実香さん(32)が頭痛を訴え意識不明になったが、主治医はけいれんと判断しコンピューター断層撮影装置(CT)にかけなかった。妊婦は脳内出血で死亡。病院側は17日の記者会見で、脳内出血を疑わなかったことについて「結果的に判断ミスだった」と認めている。
(共同)
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asahi.com 2006.10.19
産婦人科医会「主治医にミスなし」 奈良・妊婦死亡
奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、分娩(ぶんべん)中に重体となった妊婦(当時32)が県内外の19病院に搬送を断られ、出産後に死亡した問題について、同県医師会の産婦人科医会(約150人)は19日、同県橿原市内で臨時理事会を開き、「主治医の判断や処置にミスはなかった、との結論に達した」と発表した。
妊婦は脳内出血を起こし、意識不明となったが、主治医らは妊娠中毒症の妊婦が分娩中にけいれんを起こす「子癇(しかん)」と診断し、CT(コンピューター断層撮影)検査をしなかったとされる。
理事会後、記者会見した同医会の平野貞治会長は「失神とけいれんは、子癇でも脳内出血でも起こる症状で、見分けるのは困難。妊婦の最高血圧が高かったこともあり、子癇と考えるのが普通だ」と説明。「CTを撮らなかったのは妊婦の搬送を優先したためで、出席した理事らは『自分も同じ診断をする』と話している」とも述べた。
県警が業務上過失致死容疑で捜査を始めた点については、「このようなケースで警察に呼ばれるのなら、重症の妊婦の引き受け手がなくなってしまう」と懸念を示した。
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YOMIURI ONLINE 2006.10.19
奈良の妊婦死亡 大淀病院を捜査
奈良県大淀町立大淀病院で8月、出産の際に意識不明になった高崎実香さん(当時32歳)が相次いで転院を断られ、搬送先の病院で死亡した問題で、同県警は大淀病院から高崎さんのカルテの任意提出を受けるなど、業務上過失致死容疑で捜査を始めた。病院側は、出産直前の診断に判断ミスがあったと認めており、県警は主治医や看護師から当時の状況を聞く。当初、同病院は転院を断られたのは18病院としていたが、その後の調査で19とわかった。
同病院によると、高崎さんは8月8日、出産のため入院していた同病院で頭痛を訴え、意識不明になった。産科医は妊娠中毒症による発作と診断、嘔吐(おうと)など脳内出血の症状がみられたにもかかわらず、コンピューター断層撮影法(CT)を行わなかったという。
(2006年10月19日 読売新聞)
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毎日新聞 2006.10.19
奈良県警、遺族から事情聴く 病院関係者立件検討も
奈良・妊婦転送死亡:県警、遺族から事情聴く 病院関係者立件検討も
奈良県大淀町立大淀病院で今年8月、同県五條市の高崎実香さん(当時32歳)が分娩(ぶんべん)中に意識不明になり、緊急転送先の大阪府の病院で死亡した問題で、県警捜査員が18日、夫晋輔さん(24)ら遺族宅に出向き、約2時間にわたって事情を聴いた。県警は業務上過失致死容疑での立件も視野に今後、病院関係者からも聴取するとみられる。
実香さんは8月7日午前、大淀病院に入院し、8日午前0時ごろ、頭痛を訴えて約15分後に意識不明に陥った。受け入れを打診された18病院が拒否し、約6時間後、約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に入院。脳内出血と帝王切開の手術を受け、男児を無事出産したものの、約1週間後に死亡した。
捜査員らは、県警が作成した実香さんが死亡するまでの経緯表を示しながら「内科医がCT(コンピューター断層撮影)を撮るよう助言した際、誰が一緒にいたのか」など、細部にわたり質問した。さらに、判断ミスと死亡との因果関係▽搬送システムの不備—-の2点を強調、「県警もこの問題は大きくとらえている」と説明したという。
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実香さんが死亡した背景として妊婦の救急搬送システムが問題視されていることについて、柿本善也奈良県知事は毎日新聞の取材に「07年度の総合周産期母子医療センターの整備に向けて検討中、県内に受け入れ病院がなく、速やかな医療提供が出来なかったことを、誠に残念に思います。このようなことを繰り返さず、県民が安心して出産できるよう、周産期医療体制の整備・充実を図ります」との談話を寄せた。
【中村敦茂】